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岐阜県飛騨市は、2016年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「古川祭」が例年4月19日・20日に繰り広げられ、期間中には多くの観光客が訪れます。また、2016年8月に公開された映画『君の名は。』の「舞台」として脚光を浴び、多くの映画ファンがやって来ています。さらに、鉄道の廃線跡を自転車でこぎながら鉄路の上を運転手気分で走ることができるアトラクションとして人気の「レールマウンテンバイク ガッタンゴー」などの見どころも満載です。注目を集める飛騨古川の観光には、それらの見どころ・観光スポット巡りだけではなく、グルメや日本酒などの「食」の楽しみにも注目しましょう。有名な飛騨牛から日本航空(JAL)国際線のビジネスクラスでも登場するという絶品の乳製品、地元民に人気急上昇のラーメンまで・・・。情報満載でお届けします。
飛騨に来たら飛騨牛を食べたい。霜降りのお肉は、脂の旨みがじわーっと口の中に広がって、とろけるように消えていき・・・。
飛騨牛を思いっきり、でもリーズナブルに食べられるのが、「旬菜の宿 季古里(きこり)」です。市街地から車で約15分の山里にある温泉宿で、周囲には、桃の花が春に咲き誇り、秋はりんごの香りが漂う自然豊かなところに位置しています。飛騨の古民家を思わせる上質な空間が広がる宿で、温泉も楽しめます。
お楽しみの夕食は、いくつかのプランがありますが、「飛騨牛炙り握り」と「飛騨牛ステーキ」が付くものにしたいところです。
テーブルには、飛騨牛だけではなく、海にも近い飛騨古川の特性もいかした、新鮮な日本海の魚介がテーブルに華やかさを加え、地元の旬の食材も並ぶなどゴージャス。メインの飛騨牛は、数々の賞を獲得した最高和牛といわれるだけあって、贅沢の極み・・・。特に、「飛騨牛炙り握り」は絶品でございました。
ちなみに、夕食では、別注で「飛騨の地酒の見比べ」セットとして、渡辺酒造店と蒲酒造場などの地元の日本酒も楽しむことができます。
宿の客室は、和室(限定3室)と洋室のいずれかとなります。もちろん、客室にもバスルームはありますが、大浴場の温泉に入りたいところです。泉質は、アルカリ性単純泉です。肌がスベスベになると評判で、「美人の湯」といわれる天然温泉を楽しみましょう。
さらに、宿泊者には隣接する日帰り温泉施設「飛騨古川桃源郷温泉 ぬく森の湯すぱ~ふる」にも無料で入浴することができます。9月から2月の第4日曜日には、りんごを数百個湯船に浮かべる「りんご湯」も登場するのだとか。
■ホテル季古里
・住所:〒509-4275 岐阜県飛騨市古川町黒内1400−1
・URL: http://www.hotelkikori.com/
「飛騨牛」といえば、全国的にも知られた牛肉のブランドですが、牛乳、チーズなども特産品なのです。絶品の飛騨の牛乳や乳製品を販売するのが、飛騨古川の観光地からも徒歩圏内の牧成舎です。工場に隣接した店舗のため、決して洒落た外観ではありませんが、観光の途中に立ち寄りたいスポットです。
オススメは、「チーズのわさび醤油漬け」です。新鮮な生乳で作ったモッツァレラチーズを国産のわさびと溜り醤油に漬け込んだ商品で、日本航空(JAL)の国際線ビジネスクラスでも搭載されているのだとか。
特別に店内で試食させていただきくと、チーズとわさび醤油の組み合わせが絶妙なのです。飛騨古川の日本酒だけではなく、ワインにもマッチするのではないでしょうか。チーズの種類は全部で4種類あり、牧成舎の通信販売だけではなく、一部の小売店でも取り扱いがあります。取り扱い店舗などの詳細は、牧成舎にお問い合わせください。
さらに、「もなかアイス」もオススメです。かわいらしいイラストのパッケージから取り出して、そのまま食べてもいいのですが、「焼きもなかアイス」という食べ方の提案がなされ、新鮮な発見となりました。熱くなったオーブンに入れて20秒ほど焼くだけなのですが、皮がパリッとしておいしいのです。バニラ、抹茶、コーヒー、ストロベリーなどの味をチョイスできます。飛騨の乳製品、恐るべしです。
■牧成舎
・住所:〒509-4242 岐阜県飛騨市古川町増島町17-8
・URL: http://www.bokuseisya.com
飛騨古川に近い観光地・高山の「高山ラーメン」は、全国的な知名度があります。年越しそばのかわりに「年越しラーメン」を食べるほど飛騨地方の人々は、ラーメンを愛しているのだとか。飛騨の高山ラーメンは、乗せる具材はシンプルに、細かく縮れた麺に醤油ベースのスープが特徴なのですが、高山駅から列車で20分程度の飛騨古川には、まったく違ったテイストのラーメン店があり、人気を博しているといいます。地元民が列をなす人気ラーメン店「HIRO'(ヒロダッシュ)」です。ラーメンとトマトの組み合わせに「合うのか!?」との疑問を抱きながら来店すると、ランチタイムも重なって行列ができていました。
最近リニューアルしたという店内は、近隣のビジネスパーソンやファミリーで賑わっていました。もちろん、醤油ラーメンもありますが、一番人気は「トマトラーメン」です。
提供されたラーメンは、イタリアン!魚介風味のスープに地元産のトマトをコラボレーションさせ、太い麺がスープに絡み・・・。焼き海苔ではなく、焼きチーズがトッピングされています。焼きチーズ以外にも溶けるチーズなどもトッピングされているのですが、あっさりとした味わいで、クセになるおいしさです。飛騨市出身の主人は、東京都内の老舗フレンチやイタリアンレストラン、韓国料理店などで修行を積んだという異色の経歴の持ち主です。
■HIRO'(ヒロダッシュ)
・住所: 〒509-4292 岐阜県飛騨市古川町上町864-1
・URL: https://hirodash.jimdo.com/
街の中心地にある「飛騨古川さくら物産館」など、土産物を販売する飛騨市内の施設で購入できる「ご飯のおとも」を紹介します。「飛騨かわいやまさち工房」がつくる飛騨地方で採れる山の幸をはじめとする地元食材などを使った、エノキ茸、なめこ、ひめ竹、フキなどの水煮缶詰や味付けされた瓶詰めが販売されているのです。特に、しょうゆ味で煮込んだエノキ茸が美味しいとファンが多いのだとか。
■飛騨かわいやまさち工房
・住所: 〒509-4301 岐阜県飛騨市河合町角川311
・URL: http://www.yamasati.com/
飛騨古川に来たら飛騨グルメを楽しみましょう。