• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

【新潟県】祝・ユネスコ無形文化遺産登録!村上大祭と、花の絶景で巡る春~初夏の新潟

sponsored by 新潟県

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2026年3月13日
公開日
2026年3月13日

毎年7月に開催される新潟県村上市の「村上祭の屋台行事」(村上大祭)が、2025年12月にユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の構成行事として追加登録されました。神輿の渡御に合わせて、傘鉾・荒馬と呼ばれる武者装束の行列などとともに「おしゃぎり」と呼ばれる屋台山車が旧村上城下を巡行する、村上市の地域に根づく祭りとして受け継がれています。また、新潟県には、春~夏に見頃を迎える花の名所が随所にあります。本記事では、ユネスコ登録で注目が高まる村上大祭と、春から夏にかけて楽しめる花の名所を紹介します。

【伝統】300年以上続く伝統行事「村上大祭」

新潟県北部の村上市で行われる村上大祭は、勇壮さと華やかさをあわせ持つ祭りとして知られています。江戸時代初期の寛永10(1633)年、藩主・堀直竒(ほりなおより)が今の地に西奈彌羽黒神社(せなみはぐろじんじゃ)社殿を造営し、臥牛山の元羽黒から御遷宮した際に遷宮祭を行ったのが起源とされています。

毎年7月6日が宵祭り、7日が本祭り。3基の神輿に御神霊を奉遷して、荒馬14騎と稚児行列を先導に町内を巡行する「お旅神事」であり、特に本祭りの朝から行われる19台のおしゃぎりの巡行は城下町に響く囃子とともに進み、その光景は訪れた人の記憶に残ります。その名の由来は、歌舞伎や狂言で、鉦や太鼓で演奏される音曲やお囃子のことを“しゃぎり”と呼ぶところからとされています(※諸説あり)。

  • 荒馬
  • 稚児行列

【伝統】ユネスコ無形文化遺産に「村上祭の屋台行事」が登録!

2018年に「村上祭の屋台行事」として国の重要無形民俗文化財に指定され、2025年12月にはユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録されました。また、新潟三大高市(たかまち=縁日文化として知られる祭礼)の一つにも数えられる、歴史と伝統ある祭りです。

ユネスコ無形文化遺産登録にあたり評価されたポイントは、永きにわたる地域コミュニティによる継承と儀礼・信仰・生活文化との結びつき。観光イベントではなく、“生きた文化”が300年以上承継されている価値が認められたのです。

村上大祭で曳き回されるおしゃぎりは19台。その内訳は、しゃぎり屋台11台、囃子(はやし)屋台6台、仁輪加(にわか)屋台2台です。しゃぎり屋台と囃子屋台は、村上の工匠たちが腕を競って作った彫刻と漆の技術の粋を集めたもの。伝統の堆朱堆黒(ついしゅついこく)の漆塗りを施したおしゃぎりの中には二百年以上前のものもあり、まさに絢爛たる美しさ。

おしゃぎりと、それを牽引する人々がまとう法被(はっぴ)の意匠は町ごとに異なります。実際に村上市を訪れて大祭を間近で見れば、城下町の昔ながらの町並みと祭りの一体感、人々の熱気に驚くことでしょう。おしゃぎりの前を横切ったり近づきすぎないよう、気をつけて観覧しましょう。

なお、村上市三之町には「おしゃぎり会館」(村上市郷土資料館)があります。ここには村上大祭で曳き回される屋台4台(1台は展示用)や傘鉾、荒馬が収蔵されており、絢爛豪華な造りをガラス越しに眺めることができます。令和8年はユネスコ無形文化遺産登録を記念して、7月5日に記念イベントを開催。7月5日~7日の3日間で楽しめます。

【花の絶景】三重櫓と桜が映える、高田城址公園の春

新潟の魅力は伝統文化だけではありません。ここからは春から夏にかけての花の名所も紹介していきましょう。まずは春の新潟を代表する観光スポット、高田城址公園。

ここは徳川家康の六男・松平忠輝公の居城として築城された高田城の跡に整備され、全体が新潟県の史跡に指定されています。公園の面積は約50ヘクタールあり、市街地の中心部に位置する公園としては全国有数の規模を誇ります。

園内には、復元された高田城三重櫓や歴史博物館、小林古径記念美術館などの文化施設、陸上競技場/野球場等のスポーツ施設、芝生広場や外堀をめぐる遊歩道などがあり、市民の散策や憩いの場となっています。

四季を通じてさまざまな表情を見せる高田城址公園は、春の桜の名所として有名。公園やその周辺を含めて約4000本の桜が咲き誇り、水面に映る三重櫓と桜の景色が広がります。三重櫓とともにボンボリの灯りに照らし出される美しさは、“日本三大夜桜”のひとつに数えられています。

桜の開花に合わせ、毎年「高田城址公園観桜会」が開催(3月下旬~4月上旬)。また、夏にはお堀一面を埋め尽くす蓮を見ることができます。その規模と美しさから、「東洋一」と称されており、こちらも毎年「高田城址公園観蓮会」が開催されます(例年7月中旬~8月下旬)。

【花の絶景】一面に咲き広がる、五泉・巣本のチューリップ畑

五泉市は、県内でも有数のチューリップの産地。“県の花”であるチューリップの球根を栽培・出荷するだけでなく見て楽しんでもらおうと、市では生産者に依頼してチューリップ畑を巣本地区の1ヵ所に集めています。

巣本地区は、ふたつの川にはさまれた場所。その昔、川が氾濫したことで砂地の土壌となったため、チューリップの栽培に適しています。オランダなどから球根を輸入したり品種改良を行い、春には多種多様かつ鮮やかな花が咲き誇ります。

五泉市は例年4月中旬に「チューリップまつり」を開催しています。チューリップの抜き取り・ポット販売、特産品の販売も行われます。

【花の絶景】海と花の絶景、佐渡・大野亀のトビシマカンゾウ

“飛島萱草(トビシマカンゾウ)”をご存知でしょうか。この花は山形県酒田市の北西にある飛島と、新潟県の佐渡島のみに分布する希少な多年草です。毎年5月~6月に黄色やオレンジの可憐な花を咲かせます。

主な生育地は ”海の近くの断崖” です。『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』二つ星として掲載された巨岩・秘境が佐渡の「大野亀」。標高167mの一枚岩が日本海に突き出している様は圧巻です。この地域は、100万本ものトビシマカンゾウの日本一の群生地。黄色い花が一面に広がり青い日本海と美しいコントラストを成す季節には、特に多くの人が訪れます。

花の見頃は5月下旬~6月上旬。毎年、トビシマカンゾウの最盛期に合わせてカンゾウをテーマにしたイベントも開催されます。

ちなみに上写真で遠くに見えるのが“二ツ亀”。二匹の亀がうずくまっているように見える小島で潮の満ち引きで景色が変わります。遊歩道もしっかり整備されているのでトビシマカンゾウや絶景をゆったり鑑賞できます。この春~初夏は、トビシマカンゾウ咲き誇る佐渡へ!

【花の絶景】黄色のじゅうたんが広がる、津南ひまわり広場

山あいに位置する広大な農業大地に、夏、まばゆい黄色のじゅうたんが広がります。約50万本のひまわりが咲き誇る「津南ひまわり広場」。毎年、長期間花の見頃を楽しんでもらうために畑を3つに分けて咲く時期をずらしており、山あいの豪雪地として知られる津南の“夏の風物詩”となっています。例年8月上旬~下旬に開催されます。

津南町のひまわり畑はかつて青年農業士(野菜研究会)のメンバーが、自らが楽しむために50アールの遊休農地を利用して作付けをしたのがはじまり。1993年から町の観光協会主催となり、現在では約4ヘクタールの面積に約50万本のひまわりが作付けされています。なお、2005年に津南町が制定50周年を迎え、住民投票によりひまわりは“町の花”となりました。

常設の見晴台からはひまわり畑を一望することができ、“ひまわりの海”とも呼ばれる絶景を写真に収めることができます。また、畑の中には「ひまわり迷路」があり子供たちに大人気(無料)。広場には多くの露店が並び会場を盛り上げるため、家族連れも数多く訪れます。

まとめ:村上大祭と花の絶景

2025年に制定された、大地と雪の恩恵を表した「新潟観光ブランドロゴ」

本記事では、昨年のユネスコ世界無形文化遺産への登録を機に注目される村上大祭と、四季折々の花が彩る新潟の風景にスポットライトを当てました。南北に長く、大地と雪の恩恵を受ける新潟には、数えきれないほど観光スポットがあります。また全国有数の米どころである新潟は絶品グルメにもこと欠きません。多彩な魅力・本当の豊かさにあふれる新潟県をこの春~夏に訪れてみませんか。

伝統文化と季節の風景が重なり合う新潟。春から夏にかけて訪れれば、その土地に根づく暮らしの豊かさをより深く感じられるはずです。

新潟県の観光スポットをもっと知りたい方は、にいがた観光ナビをご覧ください。

新潟県のおすすめ観光・旅行情報!にいがた観光ナビ

トップへ戻る

TOP