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梅雨の時期を象徴する花、アジサイ。鎌倉はアジサイ名所となっているお寺も多く、6月は御朱印めぐりとアジサイが楽しめる一挙両得な時期。御朱印帳を片手に6月の鎌倉へ出かけましょう。 ※この記事は2019年8月発行の「御朱印でめぐる鎌倉のお寺〈三十三観音完全掲載〉三訂版」制作時の情報をもとに構成しています。
山号は福源山、宗旨は臨済宗建長寺派。鎌倉三十三観音の第三十番札所が明月院です。北鎌倉駅から徒歩10分、かつては関東管領の山之内上杉氏の屋敷があった地域を抜けた先に鎌倉随一のアジサイ名所と知られる明月院があります。
山門へ向かう石段の左右にはたくさんのアジサイが植えられ、開花期になると青い花が咲き誇ります。この青いアジサイは「明月院ブルー」と呼ばれ、この美しい青色を見るために開花期には多くの参拝客が訪れます。
■明月院
・住所: 神奈川県鎌倉市山ノ内189
・アクセス: 北鎌倉駅より徒歩10分
・拝観時間: 9~16時(6月は8時30分~17時)
・拝観料: 300円(アジサイ開花期は500円、小・中学生300円)
大蔵山杉本寺は天台宗のお寺です。このお寺は鎌倉三十三観音と坂東三十三観音という2つの霊場めぐりの第一番札所となっています。そのため鎌倉と坂東の本尊である十一面観世音菩薩の御朱印をお願いすると「発願」と書かれた印を押していただけます。
霊場めぐり専用の御朱印帳やその他巡礼用品の取り扱いもあるので初めて鎌倉のお寺をめぐる時にはぴったりのお寺です。
杉本寺のアジサイは仁王門や苔むす石段の近くに咲いています。
■杉本寺
・住所: 神奈川県鎌倉市二階堂903
・アクセス: 鎌倉駅よりバス約10分、杉本観音前下車
・拝観時間: 8~16時30分(16時15分入山受付終了)
・拝観料: 200円
・URL: https://sugimotodera.com/
「花のお寺」と呼ばれる長谷寺。アジサイはもちろん、スイレンやサツキなど四季を通じて美しい花々が楽しめるお寺です。
このお寺も鎌倉三十三観音と坂東三十三観音の第四番札所となっており、十一面観世音菩薩が札所御本尊です。
十一面観世音菩薩を祀る観音堂に隣接して観音ミュージアムがあり、寺宝の展示だけでなく、観音菩薩の教えをわかりやすく解説する展示がされています。
■長谷寺
・住所:神奈川県鎌倉市長谷3‐11‐2
・アクセス:江ノ島電鉄長谷駅より徒歩約5分
・拝観時間:8~17時30分(10~2月は16時30分)
・拝観料:300円
・URL:https://www.hasedera.jp/
江ノ島電鉄極楽寺駅から徒歩2分、茅葺の素朴な山門の脇にある通用門が極楽寺の入り口です。極楽寺のアジサイは山門前に植えられており、道行く人の目を引きます。アジサイの開花期には御朱印を求める参拝客も多く、1日に100人以上にもなるとか。
こちらは鎌倉三十三観音第二十二番札所で、札所本山の如意輪観世音菩薩は大師堂に安置されています。不動明王や文殊菩薩などを祀る本堂の脇にはサルスベリの大木があり、夏には鮮やかな花を咲かせます。
■極楽寺
・住所: 神奈川県鎌倉市極楽寺3‐6‐7
・アクセス: 江ノ島電鉄極楽寺駅より徒歩約2分
・拝観時間: 9~16時30分
・拝観料: 無料
鎌倉三十三観音第三十二番札所、結願ひとつ手前のお寺が東慶寺です。江戸時代は縁切り寺として有名でしたが明治以降は禅寺として現在に至ります。鎌倉三十三観音の札所本尊は聖観世音菩薩。しっかりとお参りした後は坐禅会や写経も行なっているので、禅寺での修行気分を味わうことができます。
東慶寺のアジサイには真っ白な花が咲くアナベルという品種もあり、シーズン終盤に咲きます。また、アジサイ開花期にはハナショウブも見ごろを迎え、こちらも有名です。
■東慶寺
・住所: 神奈川県鎌倉市山ノ内1367
・アクセス: 北鎌倉駅より徒歩約4分
・拝観時間: 8時30分~17時(冬期16時)
・拝観料: 200円(水月観音拝観料300円)
・URL: https://tokeiji.com/
※当記事は、2021年5月20日現在のものです