『地球の歩き方 調布市』創刊記念アンケート&プレゼントキャンペーン 応募フォーム
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徐々に春めいて、青空のもとお花見やピクニックが気持ちいい季節。新宿から電車で15分と、思い立ったらすぐに行ける調布市には、広大な公園や豊かな自然が多く点在しています。今回はパンや団子、カフェなど合わせて訪れたいグルメスポットも一挙ご紹介!次の週末は、調布でのんびりと春を満喫しませんか?
春の花々を目いっぱい楽しむなら、神代植物公園は外せません。約51万平方メートルの広大な敷地に約4800種類が植えられており、まさにここは植物の宝庫!1年を通して多彩な花々が楽しめますが、特に3月以降の春先は美しい季節です。
園内は種類ごとに30ブロックに分かれており、「さくら園」をはじめ園内各所で早咲きの桜から遅咲きの桜まで、約750本約60種類の木々が次々と開花します。時期をずらして訪れれば、何度でも楽しむことができますよ。3月上旬の「椿ウィーク」から始まり、3月中旬には「さくらまつり」などのイベントも順次開催予定。コンサートや展示会、キッチンカーなども出店し、毎年にぎわいを見せています。園内には広い芝生もあるため、レジャーシートを持参してピクニックにもぴったりです。
神代植物公園へ来たら立ち寄りたいのが、カフェと生活道具を扱う「park」。店内の大きな窓からは暖かな光が入り込み、緑広がる穏やかな雰囲気。店内はショップも併設しており、店主の町田さんがセレクトした日本各地の作り手による器や生活道具が並びます。
ここでいただきたいのが、素材にこだわって作られたドーナツとコーヒー。ドーナツは小麦粉から素材を吟味しており、甘さ控えめでやさしい味わい。プレーンやチョコのほかシナモンシュガーなど、ショーケースにはさまざまな味が並びます。ドーナツとコーヒーはテイクアウトも可能なので、植物公園の芝生で味わうのも◎。お店では月替わりのランチプレートも提供しており、しっかりお腹を満たしたいという方はこちらもおすすめです。
市内南部を流れる多摩川は絶好のお花見スポット!広々とした青空にピンク色の桜並木が広がり、気持ちよい散策が楽しめます。京王多摩川駅を起点に、多摩川に沿って狛江方面へのんびりと歩いてみましょう。25分ほど歩けば、日活調布撮影スタジオ近くにある「彫刻のある散歩路」に到着します。ここは9つの芸術モニュメントが並ぶ約1kmの遊歩道。葉音や鳥の音に耳を澄ませながら、桜と彫刻のコラボレーションを楽しんでください。
河川敷ピクニックのお供に、見た目もかわいいパンはいかがですか?京王多摩川駅から徒歩5分ほどの距離にたたずむのは「RESSAC」。12時のオープン前から徐々に列ができ、早ければ開店1~2時間で売り切れてしまうという人気店です。
調理を担うのは、グラフィックデザイナーという経歴をもつ後藤知子さん。スター型の「星のクリームパン」、コンポートが添えられた「りんごのフレンチトースト」など、かわいらしい見た目にご注目。粉や調理法にもこだわり、ひと晩かけてじっくり発酵させた生地を使用しています。大きなソーセージが挟まった「カレーヴルスト」や、具材たっぷりのサンドウィッチなども並び、目移りしてしまうほど。いろいろ買ってシェアして食べるのもいいですね。
春を象徴するような桜と菜の花の絶景コラボレーション。野川は市中央部を流れており、仙川駅近くの緑ケ丘2丁目付近などでは、黄色と桃色に彩られた光景を写真に収めることができます。鳥や魚、昆虫などたくさんの動植物が生息しており、暖かい季節には水遊びをする光景も。浅瀬もあるので子供でも安心して楽しめます。晴れた日にはレジャーシートを敷いて、満開の桜の下でピクニックはいかがでしょう?
野川沿いに立つのが、「深大にぎわいの里 調布卸売りセンター」。肉屋、魚屋、パン屋、カフェなど、バラエティ豊かな約20店舗が入居した複合施設です。テイクアウトのお弁当を販売しているお店も多いため、ここで購入して河川敷で味わうのもいち押しアイデア。
「深大寺カフェ」は、オーガニックコーヒーと手作り料理が自慢のカフェ。特にコーヒーは自家焙煎にこだわり、オリジナルブレンドも多数味わえます。カレーやハンバーグなどのフードメニューのほか、スコーンやケーキなども手作りを用意。特に数種類のスパイスが効いた「スパイスガトーショコラ」は、人気の一品です。アットホームな雰囲気で、ゆったりとティータイムを満喫しましょう。
最後にご紹介するのは、仙川駅またはつつじヶ丘駅から徒歩10分の場所にある「実篤公園」。文人や画家として知られる武者小路実篤が晩年の20年間を過ごした地で、園内にはかつて暮らした旧実篤邸が残ります。
隣接する武者小路実篤記念館から公園へ続くトンネルと抜けると、緑と水に囲まれた静寂の空間が広がります。春は桜が咲き誇り、足元にはかわいらしい草花が顔を出します。園内には東屋やベンチが設置されており、ひと息つくのにぴったり。大きな池には鯉が泳ぎ、小学生以下の子供は無料でエサをあげることもできます。園内を進むと、土・日・祝日限定で邸内を公開している旧実篤邸に到着します(11:00~15:00。雨天中止。平日は邸内の様子をガラス越しに見学できる)。ぜひ記念館と合わせて訪れてくださいね。
つつじヶ丘駅すぐそばにある「和菓子 ささき」は、55年以上愛され続ける地元の名店。店に並ぶ和菓子の数々は、御年84歳という店主・佐々木宏さんが毎朝ひとりで作り上げています。特にみたらし団子はファンも多く、価格もリーズナブルで絶品と評判。とろりとした甘い醤油タレにもちもちのお団子が絡み、どこか懐かしさを感じる味わいです。
そのほか練り切りやぼたもちなども人気で、春にかけては桜餅や柏餅などが並びます。店頭では娘さんたちが明るく迎えてくれ、1本からでも気軽に購入できますよ。
今回ご紹介したスポットのほかにも、花々を愛でることができるスポットは盛りだくさん!広大な敷地を誇る「都立武蔵野の森公園」は、約40種類の桜が咲く絶好のお花見スポット。公園が発行しているさくらマップを片手に巡ってみれば、楽しさも倍増するはずです。
さらに近くにある「都立野川公園」も桜の名所として知られ、家族連れなどでにぎわいます。遊具なども設置されており、1日中楽しめることができますよ。花を愛でてグルメを味わい、ぜひ五感を開放してリフレッシュしてくださいね。
そして2025年、1冊丸ごと調布だけを紹介する『地球の歩き方 調布市』の発売が決定しました!深大寺や植物公園をはじめ、FC東京や鬼太郎など、あらゆるコンテンツを深掘り。歴史や文化にもスポットを当て、各市の見どころや特徴まで隈なく紹介します。
その『地球の歩き方 調布市』の決定を記念して2025年3月4日より創刊記念アンケート&プレゼントキャンペーンを開催します!「地球の歩き方」の顔ともいえる表紙イラスト案をはじめ、おすすめスポットやご当地あるあるネタなどを、調布市LOVERのみなさまから大募集。市民はもちろん、ゆかりのある方、旅をしたことがある方、たくさんの生の声をお待ちしております。
(応募締切:2025年4月23日 23:59)
調布の魅力がぎゅぎゅっと詰まったガイドをどうぞお楽しみに!
TEXT:渡辺菜々子(ART LOVE MUSIC)
PHOTO:和氣淳、(公財)東京都公園協会、PIXTA