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一度訪れるとその魅力に惹かれリピーターになる人がとても多いハワイ。1年を通して安定した温暖な気候、日本語が通じる場所が多い、ショッピングはもちろん大自然も楽しめるなど、友人同士をはじめファミリーやシニア旅行でも十分に楽しむことができます。町を歩いていると多くの日本人観光客を見かけ、どことなく日本と同じ感覚で過ごせるハワイですが、そこが海外ということを忘れてはいけません。本記事ではハワイ旅行の際に気を付けたいトラブルや日本とは異なるハワイのルールを紹介します。
目次
ハワイに限らず日本とは勝手が異なる海外に旅行する際はさまざまなアクシデントを想定して海外旅行保険への加入を推奨しています。
最近では旅行の支払いをクレジットカードで行った際など自動で海外旅行保険が付帯されるクレジットカードがありますが、人によっては補償内容がニーズに沿っていなかったり十分ではない場合もあるので複数の保険会社を見比べて渡航先のリスクや補償内容をしっかり比較検討するともしもの時に安心です。
海外旅行保険は飛行機に乗る直前に空港で加入することもできますが、事前に加入すると旅行当日に家を出発した時からが補償対象となるため万が一空港までの道のりでトラブルが発生した場合もカバーされます。海外旅行保険は24時間ウェブサイトで契約まで完結できるので旅行出発前には加入しておきましょう。
ハワイ旅行中に一度は訪れたい現地のビーチ! 特にワイキキビーチには世界中から多くの観光客が訪れて日光浴や読書、海水浴など思い思いの過ごし方でリラックスしています。しかし残念なことにビーチでの置き引きや盗難には十分注意しなければいけません。
ビーチには基本的に貴重品をもっていかないようにする。海で泳ぐ際には必ずひとりはビーチに残って荷物番をするなどの対策を徹底しましょう。日光浴の時に顔にタオルをかけて視界を無くすとターゲットにされやすいので、荷物に紐をつけて持っていかれないようにするなどの対策も効果的です。
さらに、車社会のハワイではレンタカーを利用する人も多いですが、車内に荷物を残すと車上荒らしに狙われる場合があるので、短い時間でも車から離れる場合は荷物を車内に残さないようにしてください。また人が少ない駐車場に車を停めていると目を付けられやすいので適度に人の目がある駐車場に駐車するようにしましょう。
ハワイ旅行者のなかには犯罪やトラブルに巻き込まれてしまっても、その後の手続きや滞在日数の制限があるのを理由に泣き寝入りする人もおり、そこに漬け込んでわざと旅行者を狙うスリや窃盗集団がいます。
特にオアフ島のワイキキ~アラモアナ間のバスではスリの被害が報告されることが多く、混雑した車内で鞄が気づかないうちに刃物で切られて貴重品を盗まれるということもあるそうです。歩道を歩いている時に車から荷物をひったくられたり、レンタサイクルで観光中に前かごに入れていた荷物を盗られるという事例も発生しています。
人が密集した場所へ行く場合はリュックサックやウエストポーチの明け口を体の前に持ってくる、ショルダーバックはたすき掛けにして持つなどの基本動作を徹底し、夜間は人通りの少ない場所は出歩かない、レンタサイクルの前かごには盗られて困るものは入れないなどリスク回避できるようにしましょう。
所持品が紛失・盗難の被害に遭ってしまった場合は必ず現地の警察へ届出をしましょう。
被害のあった場所から警察を呼ぶ場合は「911」に電話をします。
ホノルルの場合はハイアットリージェンシー・ワイキキビーチからカラカウア通りを挟んだ海側にホノルル警察のサブステーションがあるので、そこに出向いて被害を報告することも可能です。
被害を報告すると簡易の紛失または盗難証明書(Police Report)が発行されるので、海外旅行保険に加入している場合は帰国後にこの書類を提出する必要があります。サブステーションで発行されるPolice Reportはあくまでも簡易的なものです。保険会社によっては簡易のPolice ReportではNGという場合もあるので必ず確認しましょう。
簡易的ではないPolice Reportはホノルル美術館からほど近いホノルル警察本部に出向いて発行してもらうことになります。
トレッキングやマリンスポーツ、乗馬など体を動かす魅力的なアクティビティが多いハワイですが、怪我のリスクがあることも頭に入れておきましょう。普段から体をよく動かす人でも、慣れない環境や長時間フライトなどでの疲れが溜まると100%の力を発揮できない場合があるので油断は禁物です。
アメリカは一般的に日本よりも医療費が非常に高いため、海外旅行保険に加入していない人が病院に行くと高い治療費を請求されます。体を動かす前にはしっかりと準備体操をする、前日はしっかり体を休めておくなどスケジュールにも余裕を持たせて過ごしましょう。
普段から健康に気を付けている人でも、いつもとは違う「旅行」という非日常の環境下や外食が続くと知らず知らずの間に疲れが溜まり体調を崩してしまうことがあるかもしれません。
日本では無料で利用することができる救急車ですが、ハワイで救急車を利用すると高額な費用を請求されます。ハワイ州政府のHPによると2024年2月現在、処置の程度によりますが救急車での搬送は375ドル~、ヘリコプターでの搬送の場合は2250ドルかかり、病院での診察も高額で旅行者は海外旅行保険に加入していない場合は全額負担となります。
体調を崩してしまってもお金の心配なく適切な処置を受けられるよう海外旅行保険へは加入しておくと安心です。
日本では問題視されなくてもハワイでは法律で規制されているルールがあります。特に観光客が気を付けるべきハワイのルールを紹介します。
オアフ島では2017年10月から道路横断中に電子機器を使用することを禁止した条例が施行されています。旅行客がスマートフォンで地図を見ながらきょろきょろと目的地を探している光景を日本ではよく目にしますが、オアフ島ではスマートフォンをはじめ、タブレット端末、デジタルカメラなど電子機器類は横断中に操作しないようにしましょう。
違反した場合は日本人観光客でも罰金の対象となり、15~99ドル程度を支払わなければなりません。
ハワイ州では歩行者用信号が点滅してからの道路横断は禁止されています。走ればわたれるという安易な気持ちで信号点滅後に横断歩道に侵入しないようにしましょう。また、横断歩道がない場所での横断は「J walk」とよばれ、この行為も禁止です。どちらも違反すると130ドルの罰金が科せられます。
ハワイでは日本以上に喫煙に対してのルールが厳しくホテルやレストラン、ビーチや公園など公共の場での喫煙は電子タバコも含み禁止されています。発覚した場合は初回でも100ドル、その後違反回数に応じて最高で500ドルの罰金となるので注意しましょう。
アメリカ全体で子供(ハワイでは一般的に12歳以下)だけをホテルや車内に残したりショッピングセンターのトイレやフードコート利用させると罰せられる可能性があります。旅行中は常に大人が子供に同伴するように心がけましょう。またしつけと称して親が子供を叩くことは児童虐待と判断されてしまうので、こちらも十分気を付けましょう。
各種罰金の金額は2024年2月現在のものです。