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いよいよ夏本番を迎え、お出かけムードも完全復活!今年は五感を開放して、夏を思いっきり楽しみませんか?伝統が織りなすグルメや絶景、工芸品……東京23区にはここにしかない体験が盛りだくさん!2023年7月に発売を迎えた『地球の歩き方 東京23区』から、今こそ行ってほしい5つの体験を厳選してご紹介します!
風鈴や涼しげなグラス、祭りムード漂う提灯……そんな夏気分を盛り上げる、とっておきのアイテムを手作りしてみませんか? 23区には江戸の技術を受け継ぐ伝統工芸と、匠の技をもつ職人が数多く存在します。工房を訪ね、職人の技に触れながらオリジナルの工芸品を手に入れましょう!
「篠原まるよし風鈴」で製作できるのは、夏の風物詩でもある風鈴。江戸風鈴とよばれる、江戸からの技法を受け継ぐ数少ない店のひとつで、ガラス吹き&絵付け体験をすることができます。職人さんのアシストを受けながら、きれいなまる~い形に膨らませ、好みの絵柄を描いていきましょう。金魚や花火など定番の絵柄もすてきですが、ここでは色やデザインも思いのまま!思い通りには描けなくても、そこはオリジナルならではのご愛嬌。世界にひとつだけのアイテムは、愛着わく思い出のひと品になるはずです。
ほかにも「江戸切子」のグラスカット体験、「江戸手描提灯」の文字入れなど、夏に参加したい伝統工芸体験はまだまだあります。職人の手仕事にも触れられる製作体験で、この夏は遊びと学び、両方楽しみましょう!
昨年までは中止が多かったお祭りも、今年からは続々と復活!なかでも夜空を彩る花火大会は、街が湧く夏の一大イベントです。本書でも紹介している「隅田川花火大会」や「江戸川花火大会」も4年ぶりの開催が決定!待望だったお祭りに、今年こそ足を運ぶという方も多いのでは?
これら花火大会が発展を迎えたのは、江戸時代のこと。隅田川花火大会は、徳川吉宗が飢饉による犠牲者の慰霊と悪霊退散を祈念し、打ち上げを許可したことが始まりです。「両国の川開き」の名で親しまれていた大会は、現在では2万発が打ちあがる日本最大の花火大会へと成長!江戸風情感じる屋形船や、光り輝く東京スカイツリー®との共演も必見です。
一方、河川敷で開催される「江戸川区花火大会」は、開けた視界で見るダイナミックな花火が魅力。「たまや~かぎや~」の掛け声、「かぎや」で知られる宗家花火鍵屋が花火を手がけます。BGMとともに次々と打ち上げられ、特にオープニングとフィナーレは圧巻のひと言!
そんな伝統的なお祭りはもちろん、踊り&ダンスが主役のイベントも見逃せません!本場さながらの盛り上がりを見せるのが、「東京高円寺阿波おどり」と「浅草サンバカーニバル」。観客も一体となって盛り上がれる“新定番”のお祭りも、ぜひ本書にてご確認を!
本書の数あるグルメ特集から、夏こそ行きたいイチオシの3店をピックアップ!
ひんやりした風味がたまらない、「アイスクリーム・ソーダ」と「小倉アイス」。実はどちらも発祥はここ、23区なんです。アイスクリーム・ソーダが味わえるのは、明治35年創業の「資生堂パーラー 銀座本店」。日本初のソーダファウンテンとして誕生し、そこで提供していたソーダ水とアイスクリームが発展したといわれています。上品なビジュアルは見ても美しく、ひと口食べれば格別の味わいが広がります。
小倉アイスは湯島の老舗、「甘味処みつばち」へどうぞ。売れ残っていた小豆をアイスクリーム桶に保存していたところ、偶然できたというのが小倉アイス。今やどこでも目にする定番の味も、実は思わぬ経緯で誕生していました。大納言小豆、砂糖、塩、水とシンプルに作られているからこそ、何度でも食べたくなる味です。
夏グルメで外せないのが冷やし中華!発祥の店ともいわれる「揚子江菜館」の冷やし中華は、そのビジュアルの美しさにご注目。放射線状に広げられた具材は、四季で移り変わる富士山をイメージしたという華やかな見た目。さらに食べ進めていくと、麺のなかから茹でエビ、干しシイタケ、うずらの卵など5種類の具材が登場します。
「五色涼拌麺」というメニュー名の通り、目にも楽しい、食べても涼しい、さっぱり食べたい暑い季節にはぴったりです!
続いては、暑い夏にぴったりの逸品が手に入る23区の名店へご案内!創業はなんと江戸時代に遡る天正18(1590)年の「伊場仙」は、扇子・団扇の専門店です。
江戸時代、浮世絵を取り入れた団扇絵で名を上げた伊場仙は、江戸城にも出入りしていた “江戸幕府御用達“。また、初代・歌川豊国、国芳、広重……名だたる浮世絵師たちの版元でもあり、江戸町民にも大人気だったそう!その版画を使った貴重な扇子・団扇は今でも伊場仙の看板商品で、ここでしか手に入らない逸品が揃います。
また、自由に見学できる「伊場仙ミュージアム」も併設。ここでは現存する初代・歌川豊国らの浮世絵や、貴重な版画を使った江戸団扇や江戸扇子を見ることができます。
江戸町民も親しんでいた品々は、現代の私たちにも彩りを加えてくれる名品です。
伊場仙のある日本橋周辺には、江戸時代から営業を続ける老舗が多く点在しています。刷毛・ブラシの「江戸屋」、楊枝専門店の「さるや」、江戸箒の「白木屋傳兵衛」などなど……充実のラインアップは、ぜひ本書でチェックしてみてくださいね!
夏の宵は「屋形船晴海屋」で、江戸風情感じる特別な体験をしませんか?気持ちのよい夜風が吹き、お酒も食事も一層おいしく味わえる季節には、屋形船がぴったりです!
「屋形船晴海屋」では、隅田川や東京湾を周遊しながら豪華な懐石料理がいただけます。2時間30分の「お台場・スカイツリー周遊コース」は、ライトアップされた隅田川の夜景を回るスタンダードコース。両国乗船場からスタートし、船内に入るとねじりはちまきを巻いた船頭姿のスタッフがお出迎え!隅田川に架かる永代橋や勝鬨橋、東京スカイツリー、東京湾に浮かぶレインボーブリッジなどを巡ります。普段は見られない船上から見る夜景は、スペシャル感も満載です。
ほかにも本書では、極上の夕焼けを望める「シンフォニークルーズ」をご紹介。こちらはお台場や舞浜、羽田空港など東京湾沿いをメインにまわり、ロマンティックな夕焼けが楽しめます。開放的な海と空に浸りながら、ひと味違ったナイトライフを満喫しましょう!
夏をテーマにすれば、まだまだ紹介したいスポットは盛りだくさん!夏=カレーということで、“ニッポンのカレー”発展の歴史も名店&発祥店とともに深掘り。また、外飲みがおいしい季節にぴったりの飲み屋街特集では、風情感じる飲み屋街から進化系横丁まで徹底取材!全532ページのなかに、23区の老舗&新名所がぎっしり詰まっています。
都内在住者の日帰り旅行から宿泊込みの長期滞在まで、どんな目的の人でも必ず「行ってみたい!」が見つかるガイドブックです。この夏は『地球の歩き方 東京23区』と一緒に、にぎわう東京の街へ出かけてみてください!
J01 地球の歩き方 東京 23区 2024~2025
地球の歩き方 Jシリーズ(国内)
2023/07/13発売江戸東京の伝統・粋・老舗・旬をテーマに23区の各エリアをさらに深堀りしてパワーアップ!進化するTOKYOをいざ、再発見。
江戸東京の伝統・粋・老舗・旬をテーマに23区の各エリアをさらに深堀りしてパワーアップ!進化するTOKYOをいざ、再発見。
TEXT:『地球の歩き方 J01 東京 23区』編集担当 渡辺菜々子(ART LOVE MUSIC)
PHOTO:和氣淳、倉谷清文、PIXTA
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
(関連記事)https://www.arukikata.co.jp/web/catalog/article/travel-support/