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旅行の楽しみのひとつが、その国や地域ならではの雑貨や日用品探し。友人用のギフトはもちろん、旅の思い出に普段使いできる商品に出合えると嬉しいですよね! メイド・イン・フランスの製品や掘り出し物のアンティークなどを見つけられる、パリ市内のおすすめスポットをまとめました。
パリ市内ではいたるところで蚤の市が開かれていますが、まずチェックすべきはパリの南北でそれぞれ定期的に開催されているクリニャンクールの蚤の市(北)とヴァンヴの蚤の市(南)です。
もっとも規模が大きいのがパリの北にあるクリニャンクールの蚤の市。地下鉄4番線クリニャンクール駅を出て北側に広範囲に広がっています。クリニャンクールは、露天ではなく店舗を構えたお店が集積する形で蚤の市が形成されており、扱う品物によって店舗がエリア別に分かれています。
例えば、クリニャンクール駅から近い「ヴェルネゾン」というエリアにあるお店はインテリア小物、アクセサリーなど、その先の「ドーフィヌ」にあるお店は、1階が家具など、2階が古書やレコードなどといった具合です。さらに価格帯によってもエリアが分かれ、さらに奥にある「ポール・ベール」「セルペット」といった場所は、高級インテリアブランドのヴィンテージ家具などを扱っています。
初めから探したいものが決まっている場合は、そのエリアに目がけて進むとお目当ての品物を見つけやすいです。
クリニャンクールの蚤の市
詳細をみるしっかりとした店舗形式のクリニャンクールの蚤の市とは反対に、歩道の両脇に露天がずらりと並ぶ青空市がヴァンヴの蚤の市です。ヴァンヴの蚤の市もさまざまなものが売られていますが、こちらは食器やキーホルダー、置物などどちらかというと小物が中心。クリニャンクールの蚤の市にあるような大きな家具などは少ないです。
ヴァンヴの蚤の市は、ゆっくり見ても2時間ほどでひと通り巡ることができるサイズです。そして、良いものは露天が開いてからすぐに売れてしまうため、早朝から出かけることをおすすめします。朝早くから出かけて買い物を楽しんだら、近くのカフェで戦利品を見比べながら朝食をとるのも楽しいですね。
ヴァンヴの蚤の市の他にはモントルイユの蚤の市(市内20区)やジョルジュ・ブラッサンスの古本市(同15区)などが有名ですが、他にも青空市が週末を中心にパリ市内のいろいろな場所で不定期に開かれています。そのため市内観光の途中で出合うこともあるかもしれません。パリ市の公式サイトでも一覧が更新されていますので参考にしてみてください。
ヴァンヴの蚤の市
詳細をみる近年パリでは、美術館やエッフェル塔など観光スポットが出すオフィシャルグッズのデザインがとても良くなっています。“ザ・観光地!”といったようなものではなく、おしゃれな日用品として使えるものが多いです。
例えば、フランス国立美術館連合(RMN)が出すグッズでいうと、ルーヴル美術館やオルセー美術館、ポンピドゥー・センターの収蔵品をモチーフに、それを日用品のデザインに落とし込んだグッズを始め、変わり種としてはパリ市内パレ・ロワイヤルにある憲法評議会のショップでは、フランスの国旗と憲法をモチーフにした商品が揃います。
フランスの有名ブランドとコラボした商品も多く、ヴェルサイユ宮殿だとメゾン・バルションとコラボしたクッションカバーやテーブルウェアなどは、家にあっても観光地で買ってきたものとは分かりません。
グルメの国フランスでは、料理を彩る食器や用具についても文化を積み重ねてきました。パリにも多くの陶器や食器の有名ブランドが店舗を出しています。
なかでも人気が高いのがアスティエ・ド・ヴィラット。独特な白が特徴的なブランドで、ハンドメイドで作られているため、同じ形のお皿でもまったく同じ形のものはなく、すべてが1点ものです。ジアンもよく知られた陶器ブランドのひとつ。華やかに彩色された食器は日本の百貨店などでも取り扱いは多いです。キッチン用品だと、ア・シモンやモラ、ラ・ボヴィダといったお店へ。プロ用のものまで品揃えが幅広いです。
お皿やボウルなどは、持ち運びの際の梱包が心配だという場合は、ソムリエナイフやチーズナイフなどもおすすめです。日本に戻ってからも、身近にフランスの空気を感じることができます。
ギャラリー・ラファイエット パリ・オスマン
詳細をみる監修:地球の歩き方