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屋久島のベストシーズンはいつ?縄文杉やウミガメなどおすすめツアー6選
2025.7.17
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長崎県の離島・壱岐は、佐賀県の北西に浮かぶリゾートアイランド。博多港からジェットフォイルで約1時間10分とアクセスが良好で、週末の島旅にもぴったりです。
島内1周は約40kmと、車で約1時間30分のコンパクトさも魅力。そんな壱岐の見どころをギュッとまとめて紹介します!
壱岐へのアクセスで一般的なのは、福岡県の博多港と壱岐の郷ノ浦港を結ぶジェットフォイル。超高速船と呼ばれ、片道の所要時間は約1時間10分です。
北東部の芦辺港着発便を含めると1日に4〜5便が往復し、博多発の午前便と壱岐発の夕方便を組み合わせれば、日帰り旅行も楽しめます。
博多港〜郷ノ浦港および芦辺港、また佐賀県の唐津東港〜印通寺港は、カーフェリーも運航しており、レンタカーやマイカーの乗り入れも可能。長崎空港〜壱岐空港の空路も利用できます。
島内の路線バスは主に住民向けのため、観光にはレンタカーの手配がおすすめです。
郷ノ浦港周辺でレンタカーを借りたら、郷ノ浦から車で約25分の場所にある、壱岐を代表する観光名所の「猿岩」を目指しましょう。
長い年月をかけて波や風雨に削られた高さ45m の玄武岩は、猿の横顔にそっくり。広々とした展望台兼駐車場があり、真っ青に輝く玄界灘の水平線をバックに、その勇姿を眺められます。
敷地内にはおみやげ処があり、猿岩をモチーフにしたグッズが豊富に揃っています。
猿岩から車で約20分の勝本港からは、沖合に浮かぶ「辰ノ島」まで、4〜11月限定で遊覧船(タイトルのアイキャッチ画像)が運航しています。
辰ノ島の周囲は断崖絶壁に守られ、オオカミ岩やマンモス岩と名付けられた個性的な岩がたくさん。陽気な船頭さんの案内に耳を傾けながら、クルージングを楽しめます。
辰ノ島に上陸しないなら遊覧船の往復のみで所要30〜40分。上陸して、島内散策や海水浴、スノーケリングなどを楽しむこともできます。
時間に余裕があるなら、辰の島へ上陸を。島には1時間程度で1周できる遊歩道があり、遊覧船から見上げた高さ約50mの断崖絶壁を覗き込める場所もあります。
なかでもおすすめは、島の中央に広がる「辰ノ島海水浴場」です。湾に囲まれた穏やかな海岸で、スノーケリングセットを持参すれば、海中世界を観察することができます。
現地には更衣室やシャワーを備えた休憩施設が整っているので、ゆったり過ごせます。勝本港への戻りの船はおよそ1時間間隔で出ているので、自由にスケジュールを組めるのも魅力です。
壱岐でスノーケリングを楽しむなら、辰ノ島海水浴場以外にも、石田の「錦浜海水浴場」「筒城浜海水浴場」「大浜海水浴場」や、郷ノ浦の「ツインズビーチ(塩樽海水浴場・小水浜海水浴場)」「大島ビーチ」などが人気です。
壱岐には砂地が広がる海水浴場が多いものの、点在する岩場の周辺では、ソラスズメダイやチョウチョウウオの仲間のほか、色とりどりの生物に出会えます。
海では、マスク・スノーケル・フィンの3点セットを中心に、浮力を確保するためのライフジャケット、日差しやケガから身を守るラッシュガード、紫外線をカットする日焼け止めや帽子を準備しましょう。
1日たっぷりと海を満喫したいなら、郷ノ浦港から車で約25分の錦浜海水浴場がおすすめ。
スノーケリングやシーカヤック、バナナボートなど約20種類のマリンレジャーが用意されていて、スノーケリングセットやライフジャケットなどのレンタル代も込み。水着とバスタオルさえあれば参加できます。
錦浜海水浴場のアクティビティは日帰りツアーでは時間が足りないため、1泊以上のゆとりのある日程で参加しましょう。
勝本港から車で約25分の芦辺港周辺は、昔ながらの素潜り漁を守る海女の里。現在も上質なウニが水揚げされています。
壱岐を代表する味覚といえば、うにめし。かつて芦辺の海女が、旧暦3月3日の節句に、豊漁と安全を祈願して氏神に供えた料理が、島内に広まったと伝わります。
「うにめし食堂はらほげ」のうにめしは、ウニの身やエキスを余すことなく米と炊き上げ、うま味と香りをたっぷり閉じ込めた至福の一膳。添えられた濃厚なウニだれをかければ、さらに芳醇な風味が広がります。
春〜夏にウニの水揚げがあれば、旬の生ウニ丼が登場することも。
芦辺でぜひ立ち寄りたいのが、うにめし食堂はらほげの店名の由来でもある「はらほげ地蔵」。お店から徒歩すぐの場所で、海に向かって静かに佇んでいます。
胸のあたりに丸い穴が空いていることからこの名で親しまれていますが、誰がいつ何のために祀ったのかは今も謎のまま。
干潮時は間近でお参りできますが、満潮時は胸まで海に浸かってしまいます。
芦辺港から車で約10分の場所にある「壱岐市立一支国博物館」は、壱岐最大の屋内観光施設として多くの観光客が訪れます。
館内では、弥生時代の暮らしを再現するジオラマや、島内の遺跡から出土した土器、鉄器などの展示があり、壱岐の歴史をたどることができます。
原の辻遺跡から出土した人面石の実物展示や、オリジナルミュージアムグッズは要チェックです!
壱岐市立一支国博物館から車で約5分の「原の辻一支国王都復元公園」は、中国の『魏志倭人伝』に記された、一支国の王都と考えられている場所です。
現在も発掘が続く、約2000年前頃に栄えた大規模な環濠集落跡で、高床式倉庫や物見櫓など、17棟の建造物が復元されています。
敷地内の「原の辻ガイダンス」では、遺跡の歴史や調査の成果が紹介されており、軽食スペースを併設。勾玉作りなどの体験メニューも開催されています。
原の辻から車で約10分の月讀神社は、日本に神道が広まるきっかけとなったとの説が残る古社です。
壱岐には神社庁に登録された約150の神社があり、パワースポット巡りを目的に訪れる観光客も少なくありません。
郷ノ浦港と芦辺港、印通寺港に併設された壱岐市観光連盟の観光案内所では、ミニガイドブックが付いたオリジナル御朱印帳を1500円で購入できます。
月讀神社から郷ノ浦港までは車で約15分。日帰りの場合は、ここから博多港に戻ります。
郷ノ浦港〜博多港のジェットフォイルは、季節によって便数や出発時刻が変わるので、旅行日の時刻表を確認して計画を立てましょう。
アクセスがよく、島内移動も楽な壱岐は日帰りでも観光しやすい島。ただし見どころは豊富なので、1泊、2泊と宿泊してさらに奥深い島の魅力を味わうのもおすすめ。
壱岐の宿泊先は主に4エリアに分かれ、それぞれに個性があります。
郷ノ浦は大小さまざまなホテルが立ち並ぶ繁華街。芦辺は海沿いの素朴な宿が魅力の港町。勝本は古民家を改装した宿が並ぶ漁師町で、隣接する湯本温泉には名湯が自慢の宿も。石田にはビーチまで徒歩圏内に民宿が点在しています。
2エリアに宿泊して、町歩きを楽しんでみるのもよさそうです。
TEXT:三浦淳
PHOTO:松島正二、三浦淳
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