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ナミビアは、壮大な自然が作り出すドラマチックな景観が魅力の国。広大な砂漠、神秘的な壁画、野生動物の楽園などが旅人の冒険心をくすぐる。ナミビアを訪れるなら、ナミブ砂漠の壮麗な風景やエトシャ国立公園でのサファリ体験は外せない。カオコランドでは伝統的な先住民族と交流し、トゥエイフェルフォンテンでは古代の壁画を見に行くのもいい。さらに、スワコップムントのメインストリートを歩けば、ドイツ統治時代の面影が残る町並みが広がっている。今回はそんなナミビアの観光スポット5ヵ所の魅力を紹介する。
ナミビアを語るうえで欠かせないのが、世界最古の砂漠のひとつとされるナミブ砂漠。赤い砂丘は地球上でも類を見ない壮麗さを誇る。特にソススフレイの砂丘群は圧巻で、日の出や日の入りには砂丘が赤からオレンジ、紫色へと劇的に色を変えていく。また、デッドフレイには、砂丘に囲まれた白い塩湖に黒いアカシアの木が立ち枯れた風景が広がり、まるで異世界に迷い込んだかのような雰囲気だ。
エトシャ国立公園(エトーシャ国立公園)は、ナミビアで最も有名なサファリスポット。ナミビア最大の保護区であり、ゾウ、キリン、ライオン、サイなどをはじめ多くの野生生物が生息している。乾季には水場に動物たちが集まり、彼らの自然な姿を観察できる。特に、アフリカゾウの群れがゆっくりと水を飲む光景は圧巻。宿泊施設も充実しており、園内のキャンプサイトやロッジから夜間の動物観察も可能だ。夜のサファリドライブでは、昼間には見られない動物たちに出合えることも。
カオコランドは、ヒンバ族が伝統的な生活を続ける地域。ヒンバ族は、バターと赤い粘土を混ぜたもので肌を覆い、古来からの風習を守り続けている。彼らの村を訪れれば、伝統的な生活様式や文化を見ることができる。
ナミビアの北西部に位置するトゥエイフェルフォンテンは、サン族が残した壁画のひとつ。当時の人々の信仰や生活を今に伝える貴重な遺産であり、ユネスコの世界文化遺産にも登録されている。壁画には、動物や人間の姿や、狩猟シーンなどが描かれている。
ナミビアの西海岸に位置するスワコップムントは大西洋に面した美しい町であり、ドイツ統治時代の面影が感じられる場所。メインストリートであるサム・ニュヨマ通りは歴史的建造物が建ち並ぶ通りで、異国情緒あふれる独特の雰囲気を味わえる。写真映えするスポットもあり、散策するのも楽しい。スワコップムント博物館やクリスタル・ギャラリーもほど近くにあり、ナミビアの自然史や鉱物の展示を見ることもできる。
ナミビアは広大な自然と古代の歴史、そして多種多様な文化が息づく国。今回紹介した5つのスポットは、ナミビアの魅力を存分に味わえる場所ばかり。これらのスポットを巡ることで、ナミビアの魅力に存分に触れることができるだろう。