【連載企画】コソヴォとアルバニアの旅・ダイジェスト!
2018.4.16
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コソヴォ(コソボ)の歩き方
コソヴォ(コソボ)には、歴史的な修道院や教会が数多くあり、荘厳な山々や美しい田園地帯の風景が人々を魅了している。この国の人々はあたたかく、観光客を歓迎してくれるのも訪れたくなる理由のひとつだ。地元の市場やレストランでは、伝統的なコソヴォ料理が味わえるので、グルメな旅人にもおすすめ。新鮮な食材を使った料理や地域の特産品をぜひ堪能してみてほしい。歴史と自然、文化が絶妙に融合したこの国で、冒険の旅を楽しんでみよう。
13~14世紀にかけて建てられた多数の修道院が存在するコソヴォ。その美しさと宗教的な重要性で知られ、ユネスコの世界遺産にも登録されているグラチャニツァ修道院やヴィソキ・デチャニ修道院は、内部に描かれた壮麗なフレスコ画と独特の建築様式が必見だ。また、修道院周辺の静かな風景と調和し、まるで時間が止まったかのような感覚を味わえる。歴史好きならずとも、その神聖な空間に心が洗われるだろう。
プリズレンはコソヴォのなかでも特に美しい町のひとつで、中世からの歴史が色濃く残っている。石畳の道を歩けば、オスマン帝国時代の建物や橋が現代の町並みと調和しており、どこを切り取っても絵になる風景が広がる。レヴィシケ(リェヴィシャ)の生神女教会やプリズレン城塞は外せないスポット。特に、城塞からは町全体を一望できる絶景が広がり、特別なひとときが過ごせるはず。ゆっくりと散策しながら、歴史と現代が交錯する独特の雰囲気を堪能しよう。
コソヴォの料理はアルバニア料理をベースにしながらも、周辺国の影響を受けた独特の味わい。ぜひ食べてほしいのがプレスカヴィッツァという肉料理やフリーヤというパイ料理。どちらも伝統的な家庭料理で、地元のレストランで手軽に味わえる。さらに、首都プリシュティーナやプリズレンの市場では、新鮮な地元食材を使った料理も楽しんでみてほしい。食後はコーヒーやラキアという蒸留酒を、あたたかいホスピタリティとともにゆっくりと堪能するのがおすすめだ。