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【ベトナム】今が見頃!火炎樹に彩られた町〜ベトナム第3の都市ハイフォン

土佐谷 由美

土佐谷 由美

ベトナム特派員

更新日
2026年5月20日
公開日
2026年5月20日
©️土佐谷由美

6月はベトナムの卒業シーズン。ベトナム人が卒業をイメージする代表的な花が、文字通り真っ赤な花が特徴の火炎樹です。ハノイでも見ることができますが、有名なのは北部の港町ハイフォンです。今が見頃の火炎樹とグルメを目指して、今日はハイフォンへ日帰り旅に出かけます。

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1.火炎樹と求めてタムバック湖へ

首都ハノイから東へ約100キロメートル。車で約2時間の場所に位置するハイフォンは、ベトナム第3の都市であり、北部最大の港町です。昔から海上交通が盛んな地域で、フランス統治時代には、フランス海軍の極東最大の基地として、大きな発展を遂げました。世界遺産で有名なハロン湾がありますが、日本人在住者のイメージとして、ハイフォンは、観光というよりビジネスの印象が強い町です。
ハイフォンの火炎樹は、フランス統治時代に大量に植えられ、今ではハイフォン市のシンボル的な存在です。例年5〜6月にかけて見頃を迎えます。毎年開花に合わせて、お祭りが開かれていますが、規模としてはそれほど大きくはないようです。
今回、火炎樹を見に訪れたのは、ハイフォン市の中心、タムバック湖。散歩やランニング、はたまたデートスポットとしてハイフォンの人気エリアです。私が訪れたのは、5月の中旬でしたが、ちょうど見頃を迎えていました。アオザイを着て、火炎樹の前での撮影会をしている人もいて、これもまたベトナムらしい風景と言っていいでしょう。
またタムバック湖の北側を走るタムバック通り沿いには、大きなローカル市場もあります。港町だけあって、海産物の品揃えはハノイ以上。ハノイ旧市街にある市場ほど、混雑もないため、のんびり地元の生活感を感じながら街歩きするには、とても良い場所です。

  • ©︎土佐谷由美 タムバック湖沿いの火炎樹。
  • ©︎土佐谷由美 綺麗な花の前のアオザイ女性の軍団も“ベトナム名物”。
  • ©︎土佐谷由美 どことなくハノイの市場よりものんびりした雰囲気。
  • ©︎土佐谷由美 このような開けた市場の雰囲気は、ハイフォンならでは。

2.ハイフォンのローカルグルメを楽しもう!

①バイン・ダー・クア(カニ汁幅広麺)

バイン・ダーとは、サトウキビの汁を米麺に練り込んだハイフォンの名物麺。フォーよりもコシがあり、数あるベトナム麺でも日本人に人気の高い麺です。平麺なのでクア(ベトナム語で「カニ」の意味)の濃厚な出汁も絡みやすいのも特徴。ハノイにもカニのすり身が入った麺料理はありますが、使われているのは川で獲れるカニ。ハイフォンのすり身は海のカニのため、味がより濃厚です。またこのお店のもうひとつの名物が、ネム・クア・ベー(カニ肉入り揚げ春巻き)。具がたっぷり、大人の拳大サイズで食べ応え十分、揚げたてを食べることができます。お好みで別皿の香草や葉物をたっぷり入れて、ヌクマム(魚醤)ベースのタレで召し上がれ!

  • ©︎土佐谷由美 ネム・クア・ベー(カニ肉入り揚げ春巻き)は1個50000VND(約305円)
  • ©︎土佐谷由美 バイン・ダー・クアは1杯50000VND(約305円)。汁あり/汁なしを選べる。

バイン・ダー・クア・バー・ク  Bánh Đa Cua Bà C
住所  179 Cầu Đất, Gia Viên, Hải Phòng
アクセス ハイフォン市劇場(オペラハウス)から徒歩約10分
営業時間 7:00〜21:00
定休日 なし

②仙草ゼリーとチャー・クック(菊茶)

タムバック湖沿いの間口の狭い階段を上がるとお目当てのカフェがあります。ここは、ハイフォン子に有名なお店、同じベトナム人でもハノイっ子は知らないお店だそうです。ここで頂くのは自家製の仙草ゼリーとチャー・クックです。仙草ゼリーとは、中華圏や東南アジアでよく食べられる仙草を使ったゼリー。見た目が黒く、一見コーヒーゼリーにも見えますが、口当たりがよく、ココナッツミルクなどと合わせててもおいしく頂けます。仙草ゼリーはハノイでも食べられるのですが、私のベトナム人の友人は、なぜかここの仙草ゼリーの大ファン。毎回お土産用にと箱買いします。私も以前このお店に来たことがありますが、その時はお持ち帰りをしたので、カフェを利用するのは初めてです。チャー・クック(菊茶)もハイフォン名物のお茶で、緑茶と菊の花、甘草を長時間煮出したものに、砂糖(または練乳)、金柑、なつめとクラッシュアイスを入れて飲みます。漢方のような味がするので、最初はちょっと苦手と思う方がいるかもしれませんが、私は逆にこの不思議な味が好きです。なぜかこのお茶は、ハノイで提供するカフェがなく、ハイフォンでしか飲むことができないため、ハイフォンに来た時は必ず飲んでいます。
暑い時期は、夕方以降、お店の前にテーブルと椅子を並べ、湖を眺めながらカフェを楽しむこともできるそうです。

  • ©︎土佐谷由美 仙草ゼリーにお好みでいろいろなものをトッピングできる。クラッシュアイスはマスト。
  • ©︎土佐谷由美 なぜかチャー・クック(菊茶)は、ハイフォンでしか飲めない。漢方っぽい味が病みつきに。

クイ・リン・カオ(Quy Linh Cao)
住所 204 Quang Trung, Hồng Bàng, Hải Phòng
アクセス ハイフォン市劇場(オペラハウス)から徒歩約15分
営業時間 9:00〜23:00
定休日 なし

③ご当地ビール

ベトナムは本当にどこでもビールが安く、日本から観光や出張で来たお酒好きな方は、必ずと言っていいほど驚かれます。ハイフォンにも町が小さい分、ハノイに比べるとビアホイ(大衆ビアホール)の数は少ないように思いますが、それでもハイフォンビールを堪能することは可能です。このお店はビール工場直営のため、新鮮なビールを楽しむことができます。もちろん、ビールに合うベトナム料理も多数用意してあります。帰りにお土産として購入することも可能です。

  • ©︎土佐谷由美 ビールのタンクを見ると、ワクワクするのは私だけでしょうか?
  • ©︎土佐谷由美 ハイフォンビールの缶の中央には、火炎樹が描かれている。

ニャー・ハン・ビア・ハイフォン(Nhà hàng Bia Hải Phòng)
住所 216 Lạch Tray, Lê Chân, Hải Phòng
アクセス ハイフォン市劇場(オペラハウス)から徒歩約15分
営業時間 7:30〜23:00
定休日 なし

初夏のハイフォン旅、いかがでしたか?火炎樹より、ローカルグルメの紹介が多くなってしまいましたが、お花見は「花より団子」。美味しいものを食べるからこそ、お花見も楽しくなるというものです。
ビアホイで軽く一杯飲んだことですし、そろそろハノイに戻りましょう。
ハノイーハイフォン間は、電車や高速バス、チャーター便など、他の地域と比べ、移動手段の選択肢も多いのが嬉しいです。そしてどれも、始発から終点までの移動なので、飲んでいい気持ちになっても、寝過ごすことはありません。さてと、ひと寝入りして、次の旅のことを考えましょうか。

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