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イルカと泳げる「ジープ島」。グアムから1時間半、日本から意外と近いミクロネシア連邦チューク州にある無人島リゾートです。そして、2018年から宿泊可能になったため、まだ知名度ゼロの「フォノム島」。これからの夏の時期は風が落ち着いて、海が凪ぎ、イルカに会えるベストシーズン!広い青空、綺麗な海、雨が降った後の大きな虹、色とりどりのサンゴや魚、インターネットのない無人島、美しい朝日と夕日、満点の星空・・・。2019年の夏は、そんな2つの無人島に訪れてみませんか?
グアムから1時間半、日本から意外と近いミクロネシア連邦チューク州にある「ジープ島」は日本人専用の無人島リゾートです。これからの夏の時期は風が落ち着いて、海が凪ぐベストシーズン!野生のイルカが生息しており、一緒に泳ぐことができます。
イルカに会えるのは、風が穏やかなこれからの夏のシーズン。11月ごろから風が強くなってきて、5月頃までは遭遇確率が下がります。海が凪いでいる日ならすぐに見つかったり、1回のツアーで2つのイルカの群れに遭遇することも!?
イルカと泳ぐ時は、シュノーケルまたはスキンダイビング(素潜り)で一緒に遊ぶことになります。泳ぎが苦手でもボートについたロープに掴まって、海の中を見ているだけでもイルカが近くまで来たり、くるくる泳いでいるのを見ることができます。もちろん、素潜りが得意な人は同じ水深まで潜って、隣で泳ぐこともできます!
ジープ島の周りはリーフになっていて、サンゴや魚たちを見ることができます。風が穏やかな夏の時期は波がないので、シュノーケルがすごく楽!ゆっくり、魚を観察したり、ジープ島一周シュノーケルに挑戦してみたり、楽しみが広がります。
電気がほとんどないジープ島の夜空は、満点の星空。7月から8月は、天の川が綺麗です。イルカと一緒に泳いで疲れた後は、お昼寝して、夕飯を食べたら天体観測のはじまりです。
2018年から宿泊可能になった「フォノム島」は、同じくミクロネシア連邦チューク州にあります。ジープ島とは数kmしか離れていませんが、こちらの知名度ゼロといってよいでしょう。まだ誰も泊まったことのない秘島といえます。フォノム島も無人島リゾートで、島の周りにはリーフがあり、自然を楽しむことができます。
ジープ島とフォノム島は、コテージでの宿泊になります。ジープ島は大部屋が2部屋のため、男女それぞれで相部屋になることが多いのですが、フォノム島には2人部屋があり、カップルなどで相部屋はちょっと・・・という方にぴったりです。電気は夜間の発電機のみ、水は雨水を貯めたタンクから。飲水は、別途用意してくれます。ご飯はバーベキューなど、現地スタッフが調理してくれます。全力で、海で遊んだ後のご飯は美味しい!
ジープ島でもフォノム島でもイルカと泳いだり、自然と楽しんだり、ダイビング・シュノーケルをしたり、というアクティビティの種類は同じです。朝日から夜の星空まで、1日中いつでもハイライトシーンが続く無人島では、写真を撮るのにも大忙しです。天気が悪い場合に備え、体力がもたなかったり、島を満喫したいなら2泊以上をおすすめします。ジープ島に1泊、フォノム島に1泊、というような旅程も可能です。
■ ジープ島とフォノム島の宿泊手配はこちらから
・URL: https://www.bluelagoondiveresort.co.jp/
これらの2つの島があるチューク州の旧称は、トラック諸島です。1914年から1944年までの30年間、日本の統治下にあり、第二次世界大戦時には日本海軍の拠点として栄えた島々です。その時に沈んでしまった日本の船がほぼ原形を留めて残っており、「世界一の沈船ダイビング」スポットといわれ、世界中からダイバーが訪れる場所になっています。ダイビングライセンスを持っている方は、貴重な歴史に触れることのできる「沈船ダイビング」にも挑戦してみてはいかがでしょうか。
少し怖いイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、日本人インストラクターがいるので安心です。チュークには2019年7月現在、3名の日本人インストラクターが在住しています。ダイビングのスキルや希望に合わせ、安全安心のダイビングを提供してくれるでしょう。全長が100mを超える船が多く、船の周りを見てまわるだけでも迫力があります。船にはサンゴがびっしりついて、魚がたくさん住む漁礁にもなっています。
インストラクターと相談の上、ダイビングのスキルや保有ライセンスに問題なければ、船内探索をすることもできます。当時の生活や歴史を感じることのできる構造物や生活用品などを目の前で見ることができるのです。そこは、まさに水中歴史博物館のようです。教科書では学べない歴史を体感でき、とてもインパクトのあるダイビングができる貴重な場所なのです。
■ チュークの日本人ダイビングショップ「トレジャーズ」
・URL: https://www.treasures-chuukdive.com/
まだまだ日本では知名度の低いミクロネシア連邦チューク州。無人島ライフをすごせたり、沈船ダイビングができたりと、他にはない体験をしてみてください!
地球の歩き方書籍編集部 倉林 元気