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2024年の旅先指南!南仏プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方の最新情報をチェック

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2023年12月7日
公開日
2023年12月7日
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2023年もあと少し。すでに2024年の旅計画を立て始めている方も多いのでは? 来年の旅先候補に、南仏の地中海岸からアルプス山脈の麓まで広がる、プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方はいかがでしょう。このほど現地観光局によるワークショップが行われました。入手したばかりの最新情報をいち早くお届けします!

南仏はフランスきっての人気観光地

南仏を熱くプロモーションされた観光ミッションの皆様

南仏のプロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方は、フランスではパリに継ぐ人気観光地で、年間1,000万人を超える旅行者が訪れています。年間日照日数が300日を超えるという穏やかな気候。紺碧の地中海、のどかな田舎、そしてアルプスの山景色まで、変化に富んだ風景を楽しめるのもこの地方の魅力。2024年は、国民的自転車レース「ツール・ド・フランス」のゴールが初めてニースとなり、またパリ五輪の会場にもなるなど、スポーツの分野でも大きな話題を集めることでしょう。

■プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方観光局
・URL:https://provence-alpes-cotedazur.com/en

旅を振り返りながらのトークイベント

2023年、ニースやマルセイユがラグビーワールドカップの会場となり、熱い試合が繰り広げられたことが記憶に新しい南仏。大会開催前には、日本ラグビー界のレジェンドであり、本年度フランス観光親善大使を務めている大野均さんが現地を訪れ、会場となるスタジアムや周辺の観光スポットを巡りました。ワークショップでは、取材に同行した地球の歩き方フランス編プロデューサー由良と、大野さんによるトークイベントも行われました。現地ではワイナリーやラベンダー畑なども訪れ、素顔の南仏の魅力が語られました。

大野さんと旅した南仏取材の詳しいレポートはこちら
■ニース
https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/3003397
■プロヴァンス
https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/3003480/

ガレットの仕上げに集中する大野さんはまるでシェフのよう

料理好きで、レシピノートまで作成されているという大野さん。なんと出席者の前で、その腕を披露してくださいました。料理を指導したのは、リュブロン地方にあるレストラン「オーベルジュ・ラ・フニエール」の3代目オーナーシェフ、ナディア・サミュさん。地産地消をモットーに、生産者との関係を大切にしながら料理を作っています。今回実演されたのは、ヒヨコ豆を使ったガレット。南仏の陽光の下で、アペリティフとともにいただきたい一品でした。

■オーベルジュ・ラ・フニエール
・URL: https://www.aubergelafeniere.com

アーモンドクリームを載せたヒヨコ豆のガレット
大野さんとプロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方観光局のマーケティング・ディレクター、ヤニック・ル・マガデュールさん(右)、PRのラビアさん(左)

コートダジュールの新キャンペーンテーマは「冬は新しい夏」

冬の風物詩でもあるニースのカーニバル

バカンスというと夏をイメージしがちですが、一年を通して温暖なコートダジュールでは、冬にイベントが目白押し。なかでもニースは、19世紀より冬の避寒地として貴族たちを虜にしてきた町で、2021年には「リヴィエラの冬季保養都市」として、ユネスコの世界遺産に登録されました。2月には「ニースのカーニバル」が盛大に行われ、また1〜2月には咲き誇るミモザの花を見ることもできます。冬は空気が澄みきり、海の色も夏よりクリアに輝きます。ホテル料金もお手頃になる季節に、ゆったりと旅してみてはいかがでしょう。

地中海とアルプスの雪山を望めるアンティーブ©ClaudePiot

ニースから列車で15〜30分の所にある地中海岸の町アンティーブは、ピカソがアトリエとして使った城を改装した美術館があることでも知られます。海を見下ろすピカソ美術館の周辺から、隣接するジュアン・レ・パンまでの海岸線が改修・整備されたのが町のホットニュース。地中海はもちろん、アルプスの山々まで雄大な景色を眺めながら、散策を楽しむことができます。7月中旬、世界的なアーティストが集結するフェスティバル「ジャズ・ア・ジュアン」もチェックしたいイベントです。

歴史遺産も自然も楽しめるプロヴァンス

アヴィニョンの中洲でサイクリング©A.Hocquel.VPA

数々の歴史遺産が残り、豊かな自然に恵まれた南仏プロヴァンス地方。その中心都市マルセイユは、2024年のパリ五輪でセーリングとサッカー競技の舞台となり、お茶の間で町の風景に触れる機会が増えること間違いなし。「橋の上で」の童謡で知られるアヴィニョンは、最近、ローヌ川の中洲バルトラス島でのピクニックやサイクリングが人気。教皇庁などのモニュメントを見学したあと、のんびり過ごすのもいいでしょう。

芸術の発信地としても知られるエクス・アン・プロヴァンスでは、2025年に国内外から作品を集めた大規模なセザンヌ展が予定されています。長らく閉鎖されていたセザンヌ家の別荘「ジャズ・ド・ブッファン」も再公開、セザンヌイヤーとなることでしょう。歴史好きなら、古代歴史遺産の宝庫であるニームも訪れたい町のひとつです。スケールに圧倒される古代闘技場が残るほか、2023年9月には、古代ローマ神殿メゾン・カレがユネスコ世界遺産に登録され、注目を浴びています。

リュブロン地方の美しい村ゴルド

プロヴァンスでは小さな村を巡るのも楽しみのひとつです。例えば中世のたたずまいを残す村が点在するリュブロン地方では、2023年、ゴルドが「世界で最も美しい村」に選ばれるという快挙を成し遂げました。人気配信ドラマの舞台にもなり、ロケ地巡りのデスティネーションとしても、話題を集めています。ユネスコの世界ジオパークにも認定されている、豊かな自然に恵まれたリュブロン地方。ラベンダーやポピーが咲き誇る、花の季節に訪れるのもいいですね。

多彩な魅力をもつ南仏プロヴァンス・アルプ・コートダジュールへ

ラベンダーの季節に訪れたいセナンク修道院

プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方は、端から端まで車で走っても、最長5時間ほどというアクセスの良さも、旅行者に嬉しいポイントです。昼間は標高3000m級の山岳地帯をドライブ、ディナーは海沿いのレストランのテラスでプロヴァンスワインを堪能、そんな旅も可能。歴史、アート、グルメなど、訪れる人それぞれの好奇心に応えてくれることでしょう。

■フランス観光開発機構
・URL:https://www.france.fr/ja

TEXT:『地球の歩き方 A08 南仏プロヴァンス コート・ダジュール&モナコ』編集担当 坂井彰代(オフィス・ギア)
PHOTO:アンティーブ・ジュアン・レパン観光局、アヴィニョン観光局、iStock、由良暁世

ガイドブックの画像

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パリを満喫したら、“その先のフランス”も旅してみたい。パリとフランスの各地方を旅するための詳細マップと徹底ガイド。

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〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
(関連記事)https://www.arukikata.co.jp/web/catalog/article/travel-support/

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