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ニースのおすすめ観光スポット10選!コート・ダジュールの輝く海沿いを歩く

地球の歩き方ウェブ運営チーム

地球の歩き方ウェブ運営チーム

更新日
2024年11月1日
公開日
2024年11月1日
©iStock

コート・ダジュールの輝く海沿いに広がるニースは、その風光明媚な景観と豊かな文化で訪れる者を魅了する。ここには美しいビーチや歴史ある建造物、芸術に彩られた美術館が点在しており、観光客に多彩な体験を提供する。プロムナード・デザングレでの海辺の散策、シャガールやマティスの作品に触れる美術館巡り、活気あふれる朝市など、ニースの魅力は尽きることがない。この記事では、そんなニースの観光10スポットを厳選し、その魅力を紹介する。フランスの南仏に足を運んだ際、ぜひ訪れてみてほしい場所ばかりだ。

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1.プロムナード・デザングレ

©︎iStock

ニースを訪れたら、まず足を運びたいのがプロムナード・デザングレ。この海岸通りは、コート・ダジュールの輝く青い海と白砂のビーチが織りなす壮麗な景観を楽しむのに最適な場所だ。1830年にイギリス人観光客が作ったこのプロムナードは、全長約3.5kmにわたりニースの海岸線を縫うように延びている。朝の涼しい時間帯に散歩を楽しむのも良いし、夕暮れ時にオレンジ色の空を背景にした美しい海を眺めるのも素晴らしい。

プロムナード・デザングレの詳細情報

住所
Promenade des Anglais, Nice

2.マティス美術館

緑豊かなシミエ地区にたたずむマティス美術館は、フランスの偉大な画家アンリ・マティスの生涯を辿ることができる場所。マティスが晩年を過ごしたニースで、彼の作品や家具や装飾などの遺品が数多く展示されている。色彩の魔術師と称される彼の代表作やデッサン、彫刻、版画など、多岐にわたる作品を見ると、その多彩な才能を感じることができる。

マティス美術館の詳細情報

住所
164 Avenue des Arènes de Cimiez, Nice
開館時間
【4~10月】10:00~18:00 【11~3月】10:00~17:00
休館日
火曜、1/1、復活祭の日日、5/1、12/25
料金
12ユーロ、18歳未満と学生は無料
公式ページ
https://www.musee-matisse-nice.org

3.マルク・シャガール美術館

ニースにあるマルク・シャガール美術館は、20世紀を代表する画家マルク・シャガールの作品を集めた特別な場所。シャガール自身の指示によって設計されたこの美術館には、旧約聖書をモチーフにした作品を中心に450点程展示されている。なかでも大型の連作『聖書のメッセージ』は、訪れる者を圧倒するほどのスケールと鮮やかな色彩を誇る。展示室は自然光が差し込む設計になっており、シャガールの作品がその光を受けてさらに輝く。ステンドグラスに囲まれた小さなコンサートホールには、シャガールの画が描かれたチェンバロも置かれている。

マルク・シャガール美術館の詳細情報

住所
Avenue Docteur Ménard, Nice
営業時間
【5~10月】10:00~18:00 【11~4月】 10:00~17:00
休館日
火、1/1、5/1、12/25
料金
8ユーロ(企画展開催時は10ユーロ)、日本語オーディオガイド付き、第1日曜は無料
公式ページ
https://musees-nationaux-alpesmaritimes.fr/chagall

4.マセナ広場

©︎iStock

ニースの中心に位置するマセナ広場は、その壮麗な建築とにぎわいで訪れる者を惹きつける。フランスの典型的な広場とは異なり、イタリアンスタイルの赤いファサードが特徴で、その中にフランスとイタリアの文化が交錯する独特の雰囲気が漂う。広場は車両通行が禁止されており、観光客や地元の人々が自由に行き交う空間となっている。特に、夕暮れ時には噴水がライトアップされ、美しい光景が広がる。

マセナ広場の詳細情報

住所
Place Masséna, Nice

5.城跡

©︎iStock

ニースの市街地を一望できるシャトーの丘は、自然と歴史が融合する美しい場所。18世紀にルイ14世によって取り壊されたため現在では城の遺構はほとんど残っていないが、その代わりに豊かな自然と静かな空間が広がり、市内観光の休息スポットとして最適だ。丘の上からは、ニースの旧市街やプロムナード・デザングレ、さらには地中海まで見渡せる壮大なパノラマが広がる。特に、夕日が沈む時間帯に訪れると、その美しさに息をのむだろう。また、丘の麓には滝があり、涼しげな水音が訪れる者を癒してくれる。

城跡の詳細情報

住所
Montée du Château, Nice

6.シミエ・フランシスコ修道院

©︎iStock

シミエの丘にたたずむフランシスコ修道院は、静寂と美が共存する神聖な場所。教会には16世紀にニースで活躍した画家ルイ・ブレアの祭壇画が3枚残っている。修道院の庭は美しく手入れされており、バラの咲き誇る春から夏にかけては特に必見だ。周囲の喧騒から離れ、静かな時間を過ごしたいなら、ここはまさに理想的な場所。

シミエ・フランシスコ修道院の詳細情報

住所
Place Jean-Paul II Pape, Nice
開館時間
9:00~18:00
休館日
土、日、祝
公式ページ
http://stemariedesanges.fre.fr

7.マセナ美術館

©︎iStock

19世紀の豪華なイタリア風の邸宅を利用したマセナ美術館は、ニースの歴史と芸術を深く知ることができるスポット。壮麗な建築はそれ自体がひとつの芸術作品であり、内部にはナポレオン時代から20世紀初頭のベルエポックの時代までのニースの歴史的資料や、フランスの偉大な画家たちの作品が展示されている。ニースの文化と歴史に触れ、さらにその魅力を深く理解できる場所だ。

マセナ美術館の詳細情報

住所
65 Rue de France, Nice
開館時間
【5月~10月】10:00~18:00 【11月上旬~4月下旬】11:00~18:00
休館日
火、1/1、5/1、12/25
料金
火曜、1/1、復活祭の日、5/1、12/25
料金
10ユーロ、18歳未満と学生は無料
公式ページ
https://www.nice.fr/fr/culture/musees-et-galeries/musee-massena-le-musee

8.ニース美術館

ニースの中心地から西に行った閑静な住宅街にある、ジェノヴァ様式の美しい美術館。もともとはウクライナの侯爵夫人の私邸として19世紀後半に建てられた。ニース出身のヴァン・ロー一族の作品に、アールヌーヴォーの先駆者とされるジュール・ジュレのパステル画や油彩画など耽美的な作品群は見ごたえあり。観光客が少ないエリアなので、落ち着いて楽しめるだろう。

ニース美術館の詳細情報

住所
33 Avenue des Baumettes, Nice
電話番号
0492152828
開館時間
【5月~10月】10:00~18:00 【11~4月】11:00~18:00
休館日
月、1/1、復活祭の日日、5/1、12/25
料金
12ユーロ
公式ページ
https://www.musee-beaux-arts-nice.org/

9.ニース近代・現代美術館

©︎iStock

コート・ダジュールのアートシーンをリードするニース近代・現代美術館は、豊富なコレクションを誇る一方、独自の建築美でも注目されるスポット。4つの建物が空中回廊で繋がる大胆なデザインは、ニースの町並みに新たな風を吹き込んでいる。館内には、ポップアートやミニマルアート、ヌーヴォー・レアリスムの代表作が展示されており、20世紀後半の芸術運動を概観することができる。また展示物だけでなく、美術館の屋上からは、ニース市街を一望できる絶景も楽しめる。アート好きにはもちろん、建築ファンや写真愛好家にも見逃せないスポットだ。

ニース近代・現代美術館の詳細情報

住所
Place Yves Klein, Nice
開館時間
※2024年7月現在、工事のため休館中。企画展のみ開催。
公式ページ
https://www.mamac-nice.org

10.サレヤ広場(朝市)

©︎iStock

ニースの旧市街に位置するサレヤ広場は、毎朝開催される市場が魅力のスポット。ここでは新鮮な野菜や果物、花、ハーブ、チーズなど、南仏の豊かな食文化を感じることができる。地元の人々が日常的に利用する市場であり、観光客もその活気ある雰囲気を楽しむことができる。特に、花市場は色とりどりの花々が並び、訪れる者を魅了する。週末にはアンティークマーケットが開かれることもあり、ユニークな掘り出し物を見つけるチャンスも。

サレヤ広場の詳細情報

住所
Cours Saleya, Nice

まとめ

ニースの魅力は、その多様性と豊かな文化にある。プロムナード・デザングレの穏やかな海風を感じながらの散策や、マルク・シャガール美術館やマティス美術館での芸術鑑賞、そしてサレヤ広場の朝市での地元の生活に触れる体験は、訪れる者を南仏の豊かな時間へと誘う。また、ニースは美しい自然と歴史が融合する場所でもあり、シャトーの丘からの絶景やシミエ修道院の静寂は、心を癒やしてくれる。ニースは、フランスの中でも特に特別な存在として、世界中の旅行者を魅了し続ける街だ。その魅力は、1度訪れたら忘れられないものになるだろう。

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