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少しでもお得にパリに行きたい!フランス旅のおすすめ時期とテクニック

守隨 亨延

守隨 亨延

フランス特派員

更新日
2022年11月28日
公開日
2022年11月28日
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パリには世界中から観光客が集まります。1年のうちでパリをお得に訪れることができるのはいつ? 閑散期のパリの楽しみ方をまとめてみました。

1〜2月の冬のパリを楽しむ

©︎iStock 積雪時のエッフェル塔

パリが最も落ち着くのは、年末のバカンスが明けたあと、1月から2月にかけてです。この時期はクリスマスの華やかさも落ち着く閑散期。冬のため町歩きには少し寒く、霧雨のような雨が降ることも多いですが、気温が下がるといってもマイナス数度ですのでイメージよりは寒くはありません。

©︎iStock ガレット・デ・ロワのパイ生地に隠れるフェーヴ

この時期のグルメは、1月前半はパティスリーやパン屋さんに並ぶパイ生地のお菓子「ガレット・デ・ロワ」を試してみてください。一人前として焼いた小さなものや、大きなものを一人前に切り分けたものを売るところもありますので、ひとりでも、同行者とシェアしてもよし! このガレット・デ・ロワを食べる際、なかに入っているフェーヴとよばれる陶器のおもちゃが誰に当たるかというイベントもこのケーキを食べる際の楽しみのひとつです。切り分けられたケーキにフェーヴが入っていると幸福になるといわれており、フェーヴが当たった人は王冠をかぶり、その日一日は王様になりみんなから祝福されます。

筆者おすすめのガレット・デ・ロワのお店はセバスチャン・ゴダールです。

パティスリー
店名
SébastienGaudard(セバスチャン・ゴダール)
住所
1ruedesPyramides75001
URL
https://www.sebastiengaudard.com/
バスティーユ地区にあるレストラン「ボファンジェ」の生牡蠣の盛り合わせ

また、冬は生牡蠣なども美味しい季節です。町中の魚介を扱うレストランやオイスター・バーなどでシャンパンと共に楽しみたいです。

牡蠣レストラン
店名
Bofinger(ボファンジェ)
住所
5-7RuedelaBastille75004
URL
https://www.bofingerparis.com

2月前半は、パリ市内13区や20区などの中華街で春節祭(旧正月)が行われます。2月後半にはパリ南部ポルト・ド・ヴェルサイユにある展示会会場で国際農業見本市が開かれます。フランス各地から農家が集まる農業の祭典で、会場内では牛や羊、山羊などの生体展示や、各地の特産品や、料理を楽しみながらフランスの食文化にふれることができます。パリに居ながらにして、各地のグルメを堪能できます。

国際農業見本市で集まった動物たち

6月の日の長い夏のパリを楽しむ

©︎iStock アレクサンドル3世橋から見たエッフェル塔

1〜2月に比べると観光客はずいぶん増えますが、7月や8月のバカンスシーズンが始まる谷間の6月も比較的お得な旅行ができる時期です。この時期のおすすめは、なんといっても町歩き。1日の日照時間が長く22時頃まで明るいので、のんびりと観光ができます。

夏のパリっ子の定番といえばセーヌ川でのピクニック。飲み物や食べ物を買い込み、河岸に座っておしゃべりを楽しみます。パリっ子にならってぜひやってみましょう。ただし、おしゃべりに夢中になっているところを狙うスリもいますので、貴重品にはくれぐれも注意を。

©︎iStock ドゥビリ橋から見たエッフェル塔

6月は夏至の日に音楽イベント「フェット・ド・ラ・ミュージック」が行われます。カフェや公園など、町なかのいたるところでコンサートが開かれ、その晩はパリの町が丸ごとコンサート会場になります。

8月はパリに限れば閑散期

©︎iStock 8月はパリから人が一気にいなくなる

8月は日本からの航空券は高くなりますが、パリに限っていえば、皆バカンスに出かけてしまうので、市内は閑散としています。ホテルも空きに余裕があることが多いです。

ただし、この時期はレストランなども長期休業することが多く、せっかくパリに来たのにお目当てのお店が閉まっているということも多々あります。人が少なく、少し雰囲気が落ち着いたパリの雰囲気を楽しみたいときには、おすすめの時期です。

クリスマス前11月の晩秋のパリ

©︎iStock シャルル・ド・ゴール広場と凱旋門

11月は日本からの航空券価格が落ち着きをみせ、またパリ市内もクリスマスの慌ただしさが始まる前の時期です。この時期になってくると雨の日は多くなりますが、秋の味覚がまだ堪能できる時期でもあります。

©︎iStock ペール・ラシェーズ墓地内に並ぶさまざまなお墓

11月1日は諸聖人の日。フランス人にとってのお墓参りの日です。ペール・ラシェーズ墓地などの有名人のお墓を訪れると、多くの献花で飾られています。

CimetièreduPère-Lachaise(ペール・ラシェーズ墓地)
住所
16Ruedurepos75020
URL
https://pere-lachaise.com/

第3木曜日は日本でも有名なボージョレ・ヌーヴォーの解禁日です。この日に合わせてボージョレ・ヌーヴォーの試飲スタンドを出す酒店もありますし、カフェではボージョレ・ヌーヴォーのポスターを貼っているところもあります。

©︎iStock 秋の食材とともに試したい

11月も後半に差しかかると、ギャラリー・ラファイエットやプランタンなど市内の百貨店でクリスマス向けの装飾がスタートしますし、シャンゼリゼ大通りなどではイルミネーションがスタート。クリスマスの雰囲気を少し先取りできます。

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