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1月17日公開!香港のあの魔窟を再現したメガヒットアクション映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
2025.1.6
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美食の街・香港に行くと必ず見かけるといっても過言ではない叉焼飯(チャーシュー飯)。甘じょっぱいタレを塗って香ばしく焼いた叉焼をのせたご飯はいわば香港人にとってのソウルフードです。ちなみに、最近香港で大ヒットを記録し話題となっている映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』にも登場していて、コラボメニューも登場しているのだとか。香港を旅する気持ちでぜひ名物料理の味を味わってみてください。
香港人のソウルフードといえば叉焼飯(チャーシュー飯)。日本でチャーシューというと、煮豚をスライスしたものでおもにラーメンの具として入っているイメージが強いですが、広東料理の本場である広州、香港、マカオでは焼き豚のことを指します。豚もも肉や肩ロースの赤身肉を、塩や砂糖、醤油、酒などを混ぜたタレに漬け込んでから串に刺し、独特の炉で蒸し焼きにします。焼く際に表面にはちみつを塗ることが多く、「蜜汁叉焼(ミージーチャーシャオ)」という名でも親しまれています。甘じょっぱいタレが沁み込んだ柔らかな豚肉はご飯と相性抜群! 思わずかっ込みたくなるおいしさです。
叉焼は庶民的な「燒臘店(シウラプディム)」(ローストしたお肉を売る専門店)から高級レストランまで幅広く提供されています。大衆食堂でサク飯として楽しむもよし、おしゃれディナーで夜景を見ながらじっくり味わうもよし。香港を旅する際には、High & Lowを食べ比べてみるものおすすめです。
香港でメガヒットし、第97回アカデミー賞® 国際長編映画賞香港代表作品に選出されたことでも話題の映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』。その映画にも叉焼飯が登場します。裏社会の組織に追いつめられ九龍城砦に逃げ込んだ密入国者の男が、九龍城砦の伝説的リーダーの人情に触れるという重要なシーンで、リーダーが男にふるまったのが「叉焼飯」。ギリギリ生き延びれる程度の食事しかとっていなかった男が口いっぱいに叉焼飯をほおばる姿は感動を誘う一方、最大の飯テロのシーンでもあります。
そんな飯テロにやられた人に朗報です。香港料理レストラン「喜記(へいげい)銀座店」で『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のコラボメニューが期間限定で誕生。劇中で登場する叉焼飯をメインに香港の名物料理が全5品そろった「叉焼飯セット」が、平日ランチタイムのみ2月28日まで提供されます。叉焼飯はもちろん、滋味深いスープや香港の食事に欠かせない青菜炒め、ポメロやマンゴー、タピオカをマンゴーピューレやココナツミルクで和えた香港スイーツ楊枝甘露など、香港で定番の料理が一度に味わえてお得です。
コラボメニューの提供期間に間に合わない人も、ディナータイムと土・日曜、祝日にアラカルトでスープ付きの叉焼飯が1800円(税込)でいただけます。プラス200円で目玉焼き追加もできるそう。
映画の世界と香港旅気分が味わえるこのメニュー。ぜひ試してみてはいかがですか?
TEXT:清水真理子