キーワードで検索
鴨川沿いや沿線沿い、寺社や公園と桜の名所が多く点在する京都。なかでも花見とカルチャーのどちらも楽しめる観桜スポットが岡崎エリア。平安神宮の枝垂れ桜や哲学の道沿いの桜並木、京都を代表する美術館を訪ね、おいしい京グルメと、春を謳歌する旅へ出かけましょう。
琵琶湖から京都に水を供給する琵琶湖疎水の沿岸には、ソメイヨシノをはじめとする桜が約400本植樹され、水面に枝を伸ばします。桜の開花に合わせ運航される「岡崎さくら回廊 十石舟めぐり」は春の風物詩。南禅寺舟溜り乗船場から夷川ダムを約25分で往復し、のんびりと花景色を堪能できます。途中、フォトポイントのアナウンスもあるので、シャッターチャンスを逃さずに!
■岡崎さくら・わかば回廊十石めぐり
・住所: 南禅寺舟溜り乗船場
・営業: 9:30~16:30(15分毎に出発)
※2022年3月19日~4月10日予定。詳細は公式ウェブサイトで要確認
・アクセス: 地下鉄蹴上駅から徒歩7分
・URL: https://kyoto-tabi.or.jp
お花見をたっぷり楽しんだあとは、疎水北側にたたずむ京料理の老舗店へ。明治の創業から京料理一筋で営んできた名店です。ランチのおすすめは、四季折々の食材をさまざまな味付けで手桶に盛り込んだ「手おけ弁当」。美しい白木の手桶は、人間国宝の中川清司氏作のもの。繊細な味付けと美しい器で京の粋を感じさせてくれます。日替わりのお弁当は前日まで予約でテイクアウトもできます。
■京料理 六盛
・住所: 京都市左京区岡崎西天王町71
・営業: 11:30~14:00、16:00~20:00(L.O.)、土・日・祝11:30~20:00(L.O.)
・アクセス: 地下鉄東山駅から徒歩10分
・URL: https://www.rokusei.co.jp/
東山文化発祥の岡崎には、美術館や博物館、図書館などの文化施設が多く集まり、一大カルチャーゾーンを形成しています。現代アートに対応した「東山キューブ」など、今の京都を体感できる「京都市京セラ美術館」や、琳派や伊藤若冲の作品などの江戸絵画から茶の湯の美術までを公開する「細見美術館」、さらに「京都市美術館」や「京都国立近代美術館」と、個性的な施設が点在します。春の訪れを機に、古都でアート散策を楽しんでみませんか?
■京都市京セラ美術館
・住所: 京都市左京区岡崎円勝寺町124
・営業: 10:00~18:00(最終入場17:30)
・アクセス: 地下鉄東山駅から徒歩8分
・URL: https://kyotocity-kyocera.museum
■細見美術館
・住所: 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
・営業: 10:00~最終受付16:30
・アクセス: 市バス東山二条・岡崎公園口から徒歩3分
・URL: https://www.emuseum.or.jp/
喫茶店文化が色濃く残る京都には、居心地のいいクラシックな喫茶店がたくさんあります。河原町通の「六曜社1階店」は、1950年創業の喫茶店。1階店は、初代が作り上げたネルドリップで抽出するオリジナルブレンドの味を3代目が引き継ぎ、地下店は2代目が立ち、ブレンド2種と産地別のストレートコーヒーをペーパードリップで抽出しています。同じ六曜社でも、豆も抽出方法も違うのがおもしろいと評判です。
■六曜社1階店
・住所: 京都市中京区河原町通三条下ル大黒町40
・営業: 8:30~22:30(L.O.22:00))
・アクセス: 京阪鴨東線三条駅から徒歩5分
・URL: https://rokuyosha-coffee.com/
1日のラストは、京都の夜を彩るライトアップイベントへ。明治9(1886)年に開園の、京都で最古の公園「円山公園」の中央部に立つしだれ桜は必見です。樹高12m、幹回り2.8mの巨樹で、四方に伸びた枝ぶりがみごとです。正式名は一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)といいますが、通称「祇園の夜桜」とも呼ばれます。夜桜見物のあと、祇園界隈をゆったり散策するのもおすすめです。
■円山公園
・住所: 京都市東山区円山町
・営業: 見学自由
・アクセス: 京阪本線衹園四条駅から徒歩10分
・URL: https://kyoto-maruyama-park.jp/
■知恩院
・住所: 京都市東山区林下町400
・営業: 夜間特別拝観3月下旬~4月上旬の17:45~21:30(受付終了21:00)
・アクセス: 京阪本線衹園四条駅から徒歩10分
・URL: https://www.chion-in.or.jp
2022年3月17日発売の『地球の歩き方 J03京都』は、地球の歩き方ならではの切り口で、京都府全域の見どころや美食、逸品、伝統文化などを徹底紹介。
久しぶりの京都旅に出かける人、お花見やおさんぽで京都を訪れる人、この町に通う・暮らす人など、京都に縁をもつすべての人に届けたい、新たな発見が満載の町案内となっています。
J03 地球の歩き方 京都 2023~2024
地球の歩き方 国内
2022/03/17発売「京都ガイド本大賞2022」大賞受賞!京都の書店員さん達によるおすすめガイド本「地球の歩き方 京都」、京都全市町村を完全網羅!
「京都ガイド本大賞2022」大賞受賞!京都の書店員さん達によるおすすめガイド本「地球の歩き方 京都」、京都全市町村を完全網羅!
※当記事は、2022年3月18日現在のものです
PHOTO &TEXT: 『地球の歩き方 J03 京都』編集担当 カピケーラ 佐藤恵美子
PHOTO: 村岡栄治