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アレキサンドリアやデルタなどは地中海性気候。カイロ周辺の半乾燥気候と半砂漠気候。カイロ以南と東方砂漠、西方砂漠の砂漠気候の4つ。地中海地方は冬期に雨が降る。この時期のカイロ、アレキサンドリアや西方砂漠はかなり寒い。防寒具を忘れずに。3~5月にはハムシーンと呼ばれる砂嵐が吹く日がある。
服装は、基本的には夏服。それと、ある程度体温調節ができるものがあるといいだろう。
エジプトでは、もちろん夏の間は毎日ひたすら暑いのだが、それ以外は、ある日突然冬の寒さになったり、夏の暑さになったりと気温の移り変わりが激しい。日本の気候のように、日々少しずつ変化するものではないので、そのつもりで。
夏は直射日光による極度の日焼けや熱中症を防ぐために、上に羽織れるものを用意するといい。列車やバス、ホテルなどで冷房が効きすぎる(しかも弱くできない)こともある。
また、特にシナイ山や砂漠のキャンプなどへ行く予定の人は、真夏でも朝夕は冷え込むので万全の準備を。
冬(12~2月)に旅行する人は、日本の春ぐらいの気温を想定した服装を中心に。カイロ、アレキサンドリアでは、日本から出かけるときに着ている程度のもの(分厚いコートやセーターは除く)が必要。ルクソール、アスワンでは日中は半袖でOKだが、夕方以降は冷え込むので、常に上着は持って行ったほうがいい。また、冬にマリンスポーツを楽しむなら、海から上がってからボートの上などで意外に長く過ごすこともあるので、防寒対策を忘れずに。
洗濯物は、数時間もうちに乾いてしまう。エジプトでは、歩いているだけでも砂ぼこりやら何やらで服が汚れやすいので、ジャブジャブ洗えるものがいい。
靴は、街なかはサンダルでもいいが、遺跡を訪れるときは、砂地を歩くことが多いので、履き慣れた靴がいい。
リゾート地や大観光地ではどんな格好をしても基本的には問題ないが、いくら暑い国だからといっても、素肌の出過ぎる服装は避けるようにしたい。これはイスラームの宗教的意識からいえることだ。特に観光地以外の場所では注意すること。
男性は短パンなどひざ以上と、タンクトップなど肩が見えるものはよくないとされている。
女性は、スカートなら長いものを着よう。ひざ以上、ひじ以上見える服はいけないとされているからだ。タイトなジーンズやピチピチTシャツ、キャミソールなど、体の線が見えるものもよくないと考えられている。このようなエジプトの生活習慣を乱さないように気を付けよう。