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【山形】大通りが歩行者天国になる日 ―山形市・七日町2040年からの招待状②―

ちせ

ちせ

山形特派員

更新日
2026年4月29日
公開日
2026年4月29日

2040年に向けて大規模な再開発が予定されている山形市七日町のメインストリートが、年に何度か、人々の笑顔で埋め尽くされる日があります。普段はバスや車が行き交う大通りですが、山形市が掲げる「人中心の町づくり」のなかで、歩行者天国となる日は単なるイベントではなく、この町が本来持っている歩く楽しさを再発見する大切な機会です。

今回は、七日町の四季を彩る3つの祭典をご紹介します。地元の協力出店がありますので、イベントのテーマに関わらずどなたでも楽しむことが可能ですが、お薦めしたいターゲットを私なりにまとめてみました。

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新年の幕開けを告げる「初市」:1月10日〜伝統に触れたい方へ〜

過去の初市開催の様子

山形市の冬は、寒さは厳しいものの比較的雪は少なく、1月10日は別格の熱気に包まれます。

山形市の初市は、江戸時代初期から約400年続く伝統行事で、山形城主・最上義光(もがみ よしあき)の時代に始まったとされています。当時、山形城下には「三日町」「七日町」「十日町」など、決まった日に市が立つ「市日町(いちびまち)」がありました。それらの中心である十日町に「市神」を祀り、毎年1月10日に市神祭りとして露店が立ち並ぶようになったのが起源だそうです。

山形城の大改修とともに城下町を整備し、商工業を活性化させた義光公の経済振興の一環として根付いた、山形市民にとって新年の景気を占う大切な行事です。

木工品も多く並ぶ

初市で売られる縁起物には、それぞれ深い意味が込められています。

・カブ(蕪): 江戸時代の「株(同業組合の特権)」にかけて、商売繁盛や身代が大きくなることを願う縁起物です。

・白ひげ(アサツキ): その見た目から、長寿への願いが込められています。

・初飴: もともとは紅花の豊作を祈り、紅花をむしろに広げて干す様子を紅白の飴で表して市神様に供えたのが始まりです。

・だんご木: 枝に色とりどりの団子を飾り、一年の五穀豊穣を祈願します。

通りを色鮮やかなだんご木が彩り、ちらちらと雪が舞うなか、温かい玉こんにゃくを頬張りながら歩く時間は、この町に住む喜びを実感させてくれます。

◾️山形市ホームページ 山形市初市
https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/jigyosya/miryoku/kankojoho/1002592.html

5月の風と踊る「スプリングフェスティバル」:5月5日〜子育て世代のファミリーへ〜

過去のスプリングフェスティバルの様子

新緑の訪れとともに開催されるのが「スプリングフェスティバル(はたらく車大集合)」です。この日は、歩行者天国という開かれた空間のなかで、消防車や建設機械など、街を支える車たちが主役になります。家族連れがゆったりと歩き、山形らしい温かさが共存する一日です。

◾️山形商工会議所ホームページ スプリングフェスティバル
https://www.yamagata-cci.or.jp/user/eve/ev_spring.html

乗り物の前に大行列

夏の熱狂を支える「花笠物産市」:8月4日〜山形の祭りを味わいたい全ての方へ〜

過去の物産市の様子

山形の夏といえば、8月5〜7日の「山形花笠まつり」ですが、その盛り上がりを支えるのが、まつり前日に同じく七日町通りで開催される「花笠サマーフェスティバル」です。色鮮やかな衣装をまとった踊り子たちが通りを埋め尽くす前日、歩行者天国となった路上には、県内各地から自慢の特産品が集まります。

過去のイベントプログラム

市を見ながら歴史ある蔵を改装した周辺の店舗に入ってみたり、地元の果実や工芸品に出合う。宝探し感覚で自分だけのお気に入りを見つける時間は、ウォーカブルな町を楽しむ醍醐味です。

◾️山形商工会議所 花笠サマーフェスティバル
https://www.yamagata-cci.or.jp/user/eve/ev_hana_sum.html

近年はキッチンカーなどもたくさん並びます

特別な祭りの日も、何気ない日常の日も、新旧が混ざり合う空気を感じながら、自分の足で物語を紡ぐことができるのが山形市七日町です。ゴールデンウィークに山形を訪れる方は、ぜひ5月5日のスプリングフェスティバルにお越しください!

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