【2025年版】香港国際空港から香港市内のアクセス方法3選！料金や所要時間を解説

香港国際空港（HKG）は、香港市内から約35kmのところに位置する、アジアを代表するハブ空港のひとつ。日本からは、日本航空（JAL）や全日空（ANA）をはじめ、香港航空やキャセイパシフィック航空などが直行便を運航しています。

香港国際空港には、ターミナル1と2、フェリーターミナルの「スカイピア」があります。2025年11月現在、ターミナル2は拡張工事を終えたばかりで、すべてのフライトがターミナル1に発着します。また、フェリーは現在一時運休しているので、最新情報は空港の公式ページをチェックしてください。空港内には、約220軒のショップと60以上の飲食店があり、ショッピングからグルメまで空港での時間を満喫できます。

エアポートエクスプレスは、香港国際空港と香港市内を結ぶ高速鉄道。「博覧館（ポッラムグン）」を始発駅として、香港国際空港、新界のニュータウン「青衣（チンイー）」、尖沙咀（チムシャツォイ）西側の新開発区にある「九龍（ガウロン）」、中環の西側にある「香港（ヒョンゴン）」（MRT「中環（ジョンワン）」駅と直結）に停車します。所要時間は空港から青衣駅まで約14分、九龍駅まで約22分、香港駅まで約24分です。

エアポートエクスプレスの乗り場は、到着ロビー5階を出て「Airport Express」の案内に従って進んだ先にあります。乗車券については事前にオンラインで購入するか、到着ロビー5階にあるエアポートエクスプレスのチケットカウンターで切符もしくは交通系ICカード「オクトパス（八達通）」を購入。切符はカウンター付近にある自動券売機でも購入が可能です。

香港国際空港と香港各地を結ぶエアポートバスを利用して、中心部までアクセスする方法もあります。停車するバス停の数が少ない「A路線」と、空港の諸施設を経由するため所要所間がかかる「E路線」などの路線があります。また、深夜の時間帯に運行されているナイトバス「N路線」もあります。

バス乗り場は、到着ロビーを出てTo City（往市區）とBus（巴士）と書かれた案内に従って進んだ先にあります。運賃は乗車時に現金、交通系ICカード（オクトパス）、クレジットカード（VISA、Master）を利用した非接触型の決済サービスのいずれかで支払います。なお、現金の場合はおつりが出ないため、小銭を用意するか、バス乗り場に併設された売り場でチケットを購入しましょう。

以下は、主要ホテルや繁華街付近に停車する便利な路線です。

タクシー乗り場は、到着ロビーを出て左手側のスロープ付近にあります。香港のタクシーは行き先ごとに色分けされており、香港島や九龍半島の繁華街などには「赤色」、九龍半島の新界エリアへは「緑色」、ランタオ島（香港ディズニーランド）周辺には「水色」のタクシーを利用しましょう。目的地の名称（ホテル名など）と住所を漢字で書いたメモを渡すとスムーズです。

料金の目安は、香港島の中環まで約375香港ドル、九龍半島の尖沙咀まで約290香港ドル、所要時間は約30分～。なお、香港では全座席でシートベルトの着用が義務付けられているので注意が必要です。また、ドライバーとのトラブルを避けるために、メーター走行であることを確認してから乗車するようにしましょう。一部のタクシーはクレジットカードを使えますが、現金払いがほとんどです。

香港国際空港から香港市内への移動には、さまざまなアクセス方法があります。この記事で紹介した行き方を参考に、それぞれのメリット・デメリットを確認して自分に合ったスムーズな移動手段を見つけてください。