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2023年5月31日、フランス観光開発機構は都内で記者発表会を開催し、新たな観光ディスティネーション「ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー 美食の渓谷」をアジア圏で初めて発表しました。どんな旅先でどんな体験ができるのか早速チェックしてみましょう!(画像:ディジョンの市場ツアー 画像提供:ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー)
フランス語で「Vallée de la gastronomie」、日本語では「美食の渓谷」と訳されるこの観光ルートは、ソーヌ渓谷やローヌ渓谷にあるディジョン~リヨン~マルセイユを結ぶ、全長620kmの広範囲なエリアを指します。ルート沿いの町々をさまざまな食の体験をとおして巡るグルメな旅の提案です。ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地方観光局 日本市場代表の佐藤昌氏によると、コロナ禍以降、フランスを訪れる旅行者が旅先に求めるものは、アール・ド・ヴィーヴル(暮らしのなかの芸術)や、本質・伝統に触れる旅へと回帰する傾向にあるといいます。フランス好きなリピーターや食に関心の高い日本の旅行者層にはぴったりなコンセプトといえそうです。
試食いっぱいのガイドツアーで巡る美食マルシェやワインのカーヴ見学など、学びの多い現地プログラムがたくさん用意されています。珍しいものとしては、世界三大珍味のひとつトリュフを、訓練された鋭い嗅覚をもつ犬と一緒に狩りに出かけたり(もちろん試食もアリ!)、ワイン好きならトライしてみたいアッサンブラージュ(自分好みにワインを調合すること)&オリジナルワイン作りなど、フランスならではの体験がお待ちかね。
ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー域内の町や体験の詳細についてはホームページをチェックしてみてください。
Vallée de la gastronomie
https://www.valleedelagastronomie.com
今回の記者会見にはヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー域内の観光局や観光業者が来日し、会見後のテイスティングブースでは各地自慢のグルメを紹介しました。特別ゲストに、2023年1月にリヨンで行われたボキューズ・ドール国際料理コンクール決勝戦で5位を獲得した、シェフのナイス・ピロレ氏が登場。なんと25歳という若さでフランスチームのキャプテンを務めた逸材です。
フランス人が大好きなコンテチーズもヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー域内のジュラ県の特産。そのほかブルゴーニュ地方のウォッシュタイプチーズ「エポワス」や「スーマントラン」、栗の葉で包まれたプロヴァンス地方の山羊チーズ「バノン」など、チーズ好きにもたまらないエリアです。
地球の歩き方フランス編2024~25年度版では、美食の国を楽しむためのプランやお役立ち情報をたっぷり盛り込んでお届けします!ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミーの旅のお供にもぜひ活用してみてください。
TEXT:地球の歩き方編集室 由良暁世
A06 地球の歩き方 フランス 2024~2025
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2023/07/13発売パリを満喫したら、“その先のフランス”も旅してみたい。パリとフランスの各地方を旅するための詳細マップと徹底ガイド。
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