キーワードで検索
コロナ禍で約2年間にわたり、取材に出られない日々が続きましたが、ようやく2022年4月から編集部では少しずつ海外取材を再開。そしてヨーロッパで最初に改訂版を出すことが叶ったのは「ドイツ」です。約2年ぶりの改訂版の表紙モチーフに選ばれたのは、世界遺産のケルン大聖堂。なんと約630年もの月日をかけて建造されたという建築です。疫病も火災も戦争も経て何度も復活してきた威風堂々たる姿の前に建つと、ここ数年の変化も耐えていこうという思いが強くなります。ドイツで最も多くの人々が訪れる名所、ドイツ大聖堂の姿に元気をもらい、旅のスタートを切りましょう!
長く続くコロナ禍で、改訂を見合わせてきた「地球の歩き方」の各国シリーズ。すでに新改訂版が登場しているニューヨーク、ハワイ、オーストラリアに続き、ヨーロッパエリアでトップを切って登場したドイツ。新たな見どころが登場している町もあれば、歴史を守り続けている町もあり、そこにドイツらしさがあるのだと感じます。
ドイツで常に変化のある町といえば、やはりベルリン。今回、大きな見どころとして登場したのはベルリン王宮です。かつて18世紀初頭に建設されたのち破壊されたベルリン王宮がついに再建されました。外観は王宮時代のファサードと中庭の一部を復元した、新たな王宮の姿です。内部はフンボルトフォーラムという複合文化施設になっており、民族学博物館とアジア博物館のほか、いくつもの企画展示が常に開催されています。屋上テラスへ出れば、ベルリン中心部の見事な眺めを味わえます。
旧版から2年の間に、新たに5件もの世界遺産が登録されました。「ダルムシュタットのマチルダの丘」「ローマ帝国の国境線、低地ゲルマニアのリーメス」「シュパイヤー、ヴォルムス、マインツの中世ユダヤ人共同体遺産群」「欧州11ヵ所の温泉保養地群」「ローマ帝国の国境線、ドナウのリーメス」で、改訂版ではいずれの遺産についても解説を加えました。ダルムシュタットを除いて、1件の登録物件内に複数個所が含まれているのが特徴で、あまりなじみのない場所も多いのですが、まずどこを訪ねればよいのかわかるように案内をしています。
2020年秋、首都の空港であるベルリン・ブランデンブルク空港がいよいよ開業しました。日本からの直行便は残念ながらありませんが、ヨーロッパ各地などからの乗り継ぎ便やドイツの国内線で利用する人もこれから多くなると思います。いち早く知りたい、この新空港からベルリン中心部へのアクセス方法についても、鉄道、バス、タクシーなど、それぞれ詳しくガイドしています。
アメリカ方面ではかなりの値上がりが見られますが、ドイツではレストランやカフェの値上がりはさほど大きくありません。平均するとこの2年間で2~4ユーロ前後の値上がりです。一部にはまったく値上がりをしていないところもありました。もちろん円安によって受ける影響はありますが、ものすごい値上がりはしていませんのでご安心を。
節約ランチにおすすめは、ミュンヘンやフランクフルト、ベルリンなどの大都市にあるデパートの中のセルフレストランです。サラダや惣菜などは自分の好きなものを好きなだけ、量り売りとなります。どんなものが食べられるのか、あらかじめ見てわかるのは安心ですし、チップが不要なのも助かります。地元の人たちといっしょに、お手軽ランチを楽しめます。
コロナ期間中には、人気のノイシュヴァンシュタイン城のチケット事前予約方法に変更がありました。ほかにも混雑が予想される城、博物館、美術館などでは、チケット予約をしなくてはならない場所、あるいは予約をしたほうがよい場所が増えています。それらは各物件の掲載ページに記述してありますので、注意してください。地球の歩き方といっしょに、どうぞ快適なドイツの旅を楽しんでください。
中世以来各地で独自の文化を育んできた表情豊かな国を、掲載都市数ナンバーワンの本書で自在に歩いてください。各都市の掲載物件アップデート完了、withコロナ旅の最新情報や、円安に負けないお得旅の秘訣もご紹介しています!
A14 地球の歩き方 ドイツ 2025~2026
Aシリーズ(ヨーロッパ) 地球の歩き方 海外
2024/07/04発売ドイツは中世以来各地で独自の文化を育んで来た表情豊かな国。掲載都市数No.1の「歩き方」であなたの旅を作ってください。
ドイツは中世以来各地で独自の文化を育んで来た表情豊かな国。掲載都市数No.1の「歩き方」であなたの旅を作ってください。
※当記事は、2022年11月17日現在のものです
TEXT: 『地球の歩き方 ドイツ 2023~2024年版』編集担当 鈴木眞弓(アルニカ)
PHOTO: 柏木孝文(どんぐり・はうす)
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記を参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html