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アイルランドのおすすめスポット10選!大自然と歴史、ウイスキーを楽しむ

地球の歩き方ウェブ運営チーム

地球の歩き方ウェブ運営チーム

更新日
2024年11月26日
公開日
2024年11月26日
©iStock

アイルランドには、活気あふれる首都ダブリンをはじめ、モハーの断崖から望む大西洋の壮大な風景やスケリッグ・マイケルの修道院が語る古代の静寂など、心を震わせるスポットが数多く存在する。そのなかからおすすめの観光スポット10ヵ所を紹介。アイルランドの自然美と歴史を深く味わう旅に出かけよう。

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1.ダブリン【ダブリン】

©︎iStock

アイルランドの心臓ともいえる首都ダブリン。中世から続く壮大な建築物と、現代的なカフェやショップが調和する町並みは、アイルランドの豊かな歴史と文化を感じさせる。なかでもダブリン城やアイルランドの最高学府トリニティ・カレッジの図書館は、必見の観光スポット。また、町を流れるリフィ川沿いの散歩もおすすめ。伝統的なアイリッシュパブで味わうギネスビールは、この町の豊かな文化を象徴する存在であり、訪れたらぜひ1杯楽しんでほしい。

ダブリンの詳細情報

住所
Dublin

2.グレンダーロッホ(グレンダロッホ)【ダブリン郊外】

©︎iStock

ゲール語で「ふたつの湖の谷」を意味する教会跡グレンダーロッホ(グレンダロッホ)。かつては「7つの教会の町」と称され、国内屈指の聖地として名をはせた。6世紀に設立された聖ケヴィン教会のシンボルとなっている円形塔のラウンドタワーは、その特殊な構造から、かつては敵から身を守ったり宝物庫として使用されたりするなど重要な役割を果たしていた。また、7世紀に建てられた大聖堂では、ロマネスク様式の「折れ模様」が内部のアーチに残されている。

グレンダーロッホ(グレンダロッホ)の詳細情報

住所
Glendalough, Country Wicklow
電話番号
0469407156
開館時間
【3月中旬~10月中旬】9:30〜18:00、【10月中旬~3月中旬】9:30〜17:00
休館日
12/23〜29
料金
5ユーロ、学生3ユーロ
公式ページ
https://heritageireland.ie/visit/places-to-visit/glendalough-monastic-site-and-visitor-centre/

3.ニューグレンジ【ダブリン郊外】

©︎iStock

ニューグレンジは、紀元前3200年頃に築かれた巨大な古墳であり、世界最古の建造物のひとつ。1年に一度、冬至の朝にのみ墓室が太陽の光で満たされるという驚くべき構造となっており、古代の天文学と宗教的儀式の重要性を物語っている。また、周囲の巨石には螺旋状の彫刻が施されており、技術力の高さに驚かされる。見学ツアーでガイドの解説を聞けば、古代の人々がどのようにしてこの巨大な古墳を築いたのかという謎に迫ることができるだろう。アイルランドの古代文明の神秘をぜひ体感してみてほしい。

ニューグレンジの詳細情報

住所
Newgrange, Donore, County Meath
電話番号
0419880300
開館時間
【2~4月】9:30〜16:45、【5~8月】9:00~17:45、【9月】9:00~17:15、【10~1月】9:00~16:15
休館日
12/24〜27
料金
ビジターセンター+ニューグレンジツアー:10ユーロ、学生8ユーロ
※事前予約が必須
※古墳の見学はレンジャーが案内する形式のみ
公式ページ
https://heritageireland.ie/places-to-visit/bru-na-boinne-visitor-centre-newgrange-knowth-and-dowth/

4.モハーの断崖【クレア】

©︎iStock

西部に広がるモハーの断崖は、まさに自然の力が創り出した壮観な風景だ。高さ約200mの崖が約8kmにわたって続き、その先に広がるのは大西洋。特に夕暮れの太陽が海に沈む瞬間は、言葉を失うほどの美しさだ。断崖で最も高い位置にあるオブライアン塔からの眺望も見逃せない。夏にはクルーズが催行されているので、壮大な断崖をローアングルで見ることもできる。

モハーの断崖の詳細情報

住所
Cliffs of Moher, Lislorkan North, Liscannor, Co. Clare
電話番号
0657086141
開館時間
【11〜2月】9:00〜17:00、【3・4・9・10月】8:00~19:00、【5~8月】8:00~21:00
休館日
12/24〜26
料金
日、時間帯によって異なる
公式ページ
https://www.cliffsofmoher.ie/

5.スケリッグ・マイケル【ケリー】

©︎iStock

スケリッグ・マイケルは、アイルランド南西部の大西洋に浮かぶ神秘的な島だ。7~12世紀に建てられた修道院跡が残る世界遺産であり、その厳しい環境下で過ごした修道士たちの生活を今に伝えている。絶海の島であるにもかかわらず、険しい岩山の頂上に築かれた石造りの建物群の保存状態のよさに驚かされるだろう。島へのアクセスは天候に左右されるが、その分、特別な体験が待っている。古代の静寂に包まれた風景は、現代の喧騒から遠く離れた異世界へと誘ってくれるはず。

スケリッグ・マイケルの詳細情報

住所
Skellig Michael, Great Skellig, County Kerry
開館時間
シークルーズは4~9月のみ催行
料金
スケリッグ・エクスペリエンス・センターの展示込みで、成人35ユーロ、学生32ユーロ
公式ページ
https://skelligexperience.com/

6.アラン諸島【ゴールウェイ】

©︎iStock

西部の大西洋に浮かぶ島々であり、歴史と文化が色濃く残るアラン諸島。3つの主要な島から構成され、観光客に特に人気が高いのはイニシュモア島だ。この島々では、ゲール語が日常的に使われており、伝統文化が息づいている。古代の石造りの要塞ドン・エンガスからの眺めは絶景。島々には車が少なく、サイクリングや徒歩での散策がおすすめ。また、トレリスという独特な模様があしらわれたアランセーターは、ここアラン諸島が起源。

アラン諸島の詳細情報

住所
Aran Islands, Co Galway
公式ページ
https://www.aranislands.ie/

7.コネマラ国立公園【ゴールウェイ近郊】

©︎iStock

コネマラ国立公園は、荒涼とした大地と湖、壮大な山々が広がる自然保護区で、特有の自然の魅力を存分に味わえる場所だ。円錐型の岩山ダイヤモンド・ヒルでハイキングに挑戦すれば、大西洋のパノラマビューも堪能できる。また、園内には豊かな動植物が生息しており、運がよければ野生のアカシカや鳥類の観察を楽しめる。人里離れたこの場所は、自然との一体感を感じたい人にとって最適だ。

コネマラ国立公園の詳細情報

住所
Connemara National Park, Letterfrack, Co. Galway
電話番号
09541054
開館時間
9:00〜17:30(ビジターセンター)
休館日
クリスマスと聖ステファノの日
料金
無料
公式ページ
https://www.connemaranationalpark.ie/ 

8.キラーニー国立公園【キラーニー】

©︎iStock

南西部に位置し、落葉樹の美しい緑が広がる大地に人々の歴史が刻まれたキラーニー国立公園。風景を楽しむのはもちろん、伝統的なアイルランドの農村風景を残すマックロス・ハウスや、19世紀の趣を残す聖メアリー大聖堂などが点在しているので、歴史散策も満喫できる。また、キラーニー湖群をカヤックやボートで巡る体験も、この公園の魅力だ。園内は、秋にはコナラなど広葉樹が鮮やかに色づき、さらに美しさが増した風景が見られる。

キラーニー国立公園の詳細情報

住所
Killarney National Park, Killarney, County Kerry
電話番号
015393620
休館日
クリスマス期間
公式ページ
https://www.killarneynationalpark.ie/

9.ロック・オブ・キャッシェル【キャッシェル】

©︎iStock

アイルランドの歴史を語るうえで外せないのが、ロック・オブ・キャッシェルだ。丘の上にそびえる堂々たる石の要塞は、かつて中世アイルランドの宗教の中心地であり、壮麗な外観と内部の装飾は今なお健在。特に、ロマネスク建築の傑作であるコーマック礼拝堂や、敷地内で最大の建造物である聖パトリック大聖堂が見どころだ。周囲に広がる草原や田園風景もまた、この場所の魅力を引き立てる。歴史と建築の両方に興味があるなら必見のスポットだ。

ロック・オブ・キャッシェルの詳細情報

住所
Rock of Cashel, Rock Ln, St. Patricksrock, Cashel, Co. Tipperary
電話番号
06261437
開館時間
【3月中旬~10月上旬】9:00〜16:45、【10月中旬~3月中旬】9:00〜15:45
休館日
12/24〜26
料金
8ユーロ、学生4ユーロ
公式ページ
https://heritageireland.ie/places-to-visit/rock-of-cashel/

10.ミドルトン蒸留所【コーク近郊】

©︎iStock

ウイスキー文化の象徴ともいえるのがミドルトン蒸留所。ガイドツアーが開催されており、ウイスキーがどのようにして作られ、熟成されるのか、その過程を見学できる。ツアーの種類によっては、プレミアム・ウイスキーの試飲も可能。また、1795年に設立された蒸留所内には、歴史的な建物や設備が保存されており、この地の人々がいかにウイスキーを愛してきたかを知ることができるだろう。

ミドルトン蒸留所の詳細情報

住所
Midleton Distillery Experience, Distillery Walk
電話番号
0214613594
開館時間
10:00〜18:00
休館日
クリスマス
料金
ミドルトン・ディスティラリー・エクスペリエンス・ツアー:26ユーロ~
ツアー&プレミアム・ウイスキー・テイスティング:56ユーロ
ビハインド・シーン・ツアー:75ユーロ
ディスティラーズ・アブレンティス・ツアー:150ユーロ
公式ページ
https://www.jamesonwhiskey.com/en/

まとめ

モハーの断崖や国立公園を訪ねれば自然の力強さを感じることができ、スケリッグ・マイケルやニューグレンジなどを訪ねれば歴史に触れることもできる。また、ミドルトン蒸留所では、由緒あるウイスキーの奥深さに心奪われるだろう。今回紹介したスポットを訪れることで、アイルランドの多様な魅力を発見できるはず。この国がもつ深い歴史と豊かな自然、あたたかい人々と触れ合う旅に出かけてみよう。

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