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エルサルバドルは中米に位置する国であり、太平洋に面した美しい海岸線と、壮大な火山が特徴的な国だ。面積は比較的小さく、中央アメリカの中で最も小さな国だが、数々の内乱を乗り越えて、豊かな自然と歴史や文化が織りなす独特の雰囲気を持つ。観光地としての知名度は高くないが、それゆえに人混みを避け、未開の地を探索するような感覚で旅を楽しめる。安全面に注意しながらも、エルサルバドルの多様な魅力を存分に味わおう。

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観光スポット情報

観光のポイント

  • 太平洋の波に乗る

    エルサルバドルといえば、まず思い浮かべるべきは太平洋沿岸の美しいビーチ。中でも、サーフィンのスポットとして名高い「プンタ・ロカ」や「エル・トゥンコ」は外せない。初心者から上級者まで楽しめる波が立ち、年間を通じてサーフィンが楽しめる環境が整っている。特に夕暮れ時、オレンジ色に染まる海をバックにサーフィンを楽しむ体験は、他では味わえない特別なものだ。また、サーフィンをしない人でも、ビーチでリラックスしたり、新鮮なシーフードを楽しんだりすることができる。

  • 火山の壮大な景色を堪能

    エルサルバドルは「火山の国」とも称され、その圧倒的な景観は一見の価値がある。「サンタ・アナ火山」や「イロパンゴ火山」などの火山群は、トレッキング愛好家にとってはたまらない魅力だ。カルデラ湖であるコアテペケ湖周辺のセロ・ベルテと呼ばれる地域は、絶景が広がり高原の避暑地として人気を集める国立公園となっている。トレイルは比較的歩きやすく、初心者でもチャレンジ可能だが、適切な装備と準備は必要だ。火山の迫力と大自然の美しさが、一瞬一瞬を記憶に刻み込む。

  • コーヒーの香り漂う山岳地帯

    エルサルバドルは、コーヒーの生産地としても世界的に有名で、その品質は高く評価されている。「ルタ・デ・ラス・フローレス」と呼ばれるコーヒー街道では、豊かな自然に囲まれた山岳地帯を巡りながら、伝統的なコーヒー農園を訪れることができる。見学ツアーでは、コーヒー豆がどのように栽培され、焙煎されているのかを学び、新鮮なコーヒーを試飲できる。

  • 古代文明の謎に触れる

    エルサルバドルには、かつてマヤ文明が栄えた遺跡が点在しており、その中でも「ホヤ・デ・セレン遺跡」は必見のスポットだ。「中米のポンペイ」とも呼ばれるほど保存状態が良く、火山灰に覆われたままの古代マヤの村が残されている。家屋や生活用品がそのままの形で残されており、当時の人々の生活を垣間見ることができる。

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