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幅広い世代の人が楽しむようになった御朱印めぐり。その人気の高まりに伴い、「白い紙に墨書と朱印」といったシンプルなものから、絵心あふれる芸術的なものまで、御朱印のスタイルも多彩に進化してきました。本記事では、この季節特におすすめしたい関東エリアのお寺と神社+御朱印をご紹介。暖かな吉日は、御朱印帳片手に聖地さんぽへ!
最初にご紹介するのは、茨城県有数のあじさいの名所として知られる「二本松寺」。住職夫婦が約10年かけて整備した、100種類1万株以上のあじさいが咲き誇る「あじさいの杜」が有名です。現住職の奥様が、若くして亡くなった自身の妹を弔うために植え始めたもので、6月第1土曜から7月第1土曜まで開催されるあじさいまつりには4万人もの見物客が訪れます。
あじさいまつり限定で授与される御朱印は、あじさいの花色をイメージした色墨汁を使用しており、毎年異なります。2020年の御朱印は、あじさいの葉をイメージした薄緑色の和紙を使用し大好評でした。2021年度はどのような御朱印が登場するのか今から楽しみです。
二本松寺に安置されている本尊・薬師如来は、左手に持つ薬壺(やっこ)に入った万能薬で体や心、社会の病を治すといわれています。薬師如来の両脇には日光菩薩と月光菩薩、十二神将が安置されます。ほかのお寺では、これらすべてが完全に揃っていないことも多いのですが、こちらではすべて安置されていることから、病気平癒の御利益も最強です。
■二本松寺
・住所: 茨城県潮来市堀之内1230
・アクセス: JR鹿島線「潮来駅」から車15分
・参拝時間: 自由
・御朱印授与時間: 9:00~16:00
・拝観料: 無料(「あじさいの杜」は開花期間中300円)
・URL: http://www.nihonmatsuji.com/ajisai.html
お次は神社!
都心から電車で約1時間30分、埼玉県北西部に位置する秩父です。秩父は、江戸時代までは御師や山伏のような修行者や先達の案内がないと入れないほど神聖な山の聖地としてあがめられていました。すでに絶滅しているオオカミをお犬さまと呼び、神の使いとして崇敬する文化が今も残ります。
そんな秩父で、ぜひ訪れてほしいのが標高約1100mの御神域に鎮座する「三峯神社」。西武秩父駅からのバスの本数が少なく、所要1時間以上もかかるとても不便な場所にあるのに、参拝を熱望する人があとを絶ちません。その大きな理由は、あらゆる災難を除け、祈願を成就させる最強の神様だからです。
三峯神社の鳥居の両脇には、狛犬の代わりにオオカミの像が立っています。オオカミ像は境内にいくつもあり、その表情が少しずつ異なるのも参拝時の注目ポイント。
オオカミはかつて、農作物を荒らすイノシシやシカを退治する大切な動物でした。そこで秩父では、邪気や厄を祓い、活力を与えてくれる神のお使いとしてオオカミをあがめてきました。特に、霧が立ち込める日は境内全域が神秘的な雰囲気に包まれ、言いようのない神々しさに満ちています。御朱印にもオオカミの印が押され、狛犬のように「阿吽」の口をしているのが特徴ですよ。
■三峯神社
・住所: 埼玉県秩父市三峯298-1
・アクセス: 西武バス三峯神社線「三峯神社」からすぐ
・参拝時間: 自由(社務所9:00~16:00)
・御朱印授与時間: 9:00~16:00
・URL: https://www.mitsuminejinja.or.jp/
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※当記事は、2021年4月20日現在のものです