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瀬戸内海で2番目に大きい島、小豆島。海水浴やマリンスポーツを楽しめる夏がベストシーズンといわれることが多いのですが、自然風景を楽しむなら台風シーズンが終わる10月以降もおすすめ。今すぐは難しいけれど、感染状況が落ち着いたら楽しみたい小豆島の秋の魅力をご紹介します。
■寒霞渓(かんかけい)
日本三大渓谷美のひとつで、小豆島を代表する景勝地。約1300万年前の火山活動によってできた奇岩と崖地が圧巻の景色です。秋には赤・黄色・オレンジ色に染まった紅葉観賞に訪れたいもの。麓と山頂を結ぶロープウェイから、大迫力の岩肌を身近に見ることができますよ。ちなみにこの寒霞渓ロープウェイ、日本で唯一<空・海・渓谷>を同時に見られるロープウェイなんだそう。「表12景」、「裏8景」という登山道も整備されているので、体力に自信のある方はぜひ歩いてみてください。
■中山千枚田
島の中央に位置する中山地区にあり、「日本の棚田百選」にも選ばれる場所。約800枚もの棚田が、波のような美しい曲線美を描いています。この棚田は南北朝時代から江戸時代にかけて作られたものと考えられ、とても歴史のある場所。まさに日本の原風景のようで、眺めているだけで心が落ち着きそうですね。秋が深まってくると、稲が黄金色に輝き一層美しい景色が広がります。
島の名産品といえばオリーブですよね。地中海に似た気候もあり、小豆島は「日本のオリーブ栽培発祥の地」として知られています。またオリーブは香川県の、県花・県木にも指定されているんです。
オリーブの最盛期は10月~11月の約2ヵ月間で、島のあらゆる場所で収穫が行われています。この時期に収穫される若い果実を塩漬けにした「オリーブの新漬け」は、季節限定の貴重なもの。秋に小豆島を訪れたら、その時期しか出会えない旬な一品をぜひ食べてみてください。
海を見下ろす丘の上にある、約2000本のオリーブの畑に囲まれた道の駅「小豆島オリーブ公園」も必訪です。真っ白いギリシャ風車とオリーブの木々、そして青い空が印象的で、まるで地中海の島に来たような気分になる場所。園内には19品種のオリーブが植樹され、オリーブ記念館やオリーブを使ったレストランなど、まさにオリーブづくし!例年10月~11月はオリーブ収穫祭が開催されています。最新情報は公式ウェブサイトで確認を!
■道の駅「小豆島オリーブ公園」
URL:https://www.olive-pk.jp/
小豆島へは兵庫県、岡山県、香川県から船でアクセスします。旅の出発地点から、最適な港を選びましょう。
船会社もいくつかありますが、例えば「ジャンボフェリー」なら神戸港(兵庫)~坂手港(小豆島)間を約3時間で、坂手港(小豆島)~高松東港(香川)間を約1時間で結んでいます。
小豆島への船旅の間に、おすすめしたいのが「御船印」。「御船印」とは現在全国60近い船会社で発行している、船の御朱印のことです。
小豆島へ運航する船会社のうち、ジャンボフェリー、国際両備フェリー、瀬戸内観光汽船の3社で「御船印」をもらうことができます。国際両備フェリーは船内の売店で、瀬戸内観光汽船は港の切符売り場で御船印を販売中。ジャンボフェリーは2021年10月以降販売を開始する予定です。
※2021年9月現在
これから小豆島を訪れたいと思っている方は、ぜひ「御船印」情報もチェックしてみてください。
■御船印めぐりプロジェクト事務局
URL:https://gosen-in.jp/index.php
小豆島の“体験する・遊ぶ・観る・食べる・買う・泊まる”がギュッと詰まった一冊が『地球の歩き方 JAPAN 島旅13 小豆島』。地元住民の声とともに島中の魅力を伝えます。
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※当記事は、2021年9月14日現在のものです