
サウジアラビアリヤルの通貨
2024.7.9
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2019年9月に観光ビザの発給を開始したばかりで、ビジネス以外の利用は一部の団体旅行でしか観光客を受け入れてこなかった中東の大国・サウジアラビア。日本は石油の3~4割を同国より輸入しており、関係が深いにも関わらず、ほとんどの日本人にとっては未知と言ってもいい国でしょう。19年以前はビジネス目的か、一部の団体観光客しか訪れることができなかったこの国を23年7月に訪れる機会を得たので、出国してから帰国するまでをレポートしていきたいと思います。(サウジアラビアは入国時ににビザを取得する必要があります。ビザの取り方はサウジアラビアのE-Visa申請)をご参照ください。
タッチ式のクレジットカードが広く普及しているサウジアラビアですが、少額の買い物やチップ用に多少の現金があった方が無難です。以前はサウジで日本円をサウジアラビアリヤルに変えるのは難しかったですが、現在ではリヤドの空港でも対日本円のレート表示があるなど両替しやすくなりました。ちなみ両替レートははリヤドでするより日本での方が少しお得でした。
成田での両替は4FにあるGPAカウンターで。リヤルは電光掲示板に通貨が出ていませんが、リヤルへの交換が可能です。この日の対円リヤルレートは約43円(市場レートは38.5円、次の日にリヤドの現地両替レートは約50円でした)。遠方の方は予め郵送で両替することも可能です。
サウジアラビアでの両替の記事はこちらもご参照ください。
旅行を通してクレジットカード(それもタッチ式)が多く使えたため、現金が必要なシチュエーションはそこまで多くありません。店舗によって一部カード会社を読み込まなかったことはありました。カードは2種あると安心です。
また、今回の旅で訪れたリヤド、アブハ、ジザン、ジェッダのいずれの街でもリヤド銀行などのATMが街に点在しており、各ATMでもキャッシングも問題なくできるため、日本で両替した現金が心もとなくなった人はキャッシングを利用すると良いと思います。
直行便がないサウジへの旅路。今回はエティハド航空Etihad Airwayに乗り、アブダビ経由で首都・リヤドまで向かいます。現地時間22時過ぎにアブダビに到着。
トランジットで4時間ほど時間が空いてしまうので、空港内をぶらつきます。ターミナル1の装飾はとてもキレイです。空港内施設は深夜にも関わらず多くがオープンしており、多数の店舗があるフードコートにはマクドナルドや各国のメニューがあるので、腹ごしらえにも最適です。
他にアブダビ空港で良かったことはWi-Fiがストレスなく使えた事。簡単な操作で速度が出なかったり何度も途切れたりすることがなく、認証させる割に速度が出ない日本の空港よりもよっぽど使いやすかったです。(サウジアラビアのWi-Fi事情についてはこちらをご覧ください)
快適な時間を過ごし、無事トランジット便に搭乗し、深夜3時半にリヤド空港に到着。ホテルに着き、シャワーを浴びる頃には日の出を迎えてしまいました。