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北海道の春、一番乗りの函館で、地上90メートルの五稜郭タワー展望台から見下ろすサクラ

市之宮 直子

市之宮 直子

北海道特派員

更新日
2019年3月19日
公開日
2019年3月19日
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五稜郭タワーと桜

3月から北上し始める日本列島の桜前線は、4月下旬になり、ようやく北海道へ到達します。北海道でサクラ開花の先陣を切るのが、道南、函館エリア。夜景や海鮮三昧、教会巡りにスイーツ食べ歩きと、サクラと合わせて楽しみたいレジャーも満載。今回は、北海道のサクラの名所のひとつ、函館・五稜郭タワーのとっておきのお花見情報を紹介します。

高さ107メートルの函館・五稜郭タワー

星型城塞の跡地、五稜郭公園

五稜郭は、北海道でもっとも古い歴史を持つ函館に建てられた城郭です。北海道では数少ない本格的城郭のひとつで、星型城塞として知られています。

箱館戦争の舞台となった五稜郭は、戦争終結後に箱館奉行所が解体されたものの、2010年に復元され、現存する土塁や石垣、お掘りとともに当時の面影を今に残しています。

函館のサクラの季節、こいのぼりが泳ぐ五稜郭タワー

1914年に一般に開放された五稜郭公園は、国の特別史跡になっているほか、北海道遺産のひとつです。

その五稜郭公園に、1964年、五稜郭築城100年を記念して建てられたのが、高さ60メートルのタワー(展望台は45メートル)。そして、2006年に建て替えられてオープンした新タワーが、現在の「五稜郭タワー」です。

展望2階の人気撮影スポット、土方歳三のブロンズ像

北海道では有数の歴史的スポット、五稜郭公園に隣接する五稜郭タワーには、土方歳三らの像をはじめ、五稜郭築造当時の精密模型など、函館の歴史を語る展示品があちらこちらにあり、その歴史が身近に感じられます。

ぜひ、当時の「箱館」の様子をチェックしてみてください。

エレベーターに乗って、展望2階、高さ90メートルへ!

満開のサクラに彩られた五稜郭公園

1階エントランスホールからエレベーターに乗って、一気に地上90メートルの展望2階へ。

全面ガラス張りの五稜郭タワー展望フロアからは、360度、絶景が広がります。なかでもサクラの見ごろには、星型の五稜郭公園が一面ピンク色に埋め尽くされ、とても感動的!

ソメイヨシノを中心に植えられた五稜郭公園のサクラ

北国、北海道では、サクラといえば濃いピンク色の花が特徴のエゾヤマザクラなどが多く見られますが、函館などの道南地域では、ソメイヨシノが多く見られます。美しく枝を広げた1,600本のサクラを上から見下ろす迫力は、五稜郭公園で見上げるサクラとは、また異なる風情があります。

真上から見るサクラは万華鏡のよう

フォトジェニックなサクラ色の光景に、思わず夢中になって写真を撮らずにはいられません。北海道あるあるの「お花見ジンギスカン」を楽しむ人々が、サクラの枝の間に垣間見えるのも、五稜郭タワーの展望フロアからならではの光景です。

展望1階で楽しみたいスイーツグルメ

五稜郭タワーからのお花見は「箱館櫻ソフト」(330円)と一緒に

展望1階の「カフェスタンド」では、ソフトドリンクや山川牧場のソフトクリーム、そして、そのソフトクリームを使った「クラッシュド・ゼリーソフト」(350円)など、展望台限定メニューが販売されています。

なかでも、春限定のメニューは、サクラの景色を観ながら楽しみたいスイーツです。毎年人気の「箱館櫻ソフト」は、ほんのり、やさしいサクラ風味と、北海道らしさが際立つ口どけ滑らかなソフトクリーム。2019年は3月1日(金)より「箱館櫻ソフト」「さくらシェイク」の販売がスタートしています。

1階アトリウム「Food&Drink107」でもソフトクリームが販売されていますが、ぜひ展望台で、箱館櫻ソフトなお花見を楽しんでみてください! いっそう春爛漫気分に浸れること、間違いなしです。

2階から1階アトリウムへ続く階段から見るサクラ

五稜郭タワーで楽しむとっておきのお花見、いかがでしたでしょうか。空中高く、五稜郭タワーから俯瞰して観るサクラは、北海道の旅をより印象深いものにしてくれるはず。ぜひ地上90メートルからのお花見を視覚と味覚で体験してください。

なお、サクラの見ごろは、今後の天候によって変動しますので、最新情報を確認して出かけましょう。

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