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例年どおり5月8日から10日まで開催された「山形 薬師祭植木市」。日本三大植木市の一つとして有名ですが、実は屋台の活気も大きな魅力です。
いつもは徒歩で覗く私が、初めて車で行ってみたため、本来の目的である植木エリアに辿り着く前に、薬師神社の屋台の熱気にすっかり魅了されてしまいました。美しい緑を愛でるはずが、いつの間にかおいしい香りに包まれていた、そんな賑やかなお祭りの記録です。
「日本一の芋煮会フェスティバル」で知られる馬見ヶ崎川に設けられた臨時駐車場から会場へ向かうと、通り道にある「山形県護国神社」もお祭りの雰囲気に包まれていました。
境内の外に青空の下、眩しい太陽に照らされて並ぶ自転車の数には驚かされました。これだけの人が集まるエネルギーこそが、山形の初夏の元気の源なのだと感じます。
護国神社の前を過ぎると、薬師神社周辺にひしめき合う屋台の列。
この場所は、かつて山形城主だった最上義光公が、領民の安泰を願って再建した「出羽国分寺薬師堂」として知られています。400年以上前、大火に見舞われた町の復興のために義光公が植樹を奨励したことが、この植木市の始まりなのだとか。そんな由緒ある場所の境内に漂う香ばしい匂いと、行き交う人々の楽しそうな声に、歴史の深さを感じつつもすっかり足を止めてしまいました。
会場を歩いていて確信したのは、若者や子供たちの目的は100%「植木」ではなく「屋台」だということ。
本来なら、この先の新築西通りまで歩き、色とりどりの植物を見る予定だったのですが、「あと少し進んだら植木を見よう」と思っているうちに、気づけば両手には食べ物が。子供たちの真剣な眼差しで板菓子に向き合う姿や、屋台をはしごする楽しそうな笑顔を見ていると、これもまた正しいお祭りの姿だなと感じます。
薬師公園を中心に、周辺の通り延べ約3キロにわたって繰り広げられるこの植木市。私のように「屋台の誘惑で先に進めない!」という方は、次回はルートを変えてみるのが正解かもしれません。
・植木を見たい方へのおすすめルート:七日町・新築西通り側から入る
・メリット:こちら側から会場へ向かえば、屋台の誘惑に負ける前に、たくさんの美しい植木や花苗たちをじっくり見ることができます。
とはいえ、薬師公園自体もとても魅力的な場所です。
皆さんも、予定通りにいかない「お祭りならではの寄り道」を楽しんだり、あるいはルートを工夫して自分だけの一鉢を探したりできる植木市開催時以外でも、薬師神社の新緑のなかで初夏の山形を満喫してみてください。
◾️ 山形商工会議所ホームページ 薬師祭植木市
https://www.yamagata-cci.or.jp/user/eve/ev_ueki.html