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寒い冬は日本を飛び出して、常夏のビーチリゾートで羽を伸ばしたくなりませんか。首元に巻いた厚手のマフラーを外し、ゴーグルを片手にビーチリゾートへ。日本では真冬でも、暖かく過ごせるヨーロッパやアフリカなどのビーチリゾートをご紹介します。
カナリア諸島は、大西洋上にあるスペイン領の島々です。アフリカ大陸の北西沿岸側に位置し、大小7つの島からなる群島です。ヨーロッパ大陸のスペインよりもアフリカ大陸のモロッコ王国に近く、真冬の保養地としておもにヨーロッパ諸国から多くの観光客が訪れます。
平均気温は20度を超え、降水量も少なく、一年を通じて温暖で過ごしやすいカナリア諸島。スペイン本土からは1,100kmも離れ、日本の奄美大島とほぼ同じ緯度にあります。「大西洋の楽園」と呼ばれ、3つの世界遺産と4つの国立公園を有する古い歴史と豊かな自然からなる群島です。
アンタルヤは、地中海に面するトルコ南西部の都市です。1970年代以降、観光リゾート地として急発展を遂げている都市のひとつです。世界有数のサッカークラブチームのキャンプ地になるなどトップアスリートが好んでトレーニングを行うほど、温暖で過ごしやすい都市にビーチが広がります。
アンタルヤの特徴は、細く長く続く椰子の並木道と白い船が浮かぶマリーナ、古代城壁に沿って立ち並ぶ木造家屋。また、ローマ帝国時代の遺物が数多く残されており、おもなものにハドリアヌス門やヒディルリク塔があります。主要な港町だった時代の面影が今も残る歴史ある町です。
カーボベルデは、かつて1975年までポルトガル領だった島国です。現在は、アフリカに属しており、北アフリカの沖合いに位置するバルラヴェント諸島とソタヴェント諸島からなる共和制の国家です。世界遺産にも登録されている歴史地区シダーデ・ヴェーリャが有名です。
カーボベルデ共和国の中で、観光地して人気なのは国際空港もあるサル島です。観光の中心地であるサンタマリアには、どこまでも続く白い砂浜とエメラルドグリーンのビーチがあります。サル島は、ほかの島々と比べると平坦な地形の小さな島なので、ほとんどのホテルから歩いてビーチに行くことができます。
マヨルカ島は、スペイン領であるバレアレス諸島のひとつです。バルセロナから飛行機で約1時間30分、フェリーで7時間ほどの距離です。地中海西部に広がるバレアレス海に浮かぶ島で、バレアレス諸島最大の島です。マヨルカは、ラテン語で大きな島を意味します。気候は典型的な地中海性気候であり、冬でも昼間の気温が穏やかで過ごしやすいのです。
温暖ではあるものの、1~2月の海水の温度は16度前後と海水浴はやや難しいでしょう。しかし、マヨルカ島は「地中海の楽園」と昔から呼ばれています。年間300日以上が晴れとなるので、この時期はハーバービーチの散策や沖合へのクルージングを楽しむのに適しています。また、新鮮な魚介類がおいしくなる季節です。
セイシェル諸島は、イギリス連邦加盟国でありながらもヨーロッパ大陸からは程遠い、アフリカ大陸の沖合いのインド洋に浮かぶ115の島々からなる国家です。日本からの直行便はなく、日本から訪れる人は少ない秘境ともいえるビーチリゾートです。欧米からのハネムーナーやカップルに人気です。
観光の中心地となるのは、首都・ビクトリアを擁するマヘ島。この島には高級リゾートホテルが数多く点在していますが、家族連れやグループにうれしい長期滞在型用のコンドミニアムがあります。透き通った青い海や近海のサンゴ礁も美しいのですが、夜になると燦然と輝く満点の星空は、訪れた者の目をくぎづけにします。
いかがでしたか。寒い冬こそ行きたい常夏のヨーロッパ・アフリカなどのビーチリゾート5選。日本の寒い冬を飛び出して、常夏のビーチリゾートに出かけてみませんか。
PHOTO: iStock