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夏の古都・京都で訪れたい注目スポット!蓮の花や青もみじ、限定御朱印も

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2021年7月4日
公開日
2021年7月4日
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神光院山門

四季を通じて多くの観光客が訪れる京都ですが、"夏は暑い"と敬遠される方もいらっしゃいます。でもそこは日本を代表する観光地ですから、「夏だからこそ」の京都があります。そんな「夏の京都の見どころ」をご紹介しましょう。

夏は新緑の美しい季節。緑を堪能するお寺めぐりはいかがでしょう

常寂光寺本堂

新緑の名所といっても枚挙にいとまのない京都ですが、涼をもとめて出町柳から叡山電車に乗って八瀬、鞍馬方面に向かうと、貴船や鞍馬などの新緑が迎えてくれます。山に入っていくと、車窓からの風景も素晴らしいです。嵯峨野には嵐電に乗って向かいましょう。新緑におおわれた素晴らしい風景が見られます。祇王寺や二尊院、紅葉で有名な常寂光寺など。紅葉の名所は、この季節「青もみじ」の名所となりますから、山科などの紅葉で知られるお寺を訪ねてみてはいかがでしょう。新しい発見があるに違いありません。

※叡山電車は土砂崩れの影響により、2021年7月現在、市原~鞍馬間で列車の運転を見合わせています。同区間は2021年9月中の運転再開を見込んでおりますが、最新情報は公式ウェブサイト(https://eizandensha.co.jp/)よりご確認ください

太陽のまぶしい季節に、京都を鮮やかに彩る花々を楽しむ

勧修寺の蓮

「夏の花」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「蓮の花」でしょうか。お寺の多い京都には「蓮」の名所が数多くあります。醍醐天皇が創建された門跡寺院、山科の勧修寺もそのひとつ。またあじさいで知られる宇治の三室戸寺では、夏になると本堂前の「蓮園」に100種もの蓮が咲きます。このほか大蓮寺や龍安寺も蓮の名所です。紫式部ゆかりの廬山寺では6月末から「桔梗」が 咲き始め、御朱印に桔梗の印を捺していただけます。また沙羅の花が咲く東林院は通常非公開のお寺ですが、6月中旬には「沙羅の花を愛でる会」が行われます。東福寺の芙蓉、法金剛院の花菖蒲など、夏の花を愛でるお寺はまだまだありますね。

特別公開や限定御朱印など、この時期にこそ訪れたいお寺

毘沙門堂本堂

普段は公開されていませんが、特別な時期に公開されるお寺があります。建仁寺の塔頭、洛東の両足院もそのひとつ。長谷川等伯や伊藤若冲の屏風や襖絵で有名ですが、初夏と冬の年2回、夏は半夏生の開花に合わせて特別公開されます。御朱印めぐりをされる方が見逃せないのは、季節の限定御朱印です。毘沙門堂(山科)の8月の御朱印は、お参りするたびに朝顔が咲いていくのが素敵です。ほかにも祇王寺(嵯峨野)や一休寺(京田辺)など、季節限定の御朱印がいただけるお寺はたくさんあります。

夏に訪れなければ体験できない京都の行事も見逃せません

六堂珍皇寺本堂

「祇園祭」をはじめ京都の夏は、さまざまな行事が行われます。他の季節では体験できない行事も、この機会に。六道珍皇寺の「六道まいり」は、お盆の前の8月7〜10日の間に、御魂を迎えるために「迎え鐘」をつく行事。有名な金泥の御朱印も、この時期にいただけます。8月22~23日は、家内安全と無病息災を祈る「六地蔵めぐり」が行われます。旧街道の京都への入り口にあたる6ヵ所のお寺をめぐり、厄病退散を祈願する伝統的な行事です。ほかにも大覚寺の観月の夕べ、嵐山の万灯流しなどの風物詩を味わうのもまた京都の夏の旅の魅力ですね。

京都の117寺を紹介する一冊

伽藍や仏像を鑑賞し、季節の花々などを楽しむお寺めぐり。ご住職に御朱印を頂きながら、お寺の由来や歴史にまつわるありがたいお話をうかがうこともできます。本書では、京都の約3000寺のなかから厳選した117のお寺とその御朱印を紹介しています。

ガイドブックの画像

02 御朱印でめぐる京都のお寺 改訂版

御朱印

2021/07/16発売

本書では、京都の約3000寺のなかから厳選した117のお寺とその御朱印を紹介しています。

本書では、京都の約3000寺のなかから厳選した117のお寺とその御朱印を紹介しています。

※当記事は、2021年6月11日現在のものです

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