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ウェールズの首都 カーディフの城は見どころ満載!

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2017年3月31日
公開日
2017年3月31日
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凝った装飾の天井がとてもユニークなカーディフ城

イギリスのウェールズ首都にあるカーディフ城は、西暦元年ごろにローマ人が要塞を築いた事から始まる歴史ある城郭。最後の城主ビュート侯爵家から1947年にカーディフ市へ寄贈され、今では市民や観光者などに人気のスポットとなりました。

入場料は大人£12、小人£9、5歳未満は無料。(2017年3月現在、日本語も選べるオーディオ・ガイド使用料込み)

築1000年のノルマン人の要塞

遺跡のような風格11世紀ノルマン人の要塞

まず敷地内に入ると、全く時代の違う2つの城に出迎えられます。古城跡のように見える方は、3世紀にローマ人が造った砦の上にノルマン人が11世紀に要塞を建てたもの。

外壁などの一部が残っている状態

外側の骨格など一部が残っていて屋根もない廃墟とはいえ、築1000年と思えば感慨深い。

この後ろ姿は弓矢を放つ兵士…ではありません(笑)

窓のように見えるのは明り取りだけじゃなく、敵が来たら弓矢を放つための場所でもありました。

ノルマン人(現在のフランス人)が居た頃に想像をはせて

てっぺんから下の階を見下ろした様子。11世紀のノルマン人たちが住んでた頃は、どんな内装だったんだろう?と想像するのも楽しいですよね。

近代的なカーディフ城

19世紀の富と隆盛をしのばせる新しい方のカーディフ城

一方こちらは、15世紀に建てられてから19世紀まで増改築を繰り返したほうの城。カーディフ市に寄贈されるまでは城主がいただけあって、かなり近代的です。

オーディオガイドだけでなく各所の説明表示にも日本語が

所々にある説明書きには、日本語もありましたよ!

このお城、特に天井の装飾が凝ってて必見です。本稿のトップ画像も、そんな天井のひとつでした。

1868年に造られた時計塔

特に19世紀に石炭輸出で巨万の富を得た第3代ビュート侯は、建築家ウィリアム・バージェスを起用して贅を尽くした城を完成させました。外壁にも面している、この凝った時計塔も1868年製。

ゴージャスな部屋たち

豪華なインテリアの部屋部屋が延々と

城の中も、ゴージャスな装飾を施された部屋が続きます!

異国情緒たっぷり「アラブの間」

たとえば、こちら「アラブの間」は…。

息をのむ美しさアラベスクな天井

何たって天井がスゴイ!絢爛豪華で目がくらみそう…。

これらを手掛けた時代の城主ビュート卿は他にもお屋敷を幾つか所有してて、1年のうち数週間しかこの城に滞在しなかったそうです。なのにこれほど豪奢な改装って、どれだけ富を占有してたのか?想像もつきませんよね。

地味に見える図書室も…

ちょっと見は、地味に見える図書室

こちらは図書室。他の煌びやかな部屋に比べれば、落ち着きのある地味な部屋にも見えます。

書架の隅々に施された手彫りの動物たち

ここに並んでる書架は、なかなか気に入りました。なぜなら支柱の隅っこに、色々な動物たちが彫られているんですよ!

本を読む(?)お猿さんたち

カーディフに行く機会があれば、是非お勧めしたいお城です。

【データ】
カーディフ城(Cardiff Castle)
住所:Castle Street, Cardiff CF10 3RB
Tel: 029 2087 8100
URL:http://www.cardiffcastle.com/

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