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ベネズエラは南米の北部に位置し、豊かな自然と文化に恵まれた国だ。広大なアマゾン熱帯雨林からアンデス山脈の雄大な景観、そして世界最長のカリブ海沿岸を有する。特に有名なのがエンジェルフォールで、世界でもっとも高い落差を誇る滝を見れば一生忘れられない思い出となるだろう。また、ベネズエラは自然だけでなく、カラカスやマラカイボといった都市にも魅力があり、カリブ文化、スペインの影響を受けた建築や料理も楽しめる。歴史的には独立運動の英雄シモン・ボリーバルが生まれた地でもあり、その足跡をたどる旅も興味深い。ただし、治安の面では慎重な計画が必要。

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観光スポット情報

観光のポイント

  • 世界遺産の秘境を巡る

    ベネズエラに訪れたなら、まずは圧倒的な自然美を体感しよう。特に、ギアナ高地に位置するエンジェルフォールは必見。滝壺までの道のりは決して容易ではないが、滝の轟音が聞こえてきたときの感動は格別。雨季には水量が増し、一層迫力を見せる。さらに、自然遺産カナイマ国立公園では、テプイと呼ばれるテーブルマウンテンも見逃せない。古代の大地を思わせるその独特の景観は、ほかでは決して味わえない神秘的な体験をもたらしてくれる。

  • 都市のカリブ文化に触れる

    カラカスやマラカイボなどの主要都市では、カリブ文化とスペイン植民地時代の歴史が融合した独特の雰囲気を楽しむことができる。カラカスの旧市街には美しい植民地時代の建物が並び、シモン・ボリーバルの生家も必見。マーケットには色とりどりの果物や香辛料が並び、その香りにそそられるだろう。

  • 野生動物との出合い

    オリノコ川流域やロス・リャノスの平原では、豊かな野生動物が観察できる。ジャガー、アナコンダ、ピンクイルカ、そして数多くの鳥類が生息しており、サファリツアーに参加して動物との出合いを楽しもう。乾季になると動物が集まりやすく、サファリ体験が一段と充実する。野生動物の観察だけでなく、川下りや釣りといったアクティビティも豊富。

  • ベネズエラ料理を堪能する

    ベネズエラの代表的な料理にはアレパというトウモロコシのパンがあり、なかにチーズや肉を挟んで食べるのが一般的。また、カカオの産地としても知られ、チョコレートは世界的にも高い評価を受けている。また、パベロン・クリオージョと呼ばれる料理は、甘いバナナと塩味のビーフが組み合わさった一皿で、地元の家庭料理として親しまれている。ベネズエラの多様な味わいを堪能しよう。

  • ロス・ロケス諸島でのんびり

    リラックスしたいなら、ロス・ロケス諸島へ。カリブ海に浮かぶこの諸島は、透明度の高い海と白砂のビーチが広がる楽園だ。シュノーケリングやダイビングを楽しむのに最適で、色とりどりの魚やサンゴ礁が美しい。人里離れたビーチでのんびりと過ごしたり、地元の漁師がとってきた新鮮な魚介を味わったりしてみよう。

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