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スペイン北東部、フランス国境に隣接した「バスク地方」は、バル巡りが楽しいヨーロッパ屈指の美食の都。なかでも、サン・セバスティアンは、旧市街にバルがひしめきあい、毎夜お酒とピンチョスを楽しむ人々でたいへん賑わいます。
また、「ビスケー湾の真珠」とも呼ばれているとおり、美しいリゾート地でもあります。内湾のコンチャ湾は、白砂のビーチが弓なりに延び、エメラルドブルーの海には緑の小島がぽっかり浮かんでいて、まさに絶景! 旅好き女子のあいだでも知名度アップしている、注目の町サン・セバスティアンをちょっぴりご紹介します。
サン・セバスティアンのお楽しみといえば、なんといってもバル巡り! 旧市街に宿を取れば、女性ひとりでも3軒4軒と夜のバルはしごが楽しめちゃう、酒飲みにはうれしい町です。お酒があまり飲めない人でも、カウンターにずらりと並ぶ多彩なピンチョスには、わくわくすること間違いなし!
ひと口ふた口サイズのおつまみ、ピンチョスは、生ハム、アンチョビ、オリーブ、野菜、チーズ、バゲットなどなど様々な食材を組み合わせ、各店オリジナリティを競い合っています。さらに、見た目(盛り付け)に力を入れているお店は人気が高く、店内は大にぎわい!
ピンチョスのバリエーションは無限大∞といっても過言ではないですから、1軒あたり2~3品にして何軒もホッピングしてみて、自分好みのベスト・バルを探し当てましょう♪
私のお気に入りバルのひとつ「BAR ZERUKO」は、店内に入るとすぐに、SNS映えする美しいピンチョスがたくさん目に飛び込んできます。ウニやタラなどの魚介類から、マッシュルームにトマトなど野菜系のピンチョスまで、バリエ豊富でどれにしようか迷いまくり!
ようやく選んだウニのグラタンは、クリーミーなソースの下から、殻にはりついた黄色いウニの身がコンニチハ^^ イカのピンチョスも、身がやわらかでさっぱりフレッシュ。どれもおいし~い♪ ビールがごくごくススんじゃいました★
ただ、テーブルもカウンターもお客でぎゅうぎゅうで、さらに夜が更けるにつれて密度が増す繁盛店なので、なるべく早めに行ったほうが良いかもです。
ここ以外にもおすすめしたいバルがいくつもありますので、「arucoスペイン2019-20年版」でチェックしてくださいね^^
■ BAR ZERUKO
・URL: http://barzeruko.com/
サン・セバスティアンは、19世紀にハプスブルク家の王妃マリア・クリスティーナが保養地として以来、リゾート地として古くから愛されてきました。今もなお夏のビーチはたいへん賑わいますが、由緒ある避暑地らしくどこか気品ある雰囲気が漂います。また、人がまばらになるオフシーズンにあえて訪れて、まったりとお散歩するのもオススメです。
必訪のビューポイントは、いちばん上の画像の絶景が眺められる、モンテ・イルゲドの展望台。フニクラ(ケーブルカー)で頂上まで上れば、眼下に広がるのは、紺碧の海に何層もの白波、こんもりと可愛らしい小島、優美な弧を描くビーチ、そしてスカイブルーに飛行機雲・・・・・・。それはもう、気分爽快な絶景。日ごろの疲れやお悩みも一気に吹っ飛ぶはずです。
2019年11月下旬発売の『arucoスペイン 2019~20年版』では、サン・セバスティアンのより詳しい情報に、ビルバオの情報もプラスして、バスク地方へのプチぼうけんプランを掲載しています! ぜひチェックしてくださいね。
aruco編集部 坂内麻美
写真 ©iStock(上から2点目)