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最近アメリカでじわじわと人気上昇中のアックス・スローイング(Axe Throwing)。その名前のとおり、的に向かって斧(アックス)を投げる(スローイング)ゲームです。日本ではなかなか体験できないこの遊び。とってもおもしろいので、旅先で一度試してみてはいかがでしょうか。今回は、ついつい夢中になってしまうアックス・スローイング(Axe Throwing)を紹介します。
アックス・スローイング(Axe Throwing)は、ダーツのように決められた距離からターゲットに向かって斧を投げ、斧が刺さった位置に振り分けられたポイントを競うゲームです。
斧と聞くと、山奥や木こりなどを思い浮かべるかもしれませんが、ここ最近、アメリカでは、街のバーなどで斧を投げるアーバン・アックス・スローイング(Urban Axe Throwing)が、じわじわと関心を集めています。
今回は、ポートランドでアーバン・アックス・スローイングができる場を提供する「ポートランド・アックス・スローイング (Portland Axe Throwing)」の創立オーナーであるアイリフ・ナットソン(Eilif Knutson)さんにお話を伺いました。
アイリフさんによると、アメリカでのアックス・スローイング のルーツは深く、1930年代からボーイスカウトが楽しんでいたそうです。彼自身もお父さんに手ほどきされたんだとか。
「少年が斧?」と驚くかもしれませんが、このスポーツは、それほど力もいらず、女性やシニアも楽しめるソーシャルなアクティビティーといわれています。実際、「80代の女性が家族と来てくれたことがあったけど、しっかり投げて、楽しんでたよ!」とアイリフさん。
また、インストラクターを務めるというクリスタさんも「このスポーツの面白いところは、誰でもできること。細身の女性が、ごっついおじさんより上手だったりする」と笑っていました。
もちろん斧を使いますので、人が前にいるときは斧を投げない、サンダルなど足が見える靴は禁止など、安全に遊ぶためのルールが定められています。また、「ポートランド・アックス・スローイング」では、さらに安全への工夫があります。
たとえば、斧は万が一手を触れても大丈夫なように、刃の切れ味を鈍くしてあります。そしてターゲットは、その鈍い斧でも刺さるよう、木の柔らかい面を使っています。また、ターゲットまでの距離は長くして、万が一、斧が跳ね返るようなことがあっても、人に当たることはないようにしています。
ちなみに、こちらのターゲットは、リング数や点数の配分もオリジナル。誰でもすぐに楽しめるよう、新しく考案したそうです。
オレゴンシティにあるアイリッシュパブ「Feckin Brewery」には、アックス・スローイング用の2レーンが常設されており、毎週水曜から日曜までアックス・スローイングを楽しむことができます。また、うれしいことにポートランド市内の人気ブルワリー「Storm Breaker Brewing」のロンバート店にも、今月新たに2レーンがオープンします(予約利用のみ)。
早速、「Feckin Brewery」でアックス・スローイング に挑戦して来ました。初心者には、スタッフが親切に斧の投げ方を手ほどきしてくれます。
最初はなかなか刺さりませんが、力がいるわけではありませんので、コツさえつかめば、的に当たるようになります。サクッ!と斧が命中するとかなりの快感。武器をコントロールしているようで、かなり気持ちが大きくなります。
「ポートランド・アックス・スローイング」 は、モバイルレーンもあり、イベント会場やサイダーハウスでのポップアップも実施しています。
アイリフさんは、「観光でこっちに来るなら、確実にアックス・スローイングを楽しめるプライベートセッションを、サイトから予約」することをすすめていました。プライベートセッションは、6人から20人のグループで、1時間(25ドル/人)か2時間(50ドル/人)で予約できます。
「ポートランド・アックス・スローイング」では、チームビルディングやバチェラー、バチェロレッテ・パーティー、誕生会、結婚式などの催しとして、さまざまな利用があるそうです。
アックス・スローイングを楽しむには、公式サイトをから予約をするとスムーズです。先述したプライベートセッションも、「ポートランド・アックス・スローイング」の公式サイトから予約できます。
いかがでしたか。アメリカでじわじわと人気上昇中のアックス・スローイング(Axe Throwing)を紹介しました。今度のアメリカ旅行の際に、挑戦してみてはいかがでしょうか。