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長野県佐久地区の軽井沢界隈で、ブームから定番になりつつある軽井沢トースト。軽井沢トーストとは、「軽井沢で食べることができるフレンチトースト」のこと。このシンプルな定義以外は、細かい決まりなどないといわれています。提供されているお店によって使われているパンの種類もいろいろありますし、さまざまな味やアレンジの軽井沢トーストがあります。1945(昭和20)年からフレンチトーストを提供している老舗「万平ホテル」から最近新メニューとして開発されたお店など、自分が好きな軽井沢トーストを探してみてはいかがでしょうか。
軽井沢では、フレンチトーストは昔から色々なお店で提供されていましたが、軽井沢トーストは、5年ほど前、軽井沢駅からすぐの所にある立ち飲みバーのオーナー、ケビン・マヤソンさんによって名付けられ、一般に広められました。
軽井沢がある長野県では、フレンチトーストの材料となるおいしい牛乳や鶏卵がたくさん生産されており、フレンチトーストのメインであるパンについても、おいしいパン屋がたくさんあります。このような地域柄、軽井沢の名物になるのではないかと考えたのが、軽井沢トースト誕生の由来です。
「ストーブカフェ オキザリス」では、モーニングから軽井沢トーストを食べることができます。軽井沢トーストは、一般的に仕込みに時間がかかります。予約制のお店も多くあるのですが、こちらでは予約要らずで食べられます。軽井沢トーストの入門編として訪れやすいお店です。カーリング選手も多く訪れるお店で、店内には選手の写真なども多く飾ってあります。
軽井沢の春は思うほど遅く、まだまだ寒い日も多くあります。4月なら薪ストーブの出番もあります。薪ストーブのあたたかさは、東京のような大都市では味わえないぜいたくさです。
こちらの軽井沢トースト(フレンチジュゼット)は、フレンチトーストにオレンジ風味の甘いシュゼットバターがかかっているオリジナルメニューです。
フワフワでジューシーな軽井沢トーストで、ボリュームもかなりあります。さわやかなオレンジの香りがしますので、モーニングにもランチにも合います。この日、筆者はドリンクセットでホットコーヒーを選んだのですが、ポットで提供されますので数杯飲むことができます。
「ストーブカフェ オキザリス」は、北陸新幹線軽井沢駅より約1.8キロメートルの場所にあります。軽井沢本通りを旧軽銀座通り方面に向かって、東雲交差点で左折。直進約400メートルで六本辻(ラウンドアバウト)に辿り着いたら、離山線中軽井沢方面へ約750メートル進みます。あたたかい日ならば、駅から自転車を利用して気持ちよく走れる距離です。
夏場は、オープン前から待つお客様がいるほどの人気店です。この春の時期は狙い目です。
いかがでしたか。夏は避暑地として、秋は紅葉の名所として多くの観光客が訪れる軽井沢。ゆっくりと満喫したいのなら、寒さがゆるみ始めた3~4月の春の時期がおすすめです。
お店も混雑していないことが多いですから、店主さんとのんびりとおしゃべりをすれば、地元の人のみが知る秘密の情報が聞けるかもしれません。いろいろな軽井沢トーストを食べに、春の軽井沢へ出かけてみませんか。