
海もグルメも島巡りも! 石垣島でしたい5つのこと
2022.3.16
キーワードで検索
那覇から飛行機で約35分の久米島は、車で1周1時間ほどの小さな島。島の周辺には白砂ビーチが点在し、なかでも東沖に延びるハテの浜は東洋一と称えられる美しさ。クルマエビや海ぶどうの生産量も日本一を誇り、絶景からグルメまでバランスよく楽しめるのが魅力です。そんな久米島を1泊2日で満喫する最強のモデルプランをご紹介します!
1日目は島の自然を舞台にしたアクティビティに挑戦。まずは久米島の代名詞、ハテの浜に向かいましょう。ハテの浜は久米島の東海岸から約5kmの沖に浮かぶ3つの砂州の総称。全長7kmの真っ白な砂浜が延び、透明度の高いソーダ色の海に囲まれています。
ハテの浜へは海からしか行けないので、渡船やスノーケリングツアーなどに参加するのが一般的。砂州に上陸すると、ふかふかの砂が素足を包み込みます。
スノーケリングツアーでは、ハテの浜に到着後、砂州周辺でスノーケリングを楽しめます。ガイドによるスノーケリングレッスンがあるので初めてでも安心。もちろんフィン、マスク、スノーケルは貸してくれます。砂地なので魚はそれほど多くありませんが、カクレクマノミやスズメダイの仲間などが見られて華やか。
渡船でハテの浜に渡って、ビーチでのんびり過ごしたり、自分のタイミングでスノーケリングを楽しんだりするのもいいでしょう。
■アイランドエキスパート久米島
・住所: 久米島町字真我里411(リゾートホテル久米アイランドホテル内)
・営業時間: 9:00~18:00(奥の浜わくわくアドベンチャースノーケルは9:00~13:00。潮の干満により異なる)
・アクセス: イーフ情報プラザから徒歩約6分
・料金: 奥の浜わくわくアドベンチャースノーケル1万3000円(機材レンタル、保険料含む)
・URL: http://ie-kumejima.com/
ランチは島尻エリアの海沿いにあるカフェ「BACKSHORE RANCH」へ。久米島はシーサイドのレストランが少なく、大きな窓から海が見えるこちらの店は貴重な存在。沖に向かって美しいグラデーションを奏でる海を眺めながら、ピザやパスタ、タコライスなどを味わって。
久米島産のクルマエビなど地元食材を使っているのもうれしい!食事以外にもマンゴーオレンジスムージー500円など、ドライブの休憩にぴったりなメニューが揃っています。
■BACHSHORE RANCH
・住所: 久米島町字島尻169-54
・営業時間: 10:00~18:00
・定休日: 月曜
・アクセス: イーフ情報プラザから車で約3分
久米島馬牧場では、ビーチや森を舞台に乗馬を楽しめるプランを用意しています。牧場では在来種と雑種を合わせて15頭の馬を飼育しており、そのうち8頭は全国に105頭ほどしか残っていないヨナグニウマ。
乗馬は気軽に参加できる30分の「浜散歩」をはじめ、さまざまなメニューから選べます。人気の「森と浜散歩」では、緑豊かな林を抜け、白砂が延びるイーフビーチまでを50分ほどかけて散歩。個性豊かな馬たちとの触れ合いに癒やされます♪
■久米島馬牧場
・住所: 久米島町字謝名堂548(集合場所の久米島町B&G海洋センター)
・営業時間: 10:00~17:00
・アクセス: イーフ情報プラザから徒歩約12分(久米島町B&G海洋センタープール横集合)
・料金: 浜散歩30分6000円、森と浜散歩1時間1万2000円(保険料含む)
・URL: https://kumejimauma.jimdofree.com/
久米島の東には、橋で渡れる奥武島という小さな島があります。島全体がパワースポットといわれる奥武島ですが、この島の南側に畳石という神秘的な海岸があるんです。
海岸の左右250m、沖約50mの範囲を五角形や六角形の岩石がびっしりと埋め尽くす不思議な光景。これは溶岩が冷えて固まった際にできた柱状節理という地形で、その形から亀甲石とも呼ばれています。
浜辺からのんびり夕日を眺めるのも至福の時間ですが、ちょっとアクティブに、かつまったりと、海に浮かべたカヤックからサンセットを観賞するのもおすすめ。穏やかな場所でカヤックの練習をしたら、重りを沈めてカヤックを固定させ、日没までのんびりタイム。空がどんな色彩になるかは、太陽が沈んでみないとわかりません。日没後は星空も楽しみ。
■ネイチャーガイドツアー あおしょうびん
・営業時間: 9:00~17:00(サンセット&ナイトカヤックは日没30分前から約2時間)
・アクセス: あじまー館から車で約20分(アーラ浜集合の場合)
・料金: サンセット&ナイトカヤック1万4000円(保険料含む)
・URL: https://kumejimaaosyoubin.jimdofree.com/
たっぷり遊んでおなかがペコペコ!ディナーは島の人もおすすめする「海鮮味処 亀吉」へ。朝取れの新鮮な魚介がおいしい居酒屋です。久米島名物のクルマエビは刺身が1000円、塩焼きが580円。ほかにも地魚の刺身やチャンプルー、ラフテーなど、魚介料理と沖縄料理が食べられます。
■海鮮味処 亀吉
・住所: 久米島町字比嘉160-39
・営業時間: 11:30~14:00、17:00~21:30
・定休日: 火曜
・アクセス: イーフ情報プラザから車で約1分
2日目は早めに朝食をとって、向かうは久米島最高峰の宇江城岳。頂上では宇江城城跡(うえぐすくじょうあと)が見られます。標高310mの広場からは、島のほぼ全体を眺められます。北東方面にはハテの浜が見え、平地の緑とその先に広がる海の美しさはまさに絶景!
久米島にはヤジヤーガマという、約800mの鍾乳洞があります。暗闇の中を15~20分歩くと開口部に出るので、そこから戻ってくる往復500mほどの地底探検。人工の照明などは一切なく、ライトを消すと一寸先も見えない漆黒の世界…ちょっと怖いくらいの闇。
自分で行くこともできますが、洞窟内で迷ったりすると大事故につながるので、初めての場合はガイド付きツアーに参加したほうがよいでしょう。
洞窟内では天井から垂れ下がった鍾乳石や地面に盛り上がった石筍、キラキラと輝く結晶質石灰岩などが見られます。天井にはコウモリの姿も。
15分ほど歩くと緑が茂る開口部に出ます。南国の植物が繁茂し、蝶がひらひらと飛ぶ楽園風景!
■NPO久米島ホタルの会
・住所: 久米島町字大田420(集合場所の久米島ホタル館)
・時間: 9:30~17:00(ヤジヤーガマ洞窟体験は10:00~、14:00~)
・定休日:不定休
・アクセス: あじまー館から車で約4分(久米島ホタル館集合)
・料金: ヤジヤーガマ洞窟探検4000円(ヘルメット、ライトレンタル含む)
・URL: https://kumejimahotaru.jimdofree.com/
赤瓦屋根が青空に映える上江洲家は、国の重要文化財に登録された史跡。現在の主屋は1754年に建てられたもので、琉球石灰岩の石垣に囲まれた敷地内にでは、ひんぷんや井戸など当時の建築・生活様式が見られます。
■上江洲家
・住所: 久米島町字西銘816
・営業時間: 9:00~18:00
・定休日: 不定休
・アクセス: あじまー館から車で約3分
・料金: 300円
ランチのみ営業の「久米島そば処 やん小~」は、口コミで人気の沖縄そば店。みそスープのもやしそばが評判です。カツオと昆布をベースに県内産の鶏ガラと豚骨をあわせて取ったスープが、海洋深層水で仕込んだ自家製麵となじみます。
名物は無農薬栽培の惣慶もやしがたっぷりのったピリ辛味噌もやしそば970円。スープには島内ではおなじみの、久米島たいらの味噌を使っています。
■久米島そば処 やん小~
・住所: 久米島町字仲泊509
・営業時間: 12:00~15:00(L.O.14:30)
・定休日: 日曜
・アクセス: あじまー館から徒歩約5分
3本の弦からさまざまな旋律を生み出す三線は、島の音楽に欠かせない楽器。せっかく沖縄に遊びにきたのだから、三線の基本を習ってみるのも楽しそうです。地元の名手による三線教室に参加すれば、三線の基本からばっちり教えてもらえます。勘所という指の置き位置を示した図と、工工四(くんくんしー)という縦書きの楽譜を見ながら独特の音色を楽しみます。2時間ほどの教室で、簡単な曲を演奏できるようになりますよ。
■島の学校(久米島町観光協会)
・住所: 久米島町字仲泊966-33(集合場所のあじまー館)
・営業時間: 9:00~17:00(三線教室は10:00~、14:00~)
・定休日:土・日曜、祝日
・アクセス: あじまー館集合
・料金: 3300円(1人の場合は5500円)
・URL: http://kanko-kumejima.com/asobi/
夕食はイーフビーチで30年以上営業する老舗海鮮居酒屋「酒処 海坊主」へ。2020年に移転してリニューアルした店内はとってもきれい。沖縄三大高級魚のアカマチ、アカジンミーバイ、マクブを使った刺身盛り2750円やクルマエビの天ぷら1320円など地元名物の新鮮魚介を味わえます。
■海鮮・酒処 海坊主
・住所: 久米島町字比嘉150ー31
・営業時間: 17:00~23:30(L.O.22:00)
・定休日: 水曜
・アクセス: イーフ情報プラザから徒歩約3分
那覇から飛行機で約35分で行ける久米島は、美しい自然や沖縄らしい素朴な雰囲気を残しながら、遊びやグルメも充実した島。海遊びはもちろん、自然のなかで楽しめるオプショナルツアーが揃っているので、気軽に遊びにいってみては?
※紹介した物件は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、営業時間が変更になる場合があります。詳しくは公式ウェブサイト等で確認してください
これから夏に向けてまさに島旅のベストシーズンが到来!なかでも島全体が県立自然公園に指定されている久米島の美しさは別格です。最新版が出たばかりの『島旅12 久米島 渡名喜島』と、ご紹介したプランを参考に旅の計画を立ててみませんか?離島ならではの壮大な絶景に点在するパワースポット、そして南国を楽しみ尽くすアクティビティがあなたを待っています!
12 地球の歩き方 島旅 久米島 渡名喜島 改訂版
島旅
2022/03/17発売一冊丸ごと 久米島 だけを徹底ガイド!島の人が教えてくれたとっておきの情報が満載。
一冊丸ごと 久米島 だけを徹底ガイド!島の人が教えてくれたとっておきの情報が満載。
※当記事は、2021年3月17日現在のものです
TEXT: 『地球の歩き方 島旅12 久米島 渡名喜島』編集担当 アトール 高井章太郎