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「Castella do Paulo (パウロのカステラ)」の美味しさに感激し、長崎でカステラ造りの修業をされたパウロさん、店主の智子さんにぜひお会いしたい!と思い、お忙しい中無理を言ってお願いをすると、智子さんがお時間を作ってくださいました。
案内していただいたのは、お店の上にある広々としたスタジオ「ゾク・パウロの家」。
1770年代に建てられたという歴史あるその建物は、とても清潔で窓の外の景色、壁のタイルなど、ポルトガルらしさを感じることができます。
智子さんは、大学を卒業したばかりの22歳のときに、言葉もわからないまま「ポルトガルのお菓子を学びたい」という思いを胸に単身でポルトガルにやってきました。
大学生のころ訪れた長崎でカステラを食べながら「今のポルトガルのカステラはどうなっているんだろう」と思い、ポルトガルのお菓子に興味を持ったのがきっかけ。「それに、フランスには既にたくさんの日本人のお菓子職人がいるけど、ポルトガルなら自分でもできそうだなって」。
「馬とかロバと一緒で、前しか見えないの。子供のころからずっとお菓子職人になると思っていたんよ。言葉もわからないから“お金はいらない。働かせてほしい”ってポルトガル語で書いた紙を持って、お菓子屋さんをまわったの。今考えるとあの時は恐いもの知らずだった」と見せてくれた笑顔にはその信念の強さも感じました。
修業をしていたお店で、お菓子職人として働いていたパウロさんと出会い、結婚。「あの人、初めは朝もひとりで起きれないような人だったのに、今は絶対に弱音を吐かない働き者だと思う」と智子さん。二人力を合わせ様々な困難を切り抜け、現在の「Castella do Paulo (パウロのカステラ)」を営んでいます。
残念ながら現在、ポルトガルのお菓子屋さんはインスタントパウダーや着色料が使われ、安い素材で本物っぽく作るというスタイルが多いそう。そんな中で「Castella do Paulo (パウロのカステラ)」では、「お菓子がブサイクなのが許されへん」と手間暇をかけ、愛情のこもった本物のポルトガルの伝統菓子を作っています。
「工房でカステラを切ると心が落ち着く」というほど。そんなパウロさんと智子さんの想いが詰まったカステラは、どこか懐かしい優しい味がしました。
「“男々しい(めめしい)”生き方はしたくない。女の生き方を見せてやる」と、自分の信念を貫き通した智子さんの生き方は、かっこよくて、お話を聞いていると、どんどんその人柄に惹かれていきました。
「いい仕事をしてきた人は、いい人間になれる」
そう教えてくれた智子さん。
彼女が人生をかけた“本物のカステラ”を味わってみたいと思いませんか?
おしゃれな服屋さんが並ぶ通りを颯爽とあるいていたジョナくん。190cm近い身長と個性的なサングラスが印象的で、思わず声をかけてしまいました。
「モデルさんみたいですね」と口にすると「よくわかったね!モデルをしているんだ」と言われたのでビックリ!本物のモデルさんだったんですね!ジョナくんは幼いころから水泳をしていて、現在の引き締まったボディはそのおかげだとか。現在も週に3回は水泳をしているそう。誰もが羨むスタイルの良さは、努力の賜物だったんですね!