• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

ポーランドの密かなパワースポット!「ヴロツワフ」で小さな妖精探しの旅

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2021年6月19日
公開日
2021年6月19日
AD
ポーランドのかわいい町に住む妖精たちの魅力に迫る!

ポーランド西部の町「ヴロツワフ」は、ワルシャワ、クラクフ、ウッチに続くポーランド第4の都市。この町には、会うと誰もが思わず笑顔になるかわいい妖精が住んでいます。元気とパワーをくれる不思議な妖精たちの正体を探ってみましょう!

ヴロツワフってどんな町?

千年以上の歴史を誇る水の都

ポーランドの首都ワルシャワから列車で約3時間30分、チェコやポーランドを流れる大河オドラ(オーデル)川沿いの町。1945年まではドイツの一部だった歴史もあり、町にそびえる大聖堂や市庁舎は、どことなく北ドイツの風景に似ており、カラフルな家並みは国境を接するチェコの建築を思わせます。

郊外には世界遺産に登録されている近代建築「百年記念館」があり、さまざまな様式の建造物を楽しむことができるので、建築好きにおすすめのエリアです。

繊細な装飾技術が美しい後期ゴシック様式の市庁舎
冬にはクリスマスマーケットが開催される(2020年度は中止となった)

町のそこかしこにいる妖精たち

360の妖精のうち143体が旧市街の中心に住む

ヴロツワフの町を歩いていると、約30センチの大きさの小さな妖精の銅像が、ここにもあそこにも!せっせと働いていると思えば、のんびりテレビを見ている妖精も。今や約360体もいるんだとか(2020年現在)。人間味あふれる表情や仕草に、シュールなかわいさがあり、旅人たちを魅了します。

妖精の出没スポットはヴロツワフ観光PRサイトで確認することができます(妖精の説明部分はポーランド語。Google翻訳機能を使って読むことができます)。妖精の名前や特徴を知ると、もっと彼らのことを知りたくなるはず!

■Visit Wroclaw
・URL: https://visitwroclaw.eu/wroclawskie-krasnale

せっせと岩を運ぶ働き者の妖精
こちらは一日中テレビを見ている不健康キャラ
下だけでなく、上も見上げてみて!

妖精が生まれたきっかけは?

オドラ川近くでショベルカーを操作する妖精

諸説あるそうですが、元々は1980年代、社会主義時代における学生運動のシンボルとして作られ、一旦は町から姿を消したものの、2004年に12体の妖精が作られてからは、毎年少しずつ増え続けています。

なんと、この町では妖精を作りたいと思えば、その土地の所有者に許可を取り、職人や工房に発注すれば、自由に設置することができるそうです。企業のPRなどにも使えそうですし、町おこしにもなる上に、人々を幸せにする、すてきな試みですよね!

文: 地球の歩き方編集部 福井由香里
写真: ©iStock

※当記事は、2021年6月18日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

トップへ戻る

TOP