キーワードで検索
全国的にも珍しい回転する「願懸け高麗犬(がんかけこまいぬ)」がある「湊稲荷(みなといなり)神社」は、「新潟市歴史博物館(みなとぴあ)」から歩いて数分の所にあります。
「願懸け高麗犬」は普通のこま犬に比べると、ちょっと小さめで丸くてかわいらしい。新潟湊がにぎわっているころ、船乗りを相手にしていた花街の女性たちが、海が荒れて船が出港できなくなることを願い高麗犬の頭を西向きにしたそう…。船乗りたちは神社の前を通って花街に向かったため「道楽稲荷」とも呼ばれています。男性は右側、女性は左側の高麗犬を回して願懸けをします。回転するのは高麗犬と台座を軸が貫いており、像と台座が固定されていないからです。
まずは本殿に家内安全や商売繁盛を祈願します。ふと見ると右手に古い高麗犬がありました。説明文を読むと「嘉永7年に奉納された2代目の高麗犬」で「平成7年に現在の高麗犬と交代した」とのこと。嘉永7年は1854年で平成7年は1995年なので、140年以上風雨にさらされ多くの人の祈願を受け止めてきたのですね。ちなみに初代の高麗犬は願いがかなわなかった人が、頭にきて神社前にあった堀に投げ込んだとか。ひ、ひどい…。
3代目となる現在の高麗犬に願を掛けます。私は男ですので右の高麗犬へ。「もっと仕事が増えますように…」と心の中で念じながら、高麗犬に両手をかけ、力を入れると「ズイッ」と回ります。軽くはないけれど、中学2年生男子なら余裕で動かせる感じですね。ズイッ「仕事が増えますように」、ズイッ「仕事が増えますように」…4回動かすと高麗犬は元の位置に。願いがかないますように!
御朱印やお守りもたくさん種類があるので、おみやげにするのもいいですね。私は高麗犬が描かれたちょっとレトロでかわいらしい手ぬぐい(800円)を購入しました。
境内には、これまた全国的にもめずらしい足を麻ひもでぐるぐる巻きにして願を懸ける「足止めキツネ」、芸能の神様「天細女命(アメノウズメノミコト)」や1964(昭和39)年の新潟地震の際、津波で神社に流れ着いた観音様などもおまつりされているのでお参りしたいですね。
また、夫婦やカップルが仲良くなるご神木「めおとエノキ」、安産と縁結びにご利益があるという木もあり、小さいながらもパワーが満ちた神社-ぜひお越しいただければと思います。
■湊稲荷神社
住所:新潟市中央区稲荷町3482
時間:参拝自由
URL:https://komainu-minatoinari.com/