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首都圏からも近く、アクセスしやすい埼玉県の秩父の旅、大自然と地元の味を堪能してみてはいかがでしょうか。美しいお花畑の景色に癒され、名水が育む料理、この土地にこそ生まれたお酒を楽しんでみましょう。女子旅にも、大人旅にもおすすめです。
この季節秩父観光で、人気が高いのが「羊山公園 芝桜の丘」。天気がいい日には、秩父のシンボル「武甲山」(1304m)の雄姿ものぞめ秩父の大自然に抱かれた気分になります。もともと山の麓の斜面を利用し、芝桜が植栽されています。
芝桜は、4月中旬から色づき始め、満開を迎えています。園内にはハートをかたどったゾーンもお目見えし、シャッターチャンスも逃せません。
■芝桜の丘 羊山公園
・URL: https://navi.city.chichibu.lg.jp/
見事な眺望のレストランで、新鮮食材の食事を味わうことができます。ランチは、バイキングスタイルで家族連れにも嬉しいです。ホテル直営の農園で生産した新鮮野菜のほか、地元食材を使用したランチには、30品以上が並びます。和食、洋食と幅広いメニューが揃います。
地元食材「深谷ねぎ」を使用した薬膳料理、郷土料理「秩父そば」など、季節によりさまざまな味が楽しめ、心も身体も喜ぶ店です。
■ナチュラルファームシティ 農園ホテル
・住所:〒368-8558 埼玉県秩父市大宮5911-1
・URL: http://www.farm-city.co.jp/
秩父の自然が育む酒蔵「武甲酒造」建物は国の指定登録有形文化財に指定され、歴史を感じさせます。宝暦3年、1753年創業の酒蔵は、地元で200年以上愛されてきました。ほぼ地元でしか流通していないため、秩父に来たらぜひ立ち寄りたい場所です。ここでは、2月に仕込みが行われ、季節ごとの日本酒の楽しみを提案してくれます。
最近はやりの「ハイボール」も、特別純米酒無濾過生原酒「のんべえ」と炭酸水を合わせて飲むのもお薦めだとか。何より、秩父愛が深い社長は「秩父検定上級」の資格を持ち、秩父について語り出すと止まりません。社長に会いに行くだけでも和やかな気持ちになります。
酒造見学ができ、より日本酒を身近に感じることができます。
■創業宝暦三年 柳田総本店 武甲酒造株式会社
・住所:〒368-0046 埼玉県秩父市宮側町21-27
・URL: http://www.bukou.co.jp/
寛永2年、1749年創業の「八尾本店」は、平成25酒造年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞と味はお墨付き。口当たりは、きりりとした飲み口で、秩父の自然の豊かさを感じさせてくれます。荒川水系の良質な水、そして、秩父盆地特有の寒冷な気候が力強い味を生み出すのです。
店内では様々な味を飲み比べ、好みの味をお土産に購入するのはいかがでしょうか。
また、酒蔵資料館が併設され、時代がタイムスリップしたかの空間が広がる、酒造り260年以上の歴史を感じることができます。
■八尾本店・酒づくりの森
・住所:〒368-0054 埼玉県秩父市別所字久保ノ入1432
・URL: http://chichibunishiki.com/
< まとめ >
秩父の自然が美味しいお酒と食を支えています。都会からちょっと足を延ばすと、ぴりりと空気が澄んだ豊かな空間が広がります。折角足を延ばしたなら「羊山公園」だけでなく、地元を古くから知り尽くした酒蔵、お店に立ち寄ってその人柄にも触れてほしいです。また会いたい、来たい、と思わせる人たちばかりです。
記事:岡本由季
※本記事は、「日本の歩き方」内、「おでかけガイド」に2015年5月1日に掲載されたものです。