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稚内は日本最北の地。天気のよい日は沖合にサハリンの島影をはっきりと見ることができます。日本海とオホーツク海が交わる位置にあるため、海の幸も豊富でおいしく、おみやげ物も豊富です。真夏に訪問しているならさらに足を延ばして利尻島や礼文島を訪問するのもおすすめです。
■ 稚内観光協会
・URL: http://www.welcome.wakkanai.hokkaido.jp
日本の最北端の地は宗谷岬。稚内に来ていてここを外すことはできません。稚内市内からの公共バスでもアクセスでき、所要時間は50~55分。2~3時間おきに往復7本のバスを利用することができます(往復で2500円の割引運賃設定あり)。
宗谷岬だけでなくほかの見どころも巡ってくれる観光バスもありますので、時間が合うならそちらを利用するのも便利です。稚内公園やノシャップ岬にも寄ってくれます。午前8時出発の午前便は大人1人3300円、午後出発の百年記念塔にも立ち寄るコースは大人1人3600円です。
岬の先端にはモニュメントやおみやげ物屋さん、日本最北の公衆トイレなどがあります。稚内は風が強く気温も一段と低いので、夏でもウインドブレーカーのような風除けの上着を準備していきましょう。
■ 宗谷バス
宗谷岬を経由するのは「天北宗谷岬線」のルート。定期観光バスも同社の運行で予約必須。3ヵ月前から電話受付で支払いは現金のみ。
・URL: http://www.soyabus.co.jp/
JR稚内駅から徒歩でもアクセスできる稚内公園には、展望室の高さが海抜240mの位置にある展望タワー「開基百年記念塔」があり、1、2階の「北方記念館」ではこの地の歴史を知ることもできます。
公園内には記念碑も点在していますので、まずは「開基百年記念塔」を訪れ、山を下りながら観光するのがおすすめです。
■ 稚内市北方記念館・開基百年記念塔
・営業時間:
2019年は4月27日~10月31日。
6、9月は9:00~21:00、7~8月は8:00~21:00、5月、10月は9:00~17:00。
・定休日: 月曜(月曜が祝日の場合は翌日、6~9月は無休)
・料金: 高校生以上400円、小・中学生 200円(18時以降の入館料設定あり)
・URL: http://w-shinko.co.jp/hoppo-kinenkan/
公共交通機関を使ってのアクセスが難しい場所ですが、宗谷丘陵には白い道と呼ばれるホタテの貝殻を敷きつめた真っ白な道があります。晴天の日は、海と空の青、丘陵の緑と道の白さが鮮やかなコントラストを見せてくれ、実にフォトジェニックな景色を楽しむことができます。
宗谷丘陵は緩やかに削られた丘が続く氷河地形で、開発されずに残っているという点でこのエリアは貴重な存在です。発電用風車が57基並ぶこの丘にはフットパスがあり、宗谷岬を出発点とするロングコースなら約11km、宗谷岬ウインドファームを出発点とするショートコースなら約5kmの道のりです。
白い道は、ゴール地点に近いエリアにあります。地図で見るとゴール地点からアクセスしたほうが近いように見えますが、このルート取りでは最初にきつい上り坂が続きますし、ゴールに向かう道のりのほうが絶景を楽しめますので、東から西へと下るルートをたどることをおすすめします。
■ 稚内フットパス
ルートマップがPDFデータでダウンロードできる。
・URL: http://www.wakkanai-cci.or.jp/wakkanai-footpath/
ノシャップ岬から南西に下った場所にある「夕日が丘パーキングからは、沈む夕日と利尻富士のシルエットとを眺めることができます。ここは南稚内からも簡単にアクセスできますので、稚内を出発点として反時計方向にぐるっと回るようにドライブしましょう。野生の鹿たちも数多く見ることができます。
樺太(サハリン)に向かう人々が到着する列車を荒波から守るために造られたのが北防波堤ドーム。長さ427mの半円型のドームで、円柱が並ぶ美しい建築物です。JR稚内駅から徒歩数分でアクセスできますので、稚内訪問の最後に訪れて駅に向かうのもいいでしょう。
すぐ近くに複数のお店があります。海産物を購入するなら配送サービスもある夢食館北市場の利用が便利です。ここでは食事をとることもできます。一般的な北海道みやげも購入できますので、まずはここを訪れるといいでしょう。
■ 夢食館北市場
・営業時間: 9:00~17:00(夏季)、9:00~15:00。
・定休日: 無休
・URL: http://www.kitaichiba.co.jp
取材協力:北海道観光振興機構、JR北海道
地球の歩き方編集部 小山田浩明
【北海道宗谷本線鉄道の旅】
▸第一弾: 旭川~名寄編はこちらから
▸第二弾: 名寄~稚内編はこちらから