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「小笠原サマーフェスティバル2018」小笠原諸島で老いも若きも男も女も踊り狂う!

たびんちゅ

たびんちゅ

東京・小笠原諸島特派員

更新日
2018年8月5日
公開日
2018年8月5日
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小笠原の夏の風物詩、盆踊り大会の会場

「盆踊り大会」にはどのようなイメージをもっていますか。浴衣を着て出かけるけれど、櫓(やぐら)を囲んで踊っているのは子供たち、あるいはベテラン風の女性たちで、若者や大人の男性たちが踊るのはちょっと気恥ずかしい……。そんなイメージかもしれません。でも、小笠原諸島の盆踊り大会は、そんなイメージを吹き飛ばしてくれます。老いも若きも男も女もみんなが楽しみ、みんなで盛りあがる名物イベントです。小笠原諸島の夏の風物詩、「小笠原サマーフェスティバル2018」の盆踊り大会と花火大会を紹介します。

小笠原諸島の盆踊り大会は何が違うの?

櫓(やぐら)を囲む二重、三重の輪

小笠原諸島の盆踊り大会には、正直、これと言った特別な仕掛けはありません。ただ、小笠原諸島は若い移住者が多く、離島としては子供も多いため、お祭りに活気があり、みんなに楽しもうという雰囲気があります。

櫓(やぐら)を囲む踊りの輪には、子供たちだけでなく、大人もどんどん参加しますので、夜が更けるにしたがい、人の輪が二重、三重と増えていきます。盆踊りの定番の「炭坑節」に、小笠原諸島オリジナルの「マッコウ音頭」「小笠原音頭」や、少し変わった「動物音頭」などに合わせて、たくさんの人たちがピョンピョン飛んだり跳ねたりしながら踊ります。

その熱気がどれ程かというと、なかなか言葉では言い表せません。最終日の最後には、「まだまだ終わらないで~!」という気持ちから、何度もアンコールがかかるほどの盛りあがりようです。

思わず跳ねちゃう盆踊り

小笠原諸島で開催されているイベントのなかでも、これだけ幅広い年齢層の人たちが、一緒に熱く盛りあがれるイベントは、ほかにありません。

最初は気恥ずかしく、ちょっと遠巻きに眺めていた観光客の方も、一度輪に入ってみると、あらっ不思議!? すっかり島の盆踊りにハマってしまい、盆踊りを目指して、毎年のように来島するリピーターの方も大勢います。

なお、盆踊り大会の会場には、さまざまな夜店が出店しますので、個性ある島の工芸品やおみやげ物を探したり、小笠原の食を楽しんだりすることができます。

子供たちに大人気のかき氷屋さん

この記事のために、盆踊り大会や花火大会(後述)の写真を提供してくれた「マスオフォト」のマスオさんが、盆踊り大会の会場で記念撮影サービスをしています。島の思い出に一枚いかがでしょうか。

記念撮影サービスで思い出の一枚を

フェスティバル2日目の目玉は大花火大会

おすすめイベントの花火大会
BGMは波音、人もまばらなビーチでのんびり鑑賞

「小笠原サマーフェスティバル2018」の2日目には、花火大会も開催されます。花火の打ち上げ数は400発程度で、規模は大きくありませんが、

・打ち上げ場所と盆踊り大会の会場が近いため迫力がある
・来場者が少ないのでゆっくり鑑賞できる
・海岸で鑑賞すると波音をBGMに楽しめる
・晴れていれば花火の向こうには満天の星空が広がる

と、島ならではのおすすめポイントがあります。

2018年の今大会は、小笠原諸島返還50周年記念として600発を打ち上げる予定だそうで、いつも以上に迫力満点の花火大会になりそうです。

打ち上げ場所は盆踊り大会の会場のすぐ近く

盆踊り大会の会場は大村地区のお祭り広場

各種イベントが行われる場所です

盆踊り大会の会場は、大村地区にあるお祭り広場です。大村地区の宿からは徒歩圏内です。大村地区以外に宿泊している場合は、レンタカー、レンタバイク、宿の送迎サービス、村営バスの臨時運行等を利用しましょう。

お祭り広場横の海岸で花火鑑賞ができます

花火は、お祭り広場のすぐ横にある海岸で鑑賞できます。ほとんどの人がこの浜を利用しますが、打ち上げ場所が見通せる所なら、島内のどこからでも花火鑑賞ができます。

いかがでしたか。「小笠原サマーフェスティバル2018」の盆踊り大会と花火大会を紹介しました。お盆に小笠原諸島を来島予定の方は、島の名物イベントで、亜熱帯の熱い夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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