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世界中のダンスミュージックファンから絶大な信頼を集める野外フェスティバル「Rainbow Disco Club」(以下、RDC)が、2026年4月17日(金)〜19日(日)に静岡県・東伊豆クロスカントリーコースにて開催されました。筆者は3回目の参加となり、毎回豪華なラインナップと自然との調和を楽しんでいます。会場となる東伊豆クロスカントリーコースは、芝生が広がる開放的な空間。キャンプエリアでテントを張り、一日中音楽を楽しむフレンドリーなフェスの様子をレポートします。
会場に到着すると、まず目に飛び込んでくるのは、広々とした芝生エリアとカラフルなテント群。都市型フェスのような慌ただしさはなく、伊豆の自然の中でゆったりと時間が流れていきます。今年は天候にも恵まれ、昼間は青空の下でピクニックを楽しむ来場者の姿も多く見られました。
音楽面では、今年も世界トップクラスのDJたちが集結。初日はBen UFOによるキュレーションデイとしてスタートし、Floating PointsやDaphniなど、世界のダンスミュージックシーンを牽引するアーティストたちが次々と登場。日が落ちるにつれて会場の熱気も高まり、夜には巨大体育館を利用した「Red Bull Stage」がレイヴ空間へと変貌しました。
2日目はより開放感のあるムードに包まれ、芝生の上で踊る人、チェアで音楽に耳を傾ける人、子どもと遊びながら過ごす家族など、思い思いのスタイルでRDCを楽しむ姿が広がります。トリを務めたHAAiのプレイでは、観客全体が一体となり、多幸感に包まれるような時間が流れていました。
RDCの大きな特徴のひとつが、“親子で楽しめるフェス”としての側面です。会場内には子ども向けのエリアや絵本スペースも登場し、ファミリー層への配慮も充実。今回特に印象的だったのは、芝生エリアに設置されていた「PARADISE BOOKS」のテントです。絵本や児童書が並ぶ空間には靴を脱いで入ることができ、子どもたちが自由に本を読んだり寝転んだりできる、まるで移動図書館のような穏やかな空間になっていました。
また、音楽を楽しんでいる間に、子どもたち同士が自然に遊び始める場面も多く見られます。今回なんと生後5ヶ月の赤ちゃんにも出会いました。こうした光景は、海外フェスではよく見かけるものの、日本ではまだ珍しく、RDCならではのカルチャーとして根付いているように感じました。単なる“音楽イベント”ではなく、世代を超えて共有できるライフスタイル体験として支持されている理由がよく分かります。
会場ではRDCらしいセンスの光るアパレルや雑貨が買えたり、ランニングカルチャーと結びついた「RAINBOW DISCO RUN CLUB」やヨガのワークショップなどアクティビティも注目を集めていました。音楽だけでなく、ファッションやライフスタイルを含めた総合的なカルチャー発信の場として成熟している点も、このフェスの魅力です。
さらに、海外フェスと比較して特に感じるのは、RDCのちょうど良い距離感が最高なこと。巨大フェスにありがちな混雑によるストレスが少なく、来場者一人ひとりが自分のペースで思いっきり楽しめる空気があります。出演アーティストの豪華さは世界基準でありながら、どこかローカルで温かい。この絶妙なバランスこそ、世界中の音楽ファンから愛され続ける理由なのかもしれません。毎年一人でフェスに来ても必ず友達に会えたり、初めてでも一人参加でも、家族や仲間と来ても楽しめるフェスだと思います。
自然、音楽、人とのつながり。そのすべてが調和するRDCは、単なるフェス体験を超えた“特別な週末”を与えてくれる場所でした。来年はどんな景色と音楽に出会えるのか、今から楽しみです!
■Rainbow Disco Club 2026
会場:東伊豆クロスカントリーコース特設ステージ(静岡県)
日 時:2026年4月17日(金)9:00開場/12:00開演~4月19日(日)19:00終演