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スペイン・ブニョール。
バレンシアから列車で約1時間ほどの人口1万人にも満たないこの町に、毎年4万人以上が詰めかける、1年に1度のお祭り。トマティーナ。
聞いたことがある方も多いと思いますが、トマト投げ祭りです。
1940年代に野菜売りのスタンド前でのケンカでトマトを投げ合ったことが起源になっているとか。
トマト好きな私としては、ぜひとも参加したい!世界一周の計画の時点で、絶対に行こうと思っていました。
8月31日。
ついにこの日がやってきました。
まずは前夜祭です。
旅の途中で出会った旅人や、日本から来てくれた友人たちと集まり、お祭り騒ぎ。
今回、素敵な企画に参加させていただきました。
Tシャツにペイントした「PRAY FOR JAPAN」。スペインから日本へ!
そして、翌日のトマト投げ本番に向けて、公園で野宿。
朝になり会場へ向かいました。
通りはビニールシートで覆われ
みなさん気合が入っています!
トマト投げ祭り最初のイベントは、パロ・ハボンです。石鹸をたっぷり塗った棒の上にハムがくくり付けられていて、そのハムが取られたときが、トマト投げ開始の合図。
待ちに待ったトマトを乗せたトラックが次々とやってきます。
こうなるともう、トマト地獄!
みんなトマトまみれ。白かったTシャツも真っ赤に染まります。
世界には、こんなおバカなお祭りがあるんです。
最高に楽しいお祭りトマティーナ。
情熱の国、スペインにぴったりです。
スペイン人の男性は、アツい心を持った方が大勢。恋愛になると、次々に情熱的なアピールをしてくるらしいです。
スペイン人の方から聞いて面白いと思った話をひとつ。
バルと呼ばれるスペイン風居酒屋で、スペイン人同士がお酒を飲んでいて、いざ、お会計!となると「俺が払う!」「いや、俺が!」と、本気で殴り合いのケンカを始めてしまうことが多々あるそう。
心配してみていると、5分後には「アミーゴ―!」と抱き合っているとか(笑)
そんな情熱的で、なんとも憎めないスペイン人が大好きです。スペインもラスト!
トマト投げ祭り終了後、トマトまみれのままイケメン探し。一緒にいた友人たちの協力により、シャワーの順番待ちをしていたカイさんを発見しました。今回は1週間の休みを利用して、スペイン旅行にきているそう。トマト投げ祭りの感想を聞くと「ずっと、トマティーナに参加するのが夢だったんだけど、本当にクレイジーだね。もうトマトは当分見たくないよ」と、笑顔のカイさん。あぁ、トマトにまみれてもイケメン!
写真が見づらいのは、撮影した防水カメラもトマトまみれだったからです。お許しを!