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『地球の歩き方』の新シリーズ「旅の名言&絶景」の第4弾はアラブ。アラビア半島から北アフリカにまで広がるアラブの国々の、悠久の歴史から生まれた知恵のことばと知られざる絶景の数々を紹介しています。本書の見どころとおすすめの絶景を先取りでご案内しましょう。
厳しくも美しい自然を生き抜いてきたアラブの人々。そんな彼らのことばは、現実を直視したものが多いですが、同時に真理にせまる鋭さをもっているのが特徴です。また、知識を求めることを大切にしていますが、これはイスラム教の影響。人々は小さな頃から「ゆりかごから墓場まで知識を求めなさい」と教わって育ちます。イスラム教の影響はやはり大きく、その教えはアラブの文化にさまざまな影響を与えています。
おおっぴらな男女関係が憚られるアラブの国々ですが、意外なことに愛を謳ったことばがたくさんあります。そのベールの下で人々は情熱的に生きていることを伺い知ることができます。また古代から現代にいたるまで、多くの歴史上の人物や詩人、作家が愛についての美しい詩を詠んでいます。それらのことばに触れて、知られざるアラブの一面を垣間見てみましょう。遠く離れた文化の異なる場所でも、愛が大切だということは変わらないものだと実感できるはずです。
アラブには預言者ムハンマドをはじめさまざまな偉人がいますが、ここでは地球の歩き方らしく、旅にまつわる名言を残した偉人に注目しました。中世の大旅行家、イブン・バットゥータです。飛行機も車もない時代にモロッコを出発し、35年以上かけて世界を旅した彼は、偉大なる旅人としていくつもの重みのあることばを残しています。ほかにアラブ世界を代表する政治家や俳優などの名言もたくさん集めています。日本ではあまり知られていない彼らの素顔に触れてみましょう。
名言といえば、ことばの専門家である作家や詩人を忘れることはできません。アラブでもはるか古から多くの文学者が活躍してきましたが、近代の詩人で有名なのが、レバノンのハリール・ジブラーン。レバノンに生まれ、フランスやアメリカで多くの芸術家と交流した彼は、何度も読み返したくなるような美しいことばの数々を残しています。イスラム教が生まれた時代から全盛期を迎える中世までの間にも、アラブが世界に誇るさまざまな学者が輩出し、すばらしい知恵のことばを残しています。
これまで旅で日常をリフレッシュしてきた旅行好きにとって、ストレスフルな日々が続くなか、癒やしやパワーをもらうための一冊。さあ、アラブの世界を地球の歩き方とともにめぐり、人生を輝かせる名言と癒やしの絶景に会いにいこう!
生きる知恵を授かるアラブのことばと絶景100
BOOKS 旅の名言&絶景
2022/07/14発売古きと新しき、東と西が調和するオリエンタルな世界、アラブ。「地球の歩き方」が贈る、人生を輝かせる名言と癒やしの絶景集!
古きと新しき、東と西が調和するオリエンタルな世界、アラブ。「地球の歩き方」が贈る、人生を輝かせる名言と癒やしの絶景集!
※当記事は、2022年7月12日現在のものです
TEXT: 『生きる知恵を授かるアラブのことばと絶景100』編集担当 アナパ・パシフィック井脇直希
PHOTO: iStock
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
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◎外務省海外安全ホームページ
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