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日々の喧騒から離れて異国の地を旅するのは、人生の楽しみのひとつです。そこでおすすめしたいのが、最近、世界各国で人気の「バケーションレンタル」です。「バケーションレンタル」とは、日本でいう「貸別荘」のようなもの。今回紹介するのは、印象派絵画の巨匠クロード・モネが生前住んでいた家です。モネの世界観に思いを馳せながら、ユニークかつスペシャルな体験ができる旅をしてみてはいかがでしょうか。
こちら(上の写真)は、絵画の巨匠クロード・モネが生前に所有し、モネの作品のなかにも描かれている家です。この家は、パリから西へ80キロメートル、車や電車を使って約1時間でアクセスできるノルマンディー地方のジヴェルニーにあります。クロード・モネ財団が保有する美術館や庭園、街のレストランからも数分の距離にあります。
クロード・モネの家には、1500平方メートルの美しい庭園があります。この庭では、仲のよい友人や家族とのガーデンウェディングや地元で買った食材でピクニックをするなど、まるでフランス映画のワンシーンのような体験ができます。
家の内部は、2016年に改装されました。200平方メートルのリビングスペースには、モダンな家具とアンティークな家具が共存し、屋敷内には、ゲストルームを含む3つのダブルベッドルームがあります。それぞれに専用バスルームがついていますので、大人数で宿泊するのにも最適な家です。
カップルや新婚旅行などで2人だけのぜいたくかつロマンチックな時間を過ごすもよし、家族や親しい友人同士でワイワイと集まるのにもおすすめです。
印象派の巨匠クロード・モネがこの豊かな自然に魅せられ、43歳から亡くなるまでの人生のほぼ半分を過ごしたジヴェルニー。モネは、50歳の時にアトリエ兼邸宅を構えました。
誰もが知る名作のひとつ『睡蓮』の絵は、この庭園で描かれたものです。この庭園や村にはモネの絵の世界そのものが残されており、モネが観ていた景観を眺めながら優雅なひとときを過ごせます。なお、クロード・モネ財団が運営する美術館(開館期間2019年3月24日(日)~11月1日(金))に所蔵されたモネの浮世絵コレクションも必見です。
多くの日本人から好まれ、愛されている画家クロード・モネ。モネにとっても日本は思い入れのある国だったようです。
19世紀中頃に日本の浮世絵版画が大量にフランスなどに流出したことでもたらされた「ジャポニズム」。なかでも、モネの『着物を着た少女』やゴッホの『名所江戸百景』の模写は、「ジャポニズム」の影響を強く受けた作品として有名です。モネの妻・カミーユが日本の着物を着ている『ラ・ジャポネーズ』は、その最たるものでしょう。
また、モネ自らが設計し、日本庭園を意識して作った庭には、池にかかる日本の太鼓橋やしだれ柳、水面に咲く睡蓮などがあります。モネはこの庭を愛で、この庭はモネを代表する作品の舞台となりました。
いかがでしたか。印象派絵画の巨匠クロード・モネが生前住んでいた家を紹介しました。モネが愛した庭に囲まれながら、モネの世界観に思いを馳せてみませんか。