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【ドイツ・ベルリン 旅の最新事情】ドイツ国内やEUからの観光客で賑わうベルリンの今を現地在住者がレポート(後編)

sponsored by ドイツ観光局

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2021年8月24日
公開日
2021年8月24日
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ベルリンの夏はテラス席で過ごしたい

新型コロナウイルス発生当初より、徹底した感染予防措置を行なったドイツ。飲食店は2020年11月から約7ヶ月間、休業するかテイクアウトのみの営業でした。また、ロックダウン時は食料品関係と薬局しか開いてなかった時期もありました。ワクチン接種促進と感染症対策の努力が実ったのか2021年6月から状況は良くなり、飲食店は通常営業しています(店内に座る場合はワクチン接種証明、または新型コロナウイルス陰性証明の提示が必要、テラス席はそれらの証明は不要)。今回はドイツの首都、ベルリンの今を現地在住のコントラバス奏者 高橋徹がレポートします。

ヴィンターフェルト(Winterfeldtmarkt)広場のマーケットをのんびりお散歩

活気が戻ってきたマーケット

■前編はこちら
・URL: https://news.arukikata.co.jp/column/travel-info/Europe/Germany/BERLIN/146_131058_1629248901.html?w=146

前編で書いた通り、ベルリンでは散歩がてらカフェテラスや公園に座って景色を眺めたり、マーケットに行って地元で暮らす人々の生活を感じてみるのがおすすめです。住んでる人々が何を買うか?どんなモノ食べてるか?興味がそそられると思います。
ベルリンの街では大小様々なマーケットが広場や教会近辺、運河沿いなどに立ちます。マーケットの場所ですが、Googleマップで「Markt」と検索するとヒットすることも多く、街の各所に点在していることがわかるので、少しずつ雰囲気が違うマーケット巡りも面白いかもしれません。

人気店には行列が!

数あるベルリンで開催されるマーケットのなかでも規模の大きいヴィンターフェルト広場のマーケットはひときわ賑わいます。焼き魚、ピザ、バーガー、パンなどその場で食べられるものを提供する屋台や、チーズやハムの専門店が軒を連ね、昼時には行列も。お店を覗いてみると、ベルリン名物カリーヴルスト(カレーソーセージ)で人気の店でした。

日本語で書かれた看板が目印

ヴィンターフェルト広場のマーケットの筆者イチオシはブラートヴルスト(ドイツの代表的なソーセージ)です。「クリスチアンのおいしいソーセージ」という看板が目印です。

実はオーナーの名前はクリスチアンではなく…

「クリスチアンのおいしいソーセージ」に立っているこのオーナーはベルンハルトさんだそうです(笑)。前のオーナーが掲げた看板がそのままになっているのだそう。
ベルリン近郊の村で生産してるオーガニックソーセージなどを販売しています。前日に作られたばかりの生ソーセージが2,80ユーロでとても香ばしくおすすめです。

テイクアウトにトライしてみよう

キッチン付きの宿に泊まっているならマーケットでソーセージを買って、宿で調理をしてベルリンの庶民の味を楽しんでみてほしいです。
あたりを眺めていると、入れ物を持って買いにくるご婦人、横のテーブルでは近所に住んでいる家族連れが集まってました。この雰囲気は日本のにぎやかな商店街に通じるものがあります。

焼きたてのソーセージを丸いパン「シュリッペン」に挟んでもらうこともできます
自家製のハーブたっぷりマスタードもマイルドで美味しいです

●Wochenmarkt Winterfeldtplatz
・住所: Winterfeldtplatz 10781 Berlin
・開催: 水曜8:00~14:00、土曜8:00~16:00
・最寄り駅: 地下鉄(U-Bahn) Nollendorfplatz U1 U2 U3 U4

1920年代から営業しているダンスホールのレストラン

歴史ある建物ですが、現在も現役

こちらはベルリンの中心部ミッテ地区にあるレストラン、テラスが気持ち良いクレルヒェンバルハウス(Clärchens Ballhaus)です。Ballとは舞踏の意味、1910年代から残っているダンスホールのレストランです。

現存するバルハウスのなかで最も古いもののひとつ

歴史的建造物の中での食事は他にはない体験ができると思います。前庭も素敵ですが、ホール奥の裏庭も雰囲気良いです。

●Clärchens Ballhaus
・営業時間: 火曜~金曜17:00~22:00、土曜・日曜14:00~22:00
・住所: Auguststr.24 10117 Berlin
・URL: https://claerchensball.haus/

老舗レストランでビールを堪能

白い看板とテラスが目印

もう一軒ご紹介したいのはツォー(ZOO)駅やベルリンの銀座クーダムにも近いサヴィニー(Savigny)広場にある西ベルリン時代からの老舗ツヴィーベルフィッシュ(Zwiebelfisch)です。

様々なスタイルのビールを提供している

ここはとにかくビールが美味しい!コロナ禍で現在の営業時間は2時までとなってますが本来は朝の6時まで営業する西ベルリンスタイルを守ってる店でした。まだベルリンの壁があった頃、東ドイツに囲まれていた西ベルリン。西ドイツの街には深夜の営業規制がありましたが西ベルリンだけはなく、夜通し飲んで朝ご飯を食べて帰るというスタイルがありました。統一後はすっかり見なくなりました。

ビールだけではなく、食事のレベルも高い

日替わり料理は黒板に書いてあります。とってもフレンドリーなお店で、どんな料理かわからないときは店員に話しかけてみてください。英語が通じる店員もいるので勇気を出してみて!
ドイツ人がビール飲む時、基本的に「おつまみ」の文化はないのです。日本人からすると不思議ですが、ドイツ人は皆さんビールだけ飲んでます。
この店にはメニューに生ハムとチーズ(またはそれぞれだけの)盛り合わせがあります。パンも付いてくるので2~3人でひと皿をシェアするのがおすすめ。

ベルリンのビール「シュルトハイス(Schultheiss)」

生ビールは5~6種類、もちろんワインもノンアルも温かい飲み物もあります。お店は旧西ベルリンの中心街にあります。散歩の途中でサクッと1杯もいいかも?

店内もとってもオシャレです。

■Zwiebelfisch
・住所: Savignyplatz.7 10623 Berlin
・営業時間: 12:00~翌2:00

■前編はこちら
https://news.arukikata.co.jp/column/travel-info/Europe/Germany/BERLIN/146_131058_1629248901.html?w=146

※当記事は、2021年8月4日現在のものです

テキスト・撮影:高橋徹
▼プロフィール
1980年からベルリン在住のコントラバス奏者で40年にわたりオーケストラや室内楽で活動、日本でも2011年から毎年公演を行っている。アンペルマン日本大使としてベルリンと日本の橋渡し役も担っている。
◎オフィシャルブログ
・URL: https://toruberlin.exblog.jp/
◎著書:『アンペルマンブック』日本版(郁文堂)
・URL: https://www.ikubundo.com/book/9784261073263

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

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