島旅へ行こう 小笠原編!24時間の船旅で行く楽園で、絶対に体験したいアクティビティは?
2024.6.10
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近年大人気の旅行先、宮古島。美しい珊瑚礁が広がるまっ青な海と、それらが作り出す絶景スポット、郷土料理や沖縄民謡などの伝統文化、マンゴーやメロンなどのトロピカルフルーツと、さまざまな魅力があふれる沖縄の離島です。那覇からだけでなく、東京、大阪、名古屋、神戸などから直行便があり、アクセス良好なのも人気の理由。今回は2泊3日で宮古島を満喫するモデルプランをご紹介します。
目次
宮古島の空の玄関口は2つ。宮古島の繁華街である平良(ひらら)から車で15分ほどにある「宮古空港」には、羽田空港や関西空港などを結ぶJALやANAの飛行機が発着、伊良部島の隣にある2019年に開業した「みやこ下地島(しもじじま)空港」には成田空港を結ぶジェットスターや、羽田空港や神戸空港を結ぶスカイマークなどが離着陸します。
スカイマークからは羽田と神戸から下地島への直行便が就航。7月1日~8月31日は夏季限定*で福岡からも直行便が利用できます。飛行時間は、羽田からは約3時間、神戸・福岡からは約2時間。気軽に南国気分を味わうのに、宮古島はぴったりです!
*2024年10月26日までの運航ダイヤです。
その他、那覇⇔下地島も1日2便運航しています。詳細なダイヤは下記リンクよりご確認いただけます。
どちらの空港を利用するにしても、島を自由に回るにはレンタカーが便利。レンタカーを借りたら、さっそく宮古島観光へ出発!
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島旅
2024/12/05発売宮古諸島だけの完全ガイドブック! 島絶景、島グルメ、島カルチャーをとことん掘り下げて紹介。島の方からのおすすめ情報も。
宮古諸島だけの完全ガイドブック! 島絶景、島グルメ、島カルチャーをとことん掘り下げて紹介。島の方からのおすすめ情報も。
到着日、まずは宮古島きっての絶景スポットへ直行しましょう。どこまでも広がる海にフライトで疲れた体も即癒やされるはず。夏の宮古島で欠かせないマンゴースイーツをいただいたら、夜は民謡居酒屋へ。初日から一気に南の島スイッチが入るコースをご提案します。
絶景スポットの多い宮古島のなかでも絶大な人気を誇るのが、下地島の北側に位置する17エンド。下地島空港の滑走路沿いに遊歩道が設けられており、駐車場から先端まで徒歩15分ほどの絶景散歩が楽しめます。
左手に広がるのは眩いほどの白砂とソーダ色の海! 息を飲むほどの美しさですが、ビーチが現れるのは干潮時のみ。潮位表などで干潮の時間を確認して出かけましょう。下地島空港に隣接しているので、飛行機の進入方向によっては離着陸時に迫力ある飛行機の姿が見られることもあります。
下地島空港のホームページに飛行機のスケジュールが掲載されているので、それに合わせて訪れるのもいいでしょう。
夏の宮古島を代表する味覚といえばマンゴー。なんと宮古島は収穫量日本一を誇るマンゴーの生産地なんです。旬は6~8月で、この時期に宮古島に行くと採れたての完熟マンゴーを味わうことができます。「渡口の浜」に面したカフェレストラン「Blue Turtle」は自社農園で採れたマンゴーが自慢。すぐ目の前に広がる白砂のビーチを眺めながら濃厚なスムージーを楽しんで。
宮古島の夜、一度は体験したいのが民謡居酒屋。沖縄料理を味わいながら沖縄民謡をライブで楽しめる居酒屋で、盛り上がってくると全員総立ちで踊りまくって大盛り上がり、なんてことも。
平良市街地には10軒以上の民謡居酒屋があり、ハイシーズンはすぐに予約でいっぱいになるので、早めの予約がおすすめです。ちなみに南部にある広大な「シギラリゾート」でも、民謡ライブが楽しめる「琉球の風ライブステージ」が開催されています。ぜひシギラリゾートのホームページをチェックしてみてください。
丸1日滞在できる2日目は、ぜひアクティビティに参加してみましょう。周囲を美しい珊瑚礁に囲まれた宮古島はマリンアクティビティの宝庫。午後は観光やショッピングを楽しんで。夕食に人気店へ訪れたい場合は予約をお忘れなく!
特におすすめなのが、北部に広がる八重干瀬(やびじ)と呼ばれる珊瑚礁群でのシュノーケリングです。大小100以上ものサンゴ礁が集まり、色とりどりの熱帯魚や、ときにはウミガメも現れる自然豊かな海。ダイビングスポットとして有名ですが、シュノーケリングでも十分満足できますよ。
八重干瀬のシュノーケリングはポイントまでボートで移動するので、ツアー参加が必須です。初心者向けにライフジャケットを着用してシュノーケリングを楽しむものや、中・上級者向けのスキンダイビングができるものまでさまざまなツアーがあるので、自分のレベルに合わせて選びましょう。
八重干瀬ツアーは所要3~6時間。池間港から出港することが多いので、ツアー後は池閒島周辺の見どころを巡って平良まで戻りましょう。
池閒島と宮古島を結ぶのが全長1425mの池間大橋。海に向かってすっと伸びる橋の両サイドには八重干瀬へと続く美しいサンゴと、ターコイズブルーの海が広がります。
池間大橋を渡って宮古島に戻り、西平安名崎へ。風車がそびえる独特の景観が印象的。近くには「雪塩ミュージアム」があり、宮古島を代表するおみやげである雪塩が手に入ります。
平良に戻る途中、島の北東に位置する島尻地区にちょっと寄り道してみましょう。この地域は日本のなかでも奇祭として名高い伝統行事パーントゥが行われることで有名です。その集落に唯一あるお店が「島尻購買店」。
平良に戻ってディナーは「芳野商店」へ。宮古島産のキハダマグロや、採れたての海ブドウやモズクなど、ほかではなかなかお目にかかれない新鮮な素材を用いた料理が、リーズナブルに味わえます。特に「名物!こぼれまぐろ刺し」(748円)は驚きのコストパフォーマンス。ラフテーやチャンプルなど、定番の沖縄料理から居酒屋メニューまでさまざまな料理が楽しめます。
カウンターやテーブル席があり少人数でもグループでもOK。そうそう、島の居酒屋選びでちょっと注意しなければならないのが、喫煙可能店が多いということです。喫煙可能店だと20歳以下は入店できないので家族連れには厳しいのですが、こちらの店は禁煙なので小さな子供連れでもOK。タバコが苦手な人にもおすすめです。
最終日も効率よく宮古の思い出をつくりましょう。日本百景にも数えられる絶景ポイントで散策のあとは、ぜいたくな宮古牛がお得にいただける店でランチ。地元ならではの食材や人気のアイテムが見つかる市場でおみやげハントもお忘れなく!
最終日は宮古島の南東に延びる東平安名崎(ひがしへんなざき)へ。約2kmに渡って続く岬は緑に覆われ、まっ青な海を眺めながらの散策が爽快。岬の先端には灯台があり、上ることもできます。周囲には散策路が設けられているので、絶景散歩も楽しめますよ。
最後のランチは平良市街地にある「ユキシオステーキ」へ。ディナーは目の前の鉄板でシェフがお肉を焼いてくれる高級鉄板焼店ですが、昼はお得に宮古牛が味わえるんです。特にコスパがよいのは宮古牛ハンバーグランチ(2750円)。
ランチタイムでも、夜と同じく目の前の鉄板でシェフが焼いてくれるスタイル。粗めに挽かれた宮古牛は歯ごたえもよく、噛みしめるごとに肉汁がじわりと口中に広がります。至福とはまさにこのこと。旅の締めくくりの食事にふさわしい名店です。
フライトまでの時間はお買い物を楽しみましょう。空港でもいいのですが、おすすめは「あたらす市場」。農協が運営する農産物直売所で、地元農家が持ち寄った新鮮な野菜や果物から調味料、おみやげまでさまざまな商品が並びます。
見たことのない野菜を発見したときはテンションがあがります! 生鮮食品が買えるのも最終日ならでは。ただし紅イモを含むサツマイモ類は沖縄から本土に持ち出すことができないので注意してくださいね。
宮古島の滞在で悩むのが宿泊エリアの選び方。飲食店が集まるのは平良市街地で、ここに宿を取れば平良市街地の飲食店で夕食が楽しめます。ただし市街地の宿はシティホテルが多く、リゾートムードにはやや欠けるという面も。
のんびりとリゾートを満喫したいというのであれば、南部にある「シギラリゾート」や、来間島の「宮古島来間リゾート シーウッドホテル」、伊良部大橋の近くにできた「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」などに宿泊するのがおすすめです。
そのほかにも一棟貸しの宿やラグジュアリーなプチホテルなどもあるので、ぜひお好みのホテルを探してみてください。
梅雨もあけ、ベストシーズンを迎えた宮古島。美しい海と南国らしいのんびりとした空気を感じに、ぜひ宮古島へ!
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TEXT:澄田直子
PHOTO:吉川昌志、Pixta