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ドバイといえば高級レストランのイメージが強いかもしれませんが、実はファストフードチェーンも大充実。多国籍な人々が暮らすこの都市では、世界中のファストフードが楽しめます。
なかでも外せないのが王道の世界的チェーン店、マクドナルドとサウジアラビア発のチキン専門店Albaik(アルバイク)。今回はドバイの人気ファストフードとしてこの2大ブランドに注目し、価格・メニュー・店舗の雰囲気などの観点で比較調査しました。
ファストフードの代表格、マクドナルドは多国籍のドバイで“安心感のある選択肢”として観光客や在住者にも圧倒的な人気を誇ります。
そんなマクドナルドに追随し、アメリカを始めアジア、中東のファストフード店がドバイには豊富に揃っています。なかでもローカル&中東発の注目ブランドが、アルバイクです。
2021年にドバイに進出したサウジアラビア発のチキン専門店アルバイクは、フライドチキンを中心に、手ごろな価格とそのカリカリ食感でとくに若年層を中心に人気を集めています。
2025年5月現在、ドバイのマクドナルドではビッグマックミール(ポテト&ドリンク付き)が 27dhs(約1100円)。ドリンクやサイドのカスタムも充実しています。一方、アルバイクでは7ピースチキンナゲットセット(ポテト・バンズ付き)が14dhs(約560円)と、ドリンクを足してもリーズナブル。
ドバイでは普通のレストランでランチをすれば50dhs(約2000円)以上は当たり前なので、20〜30dhsで済むファストフードはやはりお手軽です。
マクドナルドはいわずと知れた安定の味、日本とあまり変わらない味を楽しめます。また、アラブ圏向けにハラール対応はもちろん、中東限定の「マックアラビア・チキン(McArabia Chicken)」など旅行気分でちょっとしたご当地感も楽しめます。もちっとしたアラビアパンでチキンパテと野菜を包んだシンプルなメニュー。ガーリックソースとの相性も良く、あっさり食べられるメニューです。
一方でアルバイクの魅力はスパイシーでサクサクのチキン。メニューはスパイシーとマイルドから選べ、ガーリックソースとの相性が抜群。揚げ物中心ですが、シャワルマなどのアラビックメニューもありますよ。
そして日本でも常に付録のおもちゃが話題のハッピーセット。海外ではハッピーミールとよばれます。
マクドナルドのハッピーミールはかわいらしいボックスに入っていて、日本同様に、チキンナゲットやチーズバーガーなどから選べるメインに、ポテト、ドリンク、そしておもちゃが付く定番スタイル。おもちゃは日本と違って受け取った瞬間に中身が分かるオープンスタイル! AED18(約720円)と日本よりややお高めです。
アルバイクにはキッズミールというメニューはありませんが、辛さを選べるのでマイルド味にすれば子どもも食べられます。ただし、マイルド味でも少しスパイスが入っていて、小さなお子さんには辛く感じることがあるので要注意。遊び心を重視するならマック、ボリュームと価格重視ならアルバイクかなと思います。
マクドナルドは空港やショッピングモールなどの大型施設には必ずといっていいほど店舗があり、ガソリンスタンド併設や路面店など、どこも広くて清潔。店内はタッチパネル注文や決済が主流で、回転も早く、注文から受け取りまでストレスは少なめ。また、屋内遊び場付き店舗もあり、キッズフレンドリーな空間も特徴のひとつ。
アルバイクは話題性も高く、ドバイモールなど週末は行列ができる店舗も。基本的に対面でのオーダー&支払いなので、受け取りまでやや時間がかかります。並び始めて15分~30分待ちを想定して時間に余裕を持っていくのがおすすめ。
ドバイには国際ブランドのマクドナルド、中東発のアルバイクに加えて、世界中のさまざまなファストフード店が揃っています。
実はあまり知られていませんが、ドバイ発のハラールチキンチェーン店「Chicking(チキング)」もイスラム圏を中心にアジア、アフリカでも展開している成長ブランド。また、アジア代表といえば、フィリピン発の「Jolibee(ジョリビー)」もドバイのフィリピン人コミュニティを中心に人気。そのほか、ファストフード王国アメリカの人気ハンバーガー店「Five Guys(ファイブ・ガイズ)」など日本未上陸の話題ブランドも要チェックです。
マクドナルドはやはりドバイでも安心して訪れることができる定番のお店です。価格は日本よりやや高めでも、味・サービス・利便性のバランスが取れており、特に在住者には使いやすい存在です。一方でアルバイクは、話題性と価格の手頃さが魅力のローカル発ブランド。特に旅行者やチキン好きには一度試してみる価値あり! 観光や買い物の合間に休憩がてら食べ比べをしてみては?